スズキが、軽自動車「スペーシア」のマイナーチェンジ発売を発表しました。
改良により魅力をアップしたスズキ新型スペーシアとスペーシアカスタム、スペーシアギアの価格、スペック、燃費などをご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】安全機能大幅UP!スズキ「新型スペーシア」改良発売!
- スズキ新型スペーシア/カスタムの【主な変更点まとめ】
- アップ!スズキ新型スペーシア/カスタムの価格は?
- スマート!新型スペーシア/カスタムの外装(エクステリア)デザイン
- タフに!新型スペーシアGEARも設定!
- 上質!新型スペーシアの内装(インテリア)デザイン
- 高効率!新型スペーシアのエンジンとスペックは?
- 充実!スズキ新型スペーシアの安全装備と便利機能は?
- WLTCモード値に!スズキ新型スペーシアの燃費は?
- 広々!スズキ新型スペーシア/カスタムのサイズは?
- スズキ新型スペーシアの発売日は?
- スズキ・スペーシアを「おさらい」
【最新情報】安全機能大幅UP!スズキ「新型スペーシア」改良発売!
スズキが、軽ワゴン「スペーシア」の改良発売を発表しました。
スズキ・スペーシアは、ブランドでもっとも大きい室内空間を持つ軽ハイトワゴンとしてラインナップされ、現行モデルは2017年12月にフルモデルチェンジされ新世代になっていました。
▼全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール
改良された新型スペーシアでは、夜間の歩行者も検知する「デュアルカメラブレーキサポート」と「SRSカーテンエアバッグ」を標準装備したほか、「全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール」を新採用。
また、一時停止などの標識認識機能の向上により、スズキセーフティサポートの機能が充実。
その他、「スペーシア」「スペーシアカスタム」「スペーシアギア」の各モデルに新しいボディカラーが設定されています。
スズキ新型スペーシアは2020年8月20日に発売。価格は1,380,500円~1,959,100円となっています。
▼スズキ・ワゴンRスマイル
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▼スズキ・ハスラー
スズキ新型スペーシア/カスタムの【主な変更点まとめ】
▼スズキ新型スペーシアの変更点
- 「デュアルカメラブレーキサポート」と「SRSカーテンエアバッグ」を標準装備
- 「全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール」を新採用し、「スペーシア HYBRID Xアップグレードパッケージ」、「スペーシア カスタム」、「スペーシア ギア」に標準装備
- 標識認識機能を向上し、車両進入禁止に加え、はみ出し通行禁止、法定速度、一時停止を追加
- USB電源ソケット(2個)、時間調整付フロント間欠ワイパーを追加(HYBRID G除く)
- 「スペーシア」のボディカラーに、「クールカーキパールメタリック」のほか、「クールカーキパールメタリック」と「シフォンアイボリーメタリック」のホワイト2トーンルーフ仕様を新設定
- 「スペーシア カスタム」のボディカラーに、「スチールシルバーブラック 2トーンルーフ仕様」を新設定
- 「スペーシア ギア」のボディカラーに、「シフォンアイボリーメタリック」のほか、「クールカーキパールメタリック」と「デニムブルーメタリック」のガンメタリック2トーンルーフ仕様を新設定
- 新燃費規格WLTCモード値に対応
アップ!スズキ新型スペーシア/カスタムの価格は?
▼スズキ新型スペーシアの価格
▽スペーシアの価格
- HYBRID G(自然吸気エンジン)
FF:1,380,500円、4WD 1,503,700円 - HYBRID X(自然吸気エンジン)
FF:1,524,600円、4WD:1,647,800円
▽スペーシアカスタムの価格
- HYBRID GS(自然吸気エンジン)
FF:1,648,900円、4WD:1,772,100円 - HYBRID XS(自然吸気エンジン)
FF:1,764,400円、4WD:1,887,600円 - HYBRID XSターボ(ターボエンジン)
FF:1,835,900円、4WD:1,959,100円
▽スペーシアギアの価格
- HYBRID XZ(自然吸気エンジン)
FF:1,687,400円、4WD:1,807,300円 - HYBRID XZターボ(ターボエンジン)
FF:1,764,400円、4WD:1,884,300円
スズキ新型スペーシアの価格は、装備の充実にあわせアップしています。
アップ幅はエントリーグレードで5万円ほどとなっており、充実した装備がアピールされています。
▼参考:スズキ・スペーシア(前モデル)の価格
▽スペーシアの価格
- HYBRID G(自然吸気エンジン)
FF:1,333,800円、4WD 1,454,760円 - HYBRID X(自然吸気エンジン)
FF:1,468,800円、4WD:1,589,760円
▽スペーシアカスタムの価格
- HYBRID GS(自然吸気エンジン)
FF:1,576,800円、4WD:1,697,760円 - HYBRID XS(自然吸気エンジン)
FF:1,690,200円、4WD:1,811,160円 - HYBRID XSターボ(ターボエンジン)
FF:1,787,400円、4WD:1,908,360円
▽スペーシアギアの価格
- HYBRID XZ(自然吸気エンジン)
FF:1,614,600円、4WD:1,732,320円 - HYBRID XZターボ(ターボエンジン)
FF:1,695,600円、4WD:1,813,320円
スマート!新型スペーシア/カスタムの外装(エクステリア)デザイン
スズキ新型スペーシアの外装は、スーツケースをモチーフにしたデザインが取り入れられ、「わくわく」や「楽しさ」を詰め込んで走るスタイルが表現されています。
ボディサイドには規則的に窪みが設けられ、持ち出して使えるスーツケースのタフさや気軽さをプラス。
迫力あるスタイルを持つ新型スペーシアカスタムでは、よりスポーティなパターンを持つ大型グリルを採用することで、押し出し感が強調されています。
▼新型スペーシアのボディカラー
▼新型スペーシアカスタムのボディカラー
改良では、「スペーシア」のボディカラーに、「クールカーキパールメタリック」のモノトーンのほか、「クールカーキパールメタリック」と「シフォンアイボリーメタリック」のホワイト2トーンルーフ仕様を新設定。
「スペーシア カスタム」では、「スチールシルバーブラック 2トーンルーフ仕様」が新採用されています。
タフに!新型スペーシアGEARも設定!
