メルセデス・ベンツが新型Eクラスクーペの改良を発表しました。
主力スポーツモデルとして最新技術が続々投入される新型Eクラスクーペについて、価格やスペックなどを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】48Vマイルドハイブリッド!メルセデス新型Eクラスクーペ日本発売!
- メルセデスベンツ新型Eクラスクーペの【主な変更点まとめ】
- メルセデスベンツ新型Eクラスクーペの外装(エクステリア)デザイン
- メルセデスベンツ新型Eクラスクーペのボディサイズは?
- メルセデスベンツ新型Eクラスクーペの内装(インテリア)デザイン
- メルセデスベンツ新型Eクラスクーペのパワートレインとスペックは?
- メルセデスベンツ新型Eクラスクーペの燃費は?
- メルセデスベンツ新型Eクラスクーペの安全装備は?
- メルセデスベンツ新型Eクラスクーペの価格は?
- メルセデスベンツ新型Eクラスクーペの発売日は?
- メルセデス・ベンツEクラスを「おさらい」
【最新情報】48Vマイルドハイブリッド!メルセデス新型Eクラスクーペ日本発売!
▼メルセデス新型Eクラスクーペの画像
メルセデス・ベンツが「Eクラスクーペ」の改良モデルとして「48V電気システム」を採用した「E200」「E200スポーツ」、高出力の新エンジンを搭載した「E300スポーツ」の日本発売を発表しました。
メルセデス・ベンツEクラスクーペは、ブランドの上級モデルとして販売されているEクラスのスポーティなボディタイプとして用意され、高い走行性能も楽しむことができるモデルとなっており、2018年8月に小規模の改良を発表していました。
改良日本発売が発表された「E200」「E200スポーツ」は、新開発の1.5Lターボエンジンに「BSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)」、「48Vボルト電気システム」などを採用することで性能を向上。
「E300スポーツ」は、2Lエンジンにツインスクロールターボチャージャーと可変バルブリフトシステム採用し、スペックがアップされています。
▼メルセデス・ベンツEクラスセダン/ワゴン
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▼メルセデス・ベンツEクラスカブリオレ
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メルセデスベンツ新型Eクラスクーペの【主な変更点まとめ】
▼メルセデスベンツ新型Eクラスクーペの変更点
- 「E200」に、48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載
- 「E300」に最新の2Lターボエンジンを採用
▽2018年9月改良
- 電気システムを走行パフォーマンスの向上に使用した「メルセデスAMG 53」を発売
▽2018年8月改良
- 従来の「E 400 4MATIC」で採用されていたV型6気筒3.5Lエンジンを3Lに変更し、出力をアップした「E 450 4MATIC」を新設定
- ステアリングに、ナビゲーションの操作や車両の設定などを行うことができる「タッチコントロールボタン」や「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)」を操作するスイッチを新設定
- 64色から選択可能な「イルミネーテッドエアアウトレット(前席)」を採用
メルセデスベンツ新型Eクラスクーペの外装(エクステリア)デザイン
▼メルセデス・ベンツ新型Eクラスクーペの画像
メルセデス・ベンツ新型Eクラスクーペの外装は、最新のブランドデザインにあわせより優雅なスタイルに仕上げられています。
前モデルからボディサイズを拡大したことにより、全体に余裕ができボディラインはより滑らかに。
▼メルセデスAMG新型E53クーペの画像
AMGモデルとして用意されたE53クーペでは、迫力ある専用のエクステリアパーツが採用され、スポーツモデルとしての魅力がアップしています。
メルセデス・ベンツ新型Eクラスクーペを前モデルと比較!
▼メルセデス・ベンツEクラスクーペ(前モデル)
メルセデス・ベンツ新型Eクラスクーペを前モデルと比較すると、デザインコンセプトが大幅に変更されていることがわかります。
前モデルではソリッドな印象だったボディラインは、新型Eクラスクーペでよりラグジュアリーさを感じられるものとされ、拡大した室内空間などをイメージできる仕上がりになっています。
メルセデスベンツ新型Eクラスクーペのボディサイズは?
