トヨタが、コンパクトハイブリッド車「アクア」のフルモデルチェンジ発売を発表しました。
新世代モデルとして性能をアップした新型アクアについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】燃費35.8km/L!「新型アクア」フルモデルチェンジ発売!
- トヨタ新型アクアの【主な変更点まとめ】
- 198万円から!トヨタ新型アクアの価格、グレードは?
- トヨタ新型アクアを試乗動画でチェック!
- スポーティ!トヨタ新型アクアの外装(エクステリア)デザイン
- 全9色!トヨタ新型アクアのボディカラーは?
- 拡大!トヨタ新型アクアのボディサイズは?
- 新装備!トヨタ新型アクアの内装(インテリア)デザイン
- 個性UP!新型アクア「モデリスタカスタム」設定!
- 4WDも!トヨタ新型アクアのパワートレインとスペックは?
- 改善!トヨタ新型アクアの燃費は?
- 最新システム!トヨタ新型アクアの安全装備は?
- スポーツ!トヨタ新型アクアにGRカスタムモデルも!
- いつ?トヨタ新型アクアの発売日は?
- トヨタ・アクアを「おさらい」
【最新情報】燃費35.8km/L!「新型アクア」フルモデルチェンジ発売!
▼新型アクアの画像
▼新型アクアの試乗動画
トヨタが、コンパクトカー「アクア」のフルモデルチェンジ発売を発表しました。
トヨタ・アクアは、ブランドのコンパクトハイブリッド車としてラインナップされ、販売開始から長期間国産車トップクラスの販売を継続しています。
新型アクアでは、フロントドアの三角窓を拡大するとともに、ドアミラーを後方に移動することで視界を拡大。
パワートレインは新世代技術を採用し大幅にアップデートされ、新開発したバイポーラニッケル水素バッテリーを搭載しバッテリー出力を約2倍とし、EV走行の最高速度を50km/hに引き上げ。
WLTCモード燃費値を前モデルの29.8km/Lから35.8km/Lに約20%アップしたほか、新たに燃費30.1km/Lの4WD「E-four」を設定。
強回生システムの採用により、アクセルペダルを戻すことで減速のコントロールができる「快感ペダル」をトヨタ初採用。
ボディサイズは全高が30mmアップされ、前席とのカップルディスタンスが20mm拡大されています。
内装には7インチディスプレイオーディオを標準装備し、10.5インチディスプレイも設定。
シフトレバーはインパネに移動し、パーキングブレーキも足踏み式とすることで、収納スペースを拡大。
スマートフォンを使用する「リモコンスタート」機能を採用することで、乗車前にエアコンを作動させることもできるようになっています。
トヨタ新型アクアは2021年7月19日に発売。価格は1,980,000円~2,598,000円となっています。
▼新型アクアの動画
▼トヨタ・シエンタ
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▼トヨタ・ヤリス
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トヨタ新型アクアの【主な変更点まとめ】
▼トヨタ新型アクアの変更点
- 最新プラットフォームTNGAを採用し、新世代パワートレインを搭載
- 新世代直列3気筒1.5Lハイブリッドシステムを採用し、4WD「E-Four」を新設定
- バイポーラニッケル水素バッテリーを搭載し、EV走行最高速度を50km/hに向上
- アクセル操作による減速に対応
- 最大で一般家庭約5日分の電力供給可能な外部給電機能を全車標準装備
- 10.5インチディスプレイオーディオを設定
- 安全機能に「Toyota Safety Sense」、インテリジェントクリアランスソナー、車両側方ブレーキ、フルオート駐車支援を搭載
- LEDヘッドライトを全車標準装備
- フロントのウィンドウの設計、リアワイパーの払拭面積を改善することで、良好な視界を確保
- シフトレバーに、電子制御式エレクトロシフトマチックを採用
- パーキングブレーキを足踏み式に変更し、収納スペースを拡大
- スマートフォンにより乗車前にエアコンを作動させる「リモコンスタート」機能を採用
- バックドアの開口範囲を75mm拡大し、利便性を向上
- 駐車時の全操作を車両が支援する「トヨタチームメイト アドバンストパーク」と「パーキングサポートブレーキ」をトヨタコンパクト車で初採用
198万円から!トヨタ新型アクアの価格、グレードは?
