ホンダが、フルモデルチェンジするコンパクトセダン「グレイス(海外名:シティ)」を発表しました。
世代交代により魅力をアップするホンダ新型グレイスについて、スペックや価格、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】海外仕様発表!「グレイス」フルモデルチェンジ!
- ホンダ新型グレイスの【主な変更点まとめ】
- スマートに!ホンダ新型グレイスの外装(エクステリア)デザインは?
- 3ナンバーに!ホンダ新型グレイスのボディサイズは?
- 快適性UP!ホンダ新型グレイスの内装(インテリア)デザイン
- 最新世代!ホンダ新型グレイスのパワートレインとスペックは?
- 大幅改善!ホンダ新型グレイスの燃費は?
- 新機能追加!ホンダ新型グレイスの安全装備は?
- ホンダ新型グレイスの価格は?
- ホンダ新型グレイスの発売日は?
- ホンダ・グレイスを「おさらい」
【最新情報】海外仕様発表!「グレイス」フルモデルチェンジ!
▼ホンダ・シティ(日本名:グレイス)新世代モデルの画像
ホンダが「グレイス(GRACE)」のフルモデルチェンジを発表しました。
ホンダ・グレイスは、ブランドの主力コンパクトセダンとしてラインナップされ、海外では「シティ」のモデル名で販売されるグローバルモデルとして位置づけられています。
▼シティRS(日本名:グレイスRS)
フルモデルチェンジする新世代モデルは2019年11月に海外仕様「シティ」のフルモデルチェンジを発表し、上位セダンの「インサイト」や「アコード」からくる最新のデザインを採用。
スポーツモデルとして初めて、専用のエクステリアデザインやヘッドライトを装備する「シティRS(日本名:グレイスRS)」も設定されています。
▼参考:前世代ホンダ・シティ(上)とグレイス(下)
▼ホンダ・フィット4
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▼ホンダ・ヴェゼル
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ホンダ新型グレイスの【主な変更点まとめ】
▼ホンダ新型グレイスの変更点
- 外装、内装を新世代デザインに変更
- ボディサイズを拡大
- 先進安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」に、フロントワイドビューカメラを採用し、車両前後に装着された計8つのソナーセンサーとの組み合わせにより、近距離衝突軽減ブレーキを追加し、全タイプで標準装備
- Honda車専用車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダ コネクト)」を搭載。
スマートフォンによるリモート操作やトラブルサポート、Honda ALSOK駆けつけサービスなどを提供する「Honda Total Care プレミアム(ホンダ トータル ケア プレミアム)」を展開
スマートに!ホンダ新型グレイスの外装(エクステリア)デザインは?
▼ホンダ・シティ(グレイス海外仕様版/新世代モデル)
ホンダ新型グレイス(海外名:シティ)の外装は、現行モデルで重要視されていたスポーティなデザインがアップされました。
フロントは上位セダンの「インサイト」や「アコード」からくる新世代のセダンデザインとされ、ライト上部まで続くクロームグリルを採用することでこれまでよりスマートな印象に。
▼シティRS(グレイス海外仕様版/新世代モデル)
スポーティな「RS」モデルも設定され、RSエンブレムが付くグロスブラックのフロントグリルとトランクスポイラー、専用フロントバンパー、LEDデイタイムランニングライト(DRL)付LEDヘッドライト、LEDフォグライト、ターニングランプ付ミラー、専用16インチホイールを装備。
インテリアにも、レッドステッチが施したスエードレザーシート、レッドイルミネーションマルチインフォメーションディスプレイなどが装備されます。
▼参考:ホンダ・グレイス(前世代)
前世代のグレイスと比較すると、キャビンのボリューム感が小さく滑らかなボディラインになっています。
前モデルでは主力セダンとして力強さが重要視されていましたが、新世代モデルでは上質さが感じられるデザインが採用されました。
3ナンバーに!ホンダ新型グレイスのボディサイズは?
▼ホンダ新型グレイスのボディサイズと比較
- 【新型グレイス】
全長×全幅×全高:4670×1750×1465mm - 参考
・ホンダ グレイス(前モデル)
全長×全幅×全高:4450×1695×1475mm
ホイールベース:2600mm
車重:1160kg(ハイブリッド:1230kg)
ホンダ新型グレイスのボディサイズは、全長が120mm、全幅が55mm拡大され、日本では3ナンバーに該当するサイズになっています。
しかし、全高は10mmダウンされ、新世代のスポーティなスタイルがつくられています。
快適性UP!ホンダ新型グレイスの内装(インテリア)デザイン
▼ホンダ・シティ(グレイス海外仕様/新世代モデル)
ホンダ新型グレイスの内装は、ブラックまたはアイボリー/ブラックの2トーンインテリア、ピアノブラックコンソール、クロームのドアハンドル、レザーシートなどにより質感がアップされています。
インフォテインメントシステムには、Apple CarPlayとSiri音声制御に対応する8インチタッチディスプレイオーディオを採用。
フロントシートは座り心地を追求し、上級セダンへの搭載も見据えて開発した、新世代の「ボディースタビライジングシート」を採用。
身体をしっかり保持する面支持構造とすることで長時間ドライブでも疲れにくく、やわらかな座り心地を実現したシート構造となっています。
リアシートは従来同等のシートアレンジとし、大人がストレスなく座れる広さと厚みのあるパッドを採用することで、上級セダン並の快適な座り心地がつくられます。
インテリアには、カバンや上着をすぐ手の届く位置におけるテーブルコンソールを配置。
手や足が触れるところにはソフトパッドを使用するなど、質感が高められます。
最新世代!ホンダ新型グレイスのパワートレインとスペックは?