▼メルセデス・ベンツ新型Eクラスクーペのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4830×1860×1430mm
- ホイールベース:2875mm
- 車重:1730kg
- 参考
・Eクラスクーペ(前モデル)
全長×全幅×全高:4745×1785×1395mm
ホイールベース:2760mm
車重:1680kg
メルセデス・ベンツ新型Eクラスクーペのボディサイズは、前モデルから全長+85mm、全幅が+75mmと大きく拡大しました。
これによりEクラスの車格に最適化し、より快適な室内空間が実現されています。
Eクラスセダンとの比較ではトレッドを拡大、車高をダウンすることにより、ワイド&ロースタイルになっています。
メルセデスベンツ新型Eクラスクーペの内装(インテリア)デザイン
▼メルセデス・ベンツ新型Eクラスクーペの画像
メルセデス・ベンツ新型Eクラスクーペの内装は、上級ラグジュアリーモデルとして質感が向上されました。
前モデルからボディサイズが拡大されたことで後席では、レッグルームが74mm、ショルダールームが34mm、ヘッドルームが15mm拡大しています。
改良により新設定された「イルミネーテッドエアアウトレット」は、タービンエンジンをイメージしたフォルムの送風口で、全体がシルバーシャドー仕上げとなっているほか、64色から選択可能なイルミネーションが送風口の内側に仕込まれており、未来的な雰囲気に。
エアコンディショナーの温度を上げる操作を行った場合には、アンビエントライトが赤く、温度を下げる操作を行った場合には、青く光るなど、操作内容が直感的に感じられる機能も備えています。
最新のステアリングが装備され、ステアリングから手を放さずにナビゲーションの操作や車両の設定などを行うことができる「タッチコントロールボタン」や「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)」を操作するスイッチが採用されました。
▼メルセデスAMG新型E53クーペの画像
▼メルセデス・ベンツ新型Eクラスクーペの室内スペック
- トランク容量:425L
- 乗員:4人乗り
メルセデスベンツ新型Eクラスクーペのパワートレインとスペックは?
▼メルセデス・ベンツ新型Eクラスクーペのパワートレインとスペック
- E200【改良】
直列4気筒1.5Lターボ+48Vマイルドハイブリッド
出力:184ps/28.6kgm - E300【改良】
直列4気筒2Lターボ
出力:258ps/37.7kgm - E450
V型6気筒3Lツインターボ
出力:367ps/51.0kgm - AMG E53 4Matic+
パワートレイン:直列6気筒3Lターボ+電動コンプレッサー+モーター機能付発電機「EQブースト」
最高出力:435ps
最大トルク:53.0kgm - トランスミッション:9速AT
- 駆動方式:FR or 4WD「4MATIC」
メルセデス・ベンツ新型Eクラスクーペには、1.5Lから3Lのターボエンジンが用意されています。
改良では、「E200」に前モデルの2Lエンジンから排気量を縮小しながら、最高出力を維持した新開発1.5Lエンジンを採用。
「BSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)」、「48Vボルト電気システム」を組み合わせることで、必要に応じて16.3kgmの大きなトルクでエンジンをアシストすることができるようになっています。
また、「E300」では排気量2Lの最新エンジンを採用し、ツインスクロールターボチャージャーと可変バルブリフトシステム採用し、低回転から高回転まで伸びやかな加速を実現。従来モデルと比較して、最高出力が13psアップした258psとなりました。
その他「AMG E53」は、最新の「EQブースト」マイルドハイブリッドシステムを搭載し、モーター機能付きの発電機でエンジンをアシスト。
加えて、電動コンプレッサーにより空気を送り込むことで、ターボラグのない高レスポンスな走りが実現されています。
「E450」は、従来の「E400」で採用されていた3.5Lエンジンから排気量を3Lに縮小しながら、出力を34ps/2.1kgmも向上することで走りをアップ。
このパワートレインにより、ハイスペックを低燃費で楽しむことができるようになりました。
メルセデスベンツ新型Eクラスクーペの燃費は?