スズキ新型スペーシアには、SUVカスタムモデルとなる「スペーシアギア」がラインナップされています。
デザインには、軽クロスオーバーとして人気になった「ハスラー」からくる丸目ヘッドライトを採用。
ボディ下部を守る専用のガードを採用することで、オフロードを走行した場合の傷への耐久性を向上。
また、インテリアには、オレンジのステッチを施したはっ水加工シートや、防汚仕様の荷室フロアとリアシート背面が採用されています。
上質!新型スペーシアの内装(インテリア)デザイン
新型スペーシアの内装は、外装と同じくスーツケースのモチーフが採用されています。
上下2段の助手席側のダッシュボードは、収納スペースとなる下側のカラーをわけ、形状もスーツケースそのものにする遊び心をプラス。
スペーシアカスタムでは、ブラックに統一することでクールな印象に仕上げられています。
その他、新型スペーシアでは、ハイト系ワゴンで発生しやすい前席と後席の空調の違いを改善する送風機「スリムサーキュレーター」と後方視界を向上させる「後方視界支援ミラー」を採用。
また、左フロントタイヤ周辺の死角を低減するために、室内の左脇にサイドアンダーミラーを設置。
調整量の大きいシートリフターにより、さまざまな体格に合わせたドライビングポジションもとれるようになっています。
リアシートはワンタッチフォールディング式とし、シートスライド量も大きく確保。
リアシートを格納することで、ルーフの高さを活かし27インチの自転車も搭載でき、タイヤを溝に沿わせることで自転車を積みやすくするガイドも設置されています。
エアコンルーバーは、中央のノブを回すとルーバー内のフィンの角度が変わり、風の拡散にも対応。
ロールサンシェードが左右のリアドアトリムに内蔵され、快適に過ごすことができるようになっています。
車内は収納スペースも充実し、助手席のパネルは、ボタンを押すとインパネアッパーボックスとなるほか、ティッシュボックスがすっぽり入るボックス、ドリンクホルダーとしても機能。
ドアにはポケットが配置され、リア側にはアクセサリーソケットも装備することで、スマートフォンなどを充電しながら収納することもできるようになっています。
高効率!新型スペーシアのエンジンとスペックは?
▼スズキ新型スペーシアのエンジンとスペック
- パワートレイン(2種)
・直列3気筒660cc+マイルドハイブリッド
エンジン最高出力:52ps/6500rpm
最大トルク:6.1kgm/4000rpm
・直列3気筒660ccターボ+マイルドハイブリッド
エンジン最高出力:64ps/6000rpm
最大トルク:10.0kgm/3000rpm
モーター最高出力:3.1ps/1000rpm
モーター最大トルク:5.1kgm/100rpm - トランスミッション:CVT
- 駆動方式:FF、4WD
スズキ新型スペーシアには、直列3気筒660ccの自然吸気とターボエンジンに、マイルドハイブリッドシステムを組み合わせ搭載されています。
マイルドハイブリッドシステムは、以前スペーシアに搭載されていたSエネチャージに、最新のリチウムイオンバッテリーとISG(モーター機能付発電機)を採用することで性能を向上。
モーターの最高出力を2.2PSから3.1PSにアップし、最長10秒間モーターのみでのクリープ走行も可能に。
”キュルキュル”というエンジン再始動音がないアイドリングストップも可能になっています。
▼スズキ新型スペーシアの「パワーモード」スイッチ画像
加えて、新型スペーシアでは全車にエンジンとCVTの制御変更とともに、モーターアシストのトルクをアップして加速を行なう「パワーモード」のスイッチがステアリングに設定されています。
充実!スズキ新型スペーシアの安全装備と便利機能は?
