BMWブランド初の前輪駆動車「2シリーズ アクティブツアラー」の日本仕様が発表
挑戦にかけるリスクも大きそう
駆け抜ける喜びと使える BMWの葛藤
▼BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー 発表会映像
▼BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー 海外試乗動画
BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー 概要・スペック・価格
概要
- BMWブランド初の前輪駆動モデル
- 納車は12月から
スペック
エンジンスペック(3種)
-
直列3気筒DOHC 1.5L ターボ
最高出力:136ps/4400rpm
最大トルク:22.4kgm/1250-4300rpm
燃費:16.8km/L -
直列4気筒 2L ターボ
最高出力:231ps/4750rpm
最大トルク:35.6kgm/1250-4500rpm - 2015年5月ディーゼルエンジンモデルが追加に
燃費22.2km/L BMW2シリーズアクティブツアラーにディーゼル
その他スペック
- 全長×全幅×全高:4350×1800×1550mm
- ホイールベース:2670mm
- インテリアに、アクセントトリム付きインテリアトリムパネル、クロームエレメント
- 8.8インチ高解像度ワイドコントロールディスプレイ
- タッチパッド付きiDriveコントローラー採用「iDrive ナビゲーション・システム」を全車標準装備
- やや高めの着座位置により乗降性を高め、良好な視界を確保
- 後席は、前後に130mmスライド可能
- 後席バックレストは、-1.5度から+28.5度まで3段階調節、3分割(40:20:40)可倒式
- ラゲッジルーム容量:最大1510L(通常時468L)
価格
直列3気筒 1.5Lターボ モデル(全車6速AT、駆動はFF)
- 218i アクティブ ツアラー:332万円
- 218i アクティブ ツアラーLuxury:381万円
- 218i アクティブ ツアラー M Sport:368万円
直列4気筒 2L ターボモデル(8速AT、駆動は4WD)
- 225i xDrive アクティブ ツアラーM Sport:494万円
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ブランド価値の”走る喜び”を最大にするため、これまで後輪駆動とそれをベースにした4WDを開発し、ファンを増やしてきたBMW
しかし、環境性能が注目され始め、小さなクルマの価値が見直されると、以前と同じ考えで高級感に有利なFRだけでは、ブランド成長の限界が見えてきた
BMWが持つMINIブランドは、前輪駆動で世界的に成功しているし、ライバルのメルセデスも、コンパクトな前輪駆動車をエントリーモデルとして開発、ユーザーを増やした
そうなると、BMWも前輪駆動車を開発し、ユーザーを増やすのが成長のためには良さそうだけど、問題はファンにどう受けとめられるかだね
2シリーズと名がつくものの、後輪駆動を採用する2シリーズとは作りが違うアクティブツアラー
2シリーズはこちら:BMW2シリーズ 動画で感じるコンパクト
使い勝手を最重視し、前輪駆動のコンパクトな駆動システムを最大限にいかした室内空間
研究しつくした後部の空間は、ライバルと比較しても問題はなさそう
ラゲッジスペースの広さは、後に駆動システムがあるFRではできなかった、BMW念願の空間だね
気になる運動性能についてBMWは、”最新の技術を投入したので、FRとの違いがほぼわからないと思う”と語るほど、自信を見せている
けれど、それはどうなんだろう
FRのメリットをアピールできなければ、他のBMW車を購入する大きな理由がなくなってしまうし、ファンの人たちはこれまでそれを魅力と考えて買ってきたんじゃないかな
アクティブツアラーの日本導入でBMWはユーザー層を広げそうだけど、得意な走りの部分が目立たなくなってしまうようであれば、利益が大きい上級モデルをメインとするBMWは厳しくなりそう
成長のための前輪駆動車導入
販売のバランス感が重要になりそうだね