ホンダが、3列シート6人乗り新型ハイブリッドミニバン「ジェイド」を発表
不可思議なスペックが、正式公開でスッキリ(笑)
プリウスαに燃費をゆずり、豪華さで勝負のホンダ ジェイド!ターボは後に
▼ホンダ ジェイド 発表会動画
▼ホンダ ジェイド 開発責任者×ジャーナリスト 試乗動画
▼ホンダ ジェイド 試乗動画
▼ホンダ ジェイド エクステリア 画像
▼無限 ホンダ ジェイド
ホンダ JADE 概要・スペック・グレード・価格
概要
- 「ストリーム」の後継モデルとなるミニバン
- モデル名の「JADE(ジェイド)」は英語で「翡翠(ひすい)」を意味する
- これまでリアタイヤ間に搭載されていたリチウムイオンバッテリーを、フロントシート間センターコンソール部分に移動し、全高を抑え立体駐車場が利用可能なモデルとした
- しばらくはハイブリッドだけだが、1.5Lダウンサイジングターボの投入も予定
- 月販目標台数:3000台
スペック
- 全長×全幅×全高:4650×1775×1530mm
- ホイールベース:2670mm
- パワートレイン:直列4気筒 1.5L「L15B型」+モーター
- ミッション:7速デュアルクラッチ
- 駆動:FF
- 燃費:25.0km/L
- サスペンション(前/後):前ストラット/後ダブルウィッシュボーン
- ダブルウィッシュボーン式リアサスペンションはアッパーアームを湾曲させ、ボディーに直付けし「超高密度低床プラットフォーム」を構成
- フロントストラット式サスペンションに高剛性スタビライザーを組み合わせ、ダンパーにはピストンスピードに対して減衰力をリニアに発生させ、応答性も高める「ホンダプログレッシブバルブ」を採用
- フロア下に配置する燃料タンクと排気システムでも薄型化を追究
- タイヤサイズ:ハイブリッド 205/60 R16、ハイブリッドX 215/50 R17
- ボディカラーは全7色
ジェイド公式サイト ボディカラー:スタイリング | ジェイド | Honda
その他スペック
- 「ハイブリッド X」の17インチホイールに、フラグシップセダン「レジェンド」でも使われている、タイヤ内部で発生する共鳴音を打ち消す効果を持つ「ノイズリデューシング」機構を搭載
- サードシートに座る乗員の閉塞感緩和と、ラゲッジスペースの使い勝手を高めることを目的に、リアハッチがルーフ後端までL字型に開くスタイルを採用
- 「エマージェンシーストップシグナル」、「i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム」を全車標準装備
- 助手席側ドアミラーカメラで得た映像をナビ画面に表示する「レーンウォッチ」を世界初採用
- セカンドシートは、シートレールを車両後方に向けて約20度内側に前後170mmスライド
ホンダ ジェイド 価格
- ハイブリッド:272万円
- ハイブリッド X:292万円
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28.0km/Lと言われていた燃費が、25.0km/Lになったジェイド
この数値は、ほぼ同サイズのライバル「トヨタ プリウスα」の26.2km/Lより低く、後発なのに物足りない…
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これをフォローするような情報はないので、ここは後に追加されるという、ホンダの1.5Lダウンサイジングターボエンジンに期待
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同じパワートレインを積んでいるSUV「ヴェゼル」とセダン「グレイス」には4WDがあったので、そちらもターボモデルでとなりそう
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ハイブリッドで進化した超高密度低床プラットフォーム
ではホンダ ジェイドの魅力はどこなのか
それはまず、とにかく低いということ
燃料タンクやマフラー、ハイブリッドシステム用のバッテリー搭載位置まで作りなおしたジェイドは、立体駐車場に対応できるサイズながら室内空間が広い
この考えはホンダが以前のモデルから持っていたものだけど、「ハイブリッドで」というところが新しいね
▼ホンダ ジェイド 超高密度低床プラットフォーム 画像
プリウスαがトーションビーム式を採用しているリアサスペンションでは、室内空間を犠牲にしないよう特殊な形のダブルウィッシュボーン式を採用
スペースと乗り心地を両立させている
▼ホンダ ジェイド リアダブルウィッシュボーンサスペンション 画像
フラッグシップセダン レジェンド譲りの装備
ジェイドには、倍以上価格が違うホンダのフラッグシップセダン「レジェンド」の技術も採用されている
ホンダ レジェンド スペック・価格:セダン版NSX!ホンダ新型レジェンド SH-AWDに生き様
タイヤ消音技術「ノイズリデューシング」に、最新の安全装備「ホンダセンシング」
サイドミラーから後ろを映す、世界初採用の「レーンウォッチ」もつく
▼ホンダ ジェイド ノイズリデューシング機構 画像
▼ホンダ ジェイド レーンウォッチ 画像
価格帯が違うクルマのようにも見えるインテリアや、このクラスで全車採用は珍しい本革巻きステアリングは豪華
▼ホンダ ジェイド インテリア 画像
ジェイドの性格を決定付けるシートレイアウト
トヨタ プリウスアルファなど、ライバルの3列シートミニバンは、7人乗り
しかし、ジェイドは2列目を2人乗りとした、6人乗りだ
こうなったのには、カラクリが得意なホンダの新しいアイディアがある
2列目シートには、リアタイヤを避けるため内側に寄りながら後ろに170mmのロングスライドをする、「Vスライドキャプテンシート」を採用
▼ホンダ ジェイド シートレイアウト 画像
※1枚目と2枚目の画像の、2列目シート間距離を見比べると、「Vスライドキャプテンシート」の動きがわかりやすいと思います。
これによって、底床ミニバンでは難しかった、広いリアシートニースペースの確保に成功
実はジェイドのライバルはミニバンだけではなく、ミドルクラスのセダンもらしい
この考えは、先日トヨタが発表した新型「アルファード」、「ヴェルファイア」とも共通しているね
新型アルファード・ヴェルファイアトヨタ2015モデルチェンジ新型ヴェルファイア/アルファード 燃費19.4km/L ダブルウィッシュボーン!
燃費は物足りないけれど、その他には新しさと質の高さが見えるジェイド
ホンダが狙っているとおり、ミニバンユーザー”以外”も獲得できると、これからのクルマのパターンが広がりそうな気もするね