新型スペーシアの安全装備には、先進安全システム「スズキセーフティーサポート」が全車標準装備されています。
システムは、単眼カメラとレーザーレーダーにより車両や歩行者を検知する「デュアルセンサーブレーキサポート」をメインに、自動ブレーキや誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシストなどを採用。
また、後退時に後方に障害物がある状況で誤って強くアクセルを踏み込んだ際にエンジン出力を抑制する「後方誤発進抑制機能」や、駐車の際に障害物との距離を知らせてくれる「リヤパーキングセンサー」も搭載することで、後方の安全性が高められます。
また、フロントウィンドウに車両情報をカラー表示する「ヘッドアップディスプレイ」も設定。
ヘッドアップディスプレイには、車速やシフトポジション、瞬間燃費といった基本情報やエアコン表示のほかに、対応するナビと連動して交差点案内を表示。
衝突被害軽減ブレーキなどの警告のほかに、進入禁止の標識も表示可能となっています。
その他、「全方位モニター用カメラ」に「3Dビュー」表示を採用。
「3Dビュー」表示は、車両を斜め上空から見たような映像の「室外視点」と、運転席からの目線で車体を透かして外を見るような映像の「室内視点」の2種類の表示が用意され、好みに応じて切り替えられるようになっています。
新型スペーシアには便利な機能として、パワースライドドアが閉まる動作中にドアロックを予約できる「パワースライドドア予約ロック機能」も採用されています。
WLTCモード値に!スズキ新型スペーシアの燃費は?
▼スズキ新型スペーシアの燃費
- 自然吸気エンジン
WLTCモード:22.2km/L
JC08モード:30.0km/L - ターボエンジン
WLTCモード:19.8km/L
JC08モード:24.8km/L
新型スペーシアの燃費は、より実燃費に近い新燃費規格WLTCモード値に対応しています。
WLTCモード値は、自然吸気エンジンで22.2km/L、ターボエンジンで19.8km/Lとされ、ターボの有無による燃費差は2.4km/Lと小さくなっています。
▼参考:スズキ・スペーシアの燃費(前モデル)
- 自然吸気エンジン
JC08モード:30.0km/L - ターボエンジン
JC08モード:25.6km/L
広々!スズキ新型スペーシア/カスタムのサイズは?
▼スズキ新型スペーシアのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:3395×1475×1785mm
- ホイールベース:2460mm
- 車重:850kg
- 乗員:4人
スズキ新型スペーシアのボディサイズは、軽自動車規格一杯まで使った全長と全幅になっています。
全高は軽自動車トップクラスの1785mmとされ、高さのある室内空間が魅力になっています。
スズキ新型スペーシアの発売日は?
改良された新型スズキ・スペーシアは、2020年8月20日に発売されました。
月間目標販売台数は、スペーシアシリーズ合計14,000台とされています。
スズキは主力軽自動車であるスペーシアを、2017年の現行モデル登場から3年にあわせて改良することで、軽自動車トールワゴン市場での存在感をアップさせたい考えです。
スズキ・スペーシアを「おさらい」
▼スペーシア(初代)
スズキ・スペーシアは、「パレット」の後継として、初代となる前モデルが2013年から販売を開始した軽自動車トールワゴンです。
OEM供給では、マツダ「フレアワゴン」としても販売されています。
スペーシアでは、前モデルのパレットよりもエンジンのコンパクト化と車体の最適化を進めたことで車重を840kgまで軽量化。走行性能が不足しやすい背の高い軽自動車の走りを気持ちよく。
さらに、モーターでエンジンをアシストする「Sエネチャージ」を搭載することで、燃費値はクラストップの32.0km/Lを実現。
▼スペーシアカスタム(初代ベース)
▼スズキ スペーシアカスタムZ(初代ベース)
デザインバリエーションとしてスペーシアカスタムが用意されていましたが、2016年12月に、さらにちから強いデザインを求めるユーザーの声にこたえたスペーシアカスタムZを発売。
スペーシアカスタムZはボンネットを水平とし、グリルをバンパーまで大型化したデザインで人気になり、2017年10月にスペーシアカスタムの販売が終了されたあとは、スペーシア唯一のカスタムモデルになっていました。
▼スズキ・スペーシア(2代目)
現行モデルの2代目は2017年12月に発売され、競合車の「N-BOX」と「タント」に対抗すべく、ボディ全体にわたり大空間設計を意識した見直しが図られました。
ボディサイズは全高が50mm、ホイールベースが35mm拡大。ボンネット高のアップとベルトラインの引き上げに伴う着座位置アップ(前席30mm、後席15mm)、先にFMCしたワゴンR同様にドア断面構造を改善、ルーフ前後の長さ延長を実施。
これにより、室内高は35mm、幅は25mm、左右シート間の幅は30mmとそれぞれ初代から拡大。
車体は新プラットフォーム「ハーテクト」や高張力鋼の採用範囲を拡大することで、車重増加が20kgに抑えられています。
新型スズキ・スペーシアについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!