▼トヨタ新型アクアの価格
- 「B」
FF:1,980,000円、E-four:2,178,000円 - 「X」
FF:2,090,000円、E-four:2,288,000円 - 「G」
FF:2,230,000円、E-four:2,428,000円 - 「Z」
FF:2,400,000円、E-four:2,598,000円
▼グレード別装備
- 「B」グレード
走行用リチウムイオンバッテリー
LEDヘッドライト
7インチディスプレイオーディオ
2スピーカー
14インチスチールホイール - 「X」グレード(Bに加えて)
走行用新開発バッテリー
ヘッドレスト一体シート
15インチスチールホイール
スマートエントリー
シートスライドメモリ(オプション)
助手席シートアンダートレイ(オプション)
アシストグリップ(オプション) - 「G」グレード(Xに加えて)
上級ファブリック&ヘッドレスト分割シート
本革ステアリングホイール
リヤセンターアームレスト
シートバックポケット
スーパーUVカット付フロントドアウィンドウ
ナノイーX
インテリジェントクリアランスソナー
バックガイドモニター
4スピーカー
10.5インチディスプレイオーディオ(オプション)
ステアリングヒーター(オプション) - 「Z」グレード(Gに加えて)
10.5インチディスプレイオーディオ(標準装備)
LEDデイタイムライト
LEDフォグランプ
LEDクリアランスランプ
15インチアルミホイール
トヨタ新型アクアの価格は、装備の充実などにより前モデルからアップしています。
前モデルはスタート価格が181万8300円からとされていましたが、新型アクアは16万1700円のアップとなっています。
▼参考:トヨタ・アクアの価格(前モデル)
- L:1,818,300円
- S:1,921,700円
- G:2,126,300円
- Crossover“Glam”:2,198,900円
- G“GR SPORT”: 2,440,900円
- G“GR SPORT・17インチパッケージ”: 2,610,300円
トヨタ新型アクアを試乗動画でチェック!
スポーティ!トヨタ新型アクアの外装(エクステリア)デザイン
▼新型アクアの画像
▼参考:トヨタ・アクア(前モデル)
トヨタ新型アクアの外装は、前モデルからスタイルを引き継ぎながら、より使いやすさを重視した設計となっています。
フロントは迫力あるバンパーによりワイドさを強調し、ヘッドライトには全車LEDライトを標準装備。
最上級グレードの「Z」には、「Bi-Beam LEDヘッドライト」が標準装備(G、Xグレードにオプション設定)されています。
また、視界も改善され、フロントではドアの三角窓を拡大するとともに、ドアミラーを後方に配置、Aピラーも前モデルより起こしたデザインに。
▼新型アクアの画像
▼参考:トヨタ・アクア(前モデル)
リアではワイパー長を+50mmとし、取り付け位置をリアウィンドウ上に変更することで、払拭面積を60%拡大。良好な後方視界が確保されています。
全9色!トヨタ新型アクアのボディカラーは?
▼新型アクアのボディカラー一覧
- クリアベージュメタリック
- プラチナホワイトパールマイカ(有料色)
- ダークブルーマイカメタリック
- アーバンカーキ
- ブラックマイカ
- エモーショナルレッド2
- ブラスゴールドメタリック
- シルバーメタリック
- スーパーホワイト2
新型アクアのボディカラーには、全9色が設定されています。
ボディカラーはモノトーンのみとされ、シルバーに色分けされるフロントバンパーインサートとのカラーリングを楽しむことができるようになっています。
拡大!トヨタ新型アクアのボディサイズは?
▼トヨタ新型アクアのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4050×1695×1485mm
- ホイールベース:2600mm
- ※参考
・アクア(前モデル)
全長×全幅×全高:4050×1695×1455mm
ホイールベース:2550mm
最低地上高:140mm
車重:1060kg~1090kg
・アクアクロスオーバー(前モデル)
全長×全幅×全高:4060×1715×1500mm
ホイールベース:2550mm
最低地上高:170mm
車重:1100kg
トヨタ新型アクアのボディサイズは、全高が前モデルから+30mmとされています。
あわせて、最新のTNGAプラットフォームを採用することでホイールベースを+50mm、前席とのカップルディスタンスを+20mm拡大、開放感のある空間が確保されています。
新装備!トヨタ新型アクアの内装(インテリア)デザイン
▼新型アクアの画像
トヨタ新型アクアの内装は、高い質感と使い勝手が両立されています。
シフトレバーは、電子制御式のエレクトロシフトマチックを採用することによりインパネに移動。
加えて、パーキングブレーキを足踏み式に変更することで、センターコンソールの収納スペースを拡大。
アームレスト幅も20mm広げることで、快適性がアップされています。
装備には、スマートフォン連携が可能な7インチのディスプレイオーディオ(DA)およびDCMを全車に標準装備し、最上級グレードには10.5インチの大画面ディスプレイをトヨタコンパクトカーで初採用。
スマートフォンを活用した「リモコンスタート」機能を採用することで、乗車前にエアコンを作動させることもできるようになっています。
ラゲッジスペースは、バックドアの開口範囲を拡大することで、より使いやすさをアップ。
また新型アクアでは、ボックスティッシュなどを収納できる助手席アッパーボックスや、センターコンソールには充電ケーブルをスッキリ格納できるスライド式トレイを採用し、便利でスマートな収納が実現されています。
個性UP!新型アクア「モデリスタカスタム」設定!
▼MODELLISTA AERO STYLE
▼MODELLISTA GARNISH STYLE
新型アクアには、モデリスタから専用のカスタムパーツが設定されています。
外装には、「エアロスタイル」と「ガーニッシュスタイル」の2タイプを設定。
内装には、木目調のインテリアパネルセットなどが用意され、個性をアップすることができるようになっています。
4WDも!トヨタ新型アクアのパワートレインとスペックは?