メルセデス・ベンツEクラスクーペの燃費は、大柄な車体ながらトルクフルな2Lターボエンジンで14.0km/Lの低燃費になっています。
最新のEQブーストマイルドハイブリッドモデルでは、435馬力の高出力としながら欧州値で11.8km/Lまで燃費を改善しています。
▼メルセデス・ベンツ新型Eクラスクーペの燃費
- E200:13.9km/L
- E300:14.0km/L
- AMG E53 4MATIC+
8.5L/100km(11.8km/L、欧州値)
メルセデスベンツ新型Eクラスクーペの安全装備は?
メルセデス・ベンツ新型Eクラスクーペの安全装備には、ブランドの上級モデルとしてステアリングアシスト機能を持つレーンチェンジ機能や緊急回避システムなどが搭載されています。
センサーによりスペースを検出する自動駐車機能や、360度カメラなどのシステムにより、使いやすさも高められています。
▼メルセデス・ベンツ新型Eクラスクーペの安全装備
- アクティブレーンチェンジングアシスト
- アクティブレーンキーピングアシスト
- トラフィックサインアシスト
- アクティブブラインドスポットアシスト
- 緊急回避補助システム
- 渋滞時緊急ブレーキ機能
- アテンションアシスト
- アクティブパーキングアシスト(縦列・並列駐車)
- マルチビームLEDヘッドライト
- 360°カメラシステム
メルセデスベンツ新型Eクラスクーペの価格は?
▼メルセデス・ベンツ新型Eクラスクーペの価格とグレード
- E 200 クーペ:7,330,000円
- E 200 クーペ スポーツ:8,040,000円
- E 300 クーペ スポーツ:8,880,000円
- E 450 4MATIC クーぺ スポーツ:11,290,000円
- Mercedes-AMG E 53 4MATIC+クーペ:12,630,000円
メルセデス・ベンツ新型Eクラスクーペの価格は733万円からとされました。
この価格は、パワートレインの変更や消費増税により前モデルから33万円のアップになっています。
メルセデスベンツ新型Eクラスクーペの発売日は?
改良されたメルセデス・ベンツ新型Eクラスクーペは2019年10月7日に日本で発売されました。
メルセデス・ベンツはEクラスの走りをアップすることで、上級ブランドとしての魅力をアピールしていく予定です。
▼Eクラスカブリオレ
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メルセデス・ベンツEクラスを「おさらい」
▼メルセデス・ベンツEクラス(初代)
メルセデス・ベンツ・Eクラス(Mercedes-Benz E-Class)は、初代が1985年に登場した上級乗用車(欧州:Eセグメント)です。
ボディタイプは、セダン、ステーションワゴン、2ドアクーペ、カブリオレと多くのバリエーションが制作されています。
初代は1985年から1993年までは「ミディアムクラス」の名称で販売されており、グレード名を表す3桁の数字のあとに「E(220Eなど)」がつけられていました。
初代はフラッシュサーフェイス (外板の平滑化) が推し進められ、メルセデス市販車では史上初となる低空気抵抗係数(Cd値)0.29が実現されました。
販売時は日本がバブル景気だったことから、正規輸入車・並行輸入車あわせて大量に導入され、メルセデス・ベンツの主力モデルとして知名度を高めました。
▼メルセデス・ベンツEクラス(2代目)
▼メルセデス・ベンツEクラス(3代目)
2代目と3代目では、ヘッドライトを4灯式とする個性を強調したデザインを採用。
後席空間を拡大することで、Sクラスに次ぐブランドの上位モデルとしての快適性がアップされました。
▼メルセデス・ベンツEクラス(4代目/写真上:前期型、写真下:後期型)
4代目では、前モデルの丸型からスクエアに変更された4灯式ヘッドライトが不評だったことから、後期型で現行モデルにつながる2灯式風に変更。
現行モデルの5代目は2016年に登場し、最先端の大型ディスプレイや安全システムにより機能が大幅に引き上げられました。
新型メルセデス・ベンツEクラスクーペについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!