▼トヨタ新型アクアのパワートレインとスペック
- パワートレイン:直列3気筒1.5L+電気モーター
- 直列3気筒1.5L「ダイナミックフォースエンジン」+電気モーターハイブリッド
エンジン出力:91ps/12.2kgm
モーター出力:80ps/14.4kgm - 駆動方式:FF or 4WD「E-four」【新設定】
- トランスミッション:CVT
トヨタ新型アクアのパワートレインには、TNGAプラットフォームにあわせ新開発された直列3気筒1.5Lエンジンに電気モーターを組み合わせた最新ハイブリッドシステムが搭載されています。
▼従来型バッテリーとバイポーラ型バッテリーの構造比較
新世代1.5Lハイブリッドシステムは、システム全体の高効率化とハイブリッドシステム専用のエンジン設計、バッテリー出力を約2倍とした新開発のバイポーラニッケル水素バッテリーを採用。
あわせて、EV走行の最高速度を50km/hに向上し、走行モードから「POWER+モード」を選択すると、アクセルペダルを緩めるだけで回生によって減速度を増大させ、滑らかに減速することができる「快感ペダル」をトヨタ初採用。
また、外部給電機能を持つアクセサリーコンセント(1,500W)が全車に標準装備され、家庭用と同じコンセントを通じて電化製品を使用できるほか、災害などの非常時には最大で一般家庭約5日分の電力供給ができるように。
加えて新型アクアでは、前モデルでユーザーからの要望が多かったハイブリッド4WD「E-Four」も設定されています。
改善!トヨタ新型アクアの燃費は?
▼トヨタ新型アクアの燃費
- WLTCモード値
FF:35.8km/L
E-four:30.1km/L
トヨタ新型アクアの燃費は、ハイブリッドシステムの改良により改善しています。
前モデルは新燃費規格WLTCモード値で29.8km/Lとされていましたが、新型アクアではFF車で35.8km/L、4WD「E-four」でも30.1km/Lが確保され、実用性をアップしています。
▼参考:トヨタ・アクア(前モデル)の燃費
- アクア:29.8km/L~27.2km/L
- アクアクロスオーバー:27.2km/L
※WLTCモード値
最新システム!トヨタ新型アクアの安全装備は?
新型アクアの安全装備には、最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が標準装備されています。
「Toyota Safety Sense」は、交差点での右左折時の事故に対応範囲を拡大した「プリクラッシュセーフティ」、ドライブを快適にする「全車速追従型レーダークルーズコントロール」、同一車線内の中央を走行するよう操舵支援する「レーントレーシングアシスト」、ペダル踏み間違い時の急加速を抑制する「プラスサポート」など、最新の予防安全機能を搭載。
▼トヨタチームメイト アドバンストパーク
さらに新型アクアでは、ハンドル操作、ブレーキ、アクセル、シフトチェンジなど、駐車時における全操作を車両が支援する「トヨタチームメイト アドバンストパーク」、従来の前後進行方向に加え新たに側方の静止物を検知対象とし、警報とブレーキ制御で接触回避を支援する「パーキングサポートブレーキ」が、トヨタコンパクト車で初採用されています。
スポーツ!トヨタ新型アクアにGRカスタムモデルも!
トヨタ新型アクアには、トヨタのスポーツブランド「GR」による「アクアGR」も用意されます。
新型アクアは最新プラットフォームにより重心を下げ、基礎走行性能をアップしますが、新型アクアGRでは専用サスペンションや車体剛性強化などによりさらなる走りが追求されます。
いつ?トヨタ新型アクアの発売日は?
フルモデルチェンジしたトヨタ新型アクアは、2021年6月25日から先行予約の受付を開始、2021年7月19日に発売されました。
月販目標台数は9,800台に設定されています。
トヨタはアクアを世代交代することで、最新技術をアピールしていく予定です。
トヨタ・アクアを「おさらい」
▼トヨタ・アクア(初期モデル)
トヨタ・アクア(AQUA)は、初代となる前モデルが2011年に登場したコンパクトハイブリッドカーです。
アクアのモデル名の由来はラテン語の「水」となっており、「透明感あるクリーンなイメージ」や、水の様に自由に広がることで従来のハイブリッドカーの印象にとらわれず広く楽しまれることを願って命名されました。
海外では、高い知名度を持つ「プリウス」シリーズの1モデルとして、「プリウスC」のモデル名で販売され、「C」は「City」を意味しています。
2003年に生産を終了した初代プリウス以来8年ぶりとなる5ナンバーサイズのコンパクトハイブリッドカーとなり、プリウスと同じく全てのトヨタ車取扱いチャネル(トヨタ店・トヨペット店・カローラ店・ネッツ店)で販売。
▼トヨタ・アクア(2014年改良モデル)
2014年には初のビッグマイナーチェンジが行われ、ちから強い新デザインやクロスオーバーとなる「X-URBAN」をラインナップ。
2017年には再度大幅改良され、表情を変更するとともに、車高を「X-URBAN」から10mmアップしてさらに走破性能をあげたアクアクロスオーバーがラインナップされました。
高い人気からフルモデルチェンジが行われず、コンパクトカーでは珍しいロングライフモデルとなっています。
新型トヨタ・アクアについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!