▼新型グレイスのパワートレインとスペック
- 直列3気筒1.3L
出力:100ps/12.1kgm - 直列3気筒1Lターボ
出力:122ps/17.6kgm - 【グレイスハイブリッド】
直列4気筒1.5L+2モーター「e:HEV」ハイブリッド
出力:153ps/27.2kgm - 駆動方式:FF or 4WD
ホンダ新型グレイスのパワートレインには、新たに2モーター式ハイブリッド「e:HEV」と、直列3気筒1Lターボエンジンが搭載されます。
▼参考:ホンダ・グレイスのスペック(現行モデル)
- 直列4気筒1.5L
・出力:131ps/15.8kgm - 直列4気筒1.5L i-VTEC+i-DCDハイブリッド
・エンジン出力:110ps/13.7kgm
・モーター出力:29.5ps/16.3kgm
グレイスハイブリッドは現行モデルで、1.5Lエンジンと1つの電気モーター、デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせたシステムが搭載されていました。
しかし、新型グレイスハイブリッドでは全面改良された「インサイト」や「フィット4」に採用されている2モーター式に変更されます。
▼ホンダ・インサイト
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▼ホンダ「e:HEV」
2モーターハイブリッドシステムホンダ「e:HEV」は、発電用と走行用のモーターを分けることで3つの走行モードが利用できるようになり、1モーター式より高い環境性能が実現されます。
以前はオデッセイやステップワゴンなどで2Lエンジンと組み合わせられていましたが、低コスト化の目処がたったことで、新たにグレイスハイブリッドにも搭載可能な1.5Lエンジンモデルが用意されました。
▼ホンダ製直列3気筒1Lガソリンターボエンジン
新型グレイスではその他にも、直列3気筒1Lターボエンジンが採用されます。
1Lターボエンジンは、シビックタイプRの2Lターボ、ステップワゴンなどに採用される1.5Lターボとあわせ、ホンダの新世代ダウンサイジングターボエンジンとして発表されていました。
出力は1.8L自然吸気エンジンに匹敵するトルクながら、小排気量ならでは燃費性能が両立されます。
大幅改善!ホンダ新型グレイスの燃費は?
▼ホンダ新型グレイス(海外仕様シティ)の燃費
- 1Lターボエンジン:23.8km/L
- 1.5Lハイブリッド:37.0km/L(目標値)
ホンダ新型グレイスの燃費は、1Lターボエンジン搭載車で23.8km/Lと発表されています。
日本仕様として搭載が予定される2モーターハイブリッドシステムは、現行ハイブリッド車の34.8km/Lから、37.0km/L以上への改善が見込まれています。
▼参考:ホンダ・グレイスの燃費(現行モデル)
- グレイス(1.5Lガソリン):22.0km/L
- グレイスハイブリッド:34.8km/L
新機能追加!ホンダ新型グレイスの安全装備は?
ホンダ新型グレイスの安全装備には、機能をアップした「ホンダセンシング」が全車標準装着されます。
搭載されるホンダセンシングは、前方を広角に検知するフロントワイドビューカメラを新採用。
車両前後に装着された計8つのソナーセンサーとの組み合わせにより、従来機能を拡充するとともに、近距離衝突軽減ブレーキが追加されます。
ホンダ新型グレイスの価格は?
ホンダ新型グレイスの価格は、安全システム「ホンダセンシング」の全車標準装備や通信モジュールの採用により、10万ほどのスタート価格アップになるとみられています。
グレイスハイブリッドはコストをダウンした2モーターシステムを搭載しますが、装備の充実とあわせ20万円ほど高価になると見込まれています。
▼参考:ホンダ・グレイスの価格(現行モデル)
- グレイス(1.5Lガソリンモデル)
・LX
FF:1,801,800円、4WD:2,021,800円 - グレイスハイブリッド
・HYBRID DX
FF:2,016,300円、4WD:2,236,300円
・HYBRID LX・Honda SENSING
FF:2,278,100円、4WD:2,498,100円
・HYBRID EX・Honda SENSING
FF:2,396,900円、4WD:2,616,900円
ホンダ新型グレイスの発売日は?
フルモデルチェンジを予定するホンダ新型グレイスの海外仕様となるシティは2019年11月25日に発表、同日から予約受付が開始され、2020年1月の納車予定となっています。
ホンダは新世代のコンパクトセダンを投入することで、フィットやヴェゼル、フリードとあわせコンパクトカーをアピールしていきたい考えです。
ホンダ・グレイスを「おさらい」
▼ホンダ・グレイス(初代)
ホンダ・グレイス(GRACE)は、初代となる現行モデルが2014年に登場したコンパクトクラスのセダンです。
車名「GRACE」の由来は、英語で「上品」「上質」という意味を持つ単語からとなっています。
ホンダが進めるグローバル化改革の主力モデルとして3代目フィットをベースに開発され、SUVのヴェゼルとも基礎を共有しています。
ボディは、アジア・オセアニア向けとされた4代目「シティ」と共有。「フィットアリア」以来、日本向け5ナンバーサイズの4ドアセダンとして5年11か月ぶりのモデルとなりました。
室内空間は、フィットなどに採用されているセンタータンクレイアウトを採用することで拡大され、ハイブリッド車はIPU(インテリジェントパワーユニット)をコンパクト化し、床下に収納したことでトランクルームはFF車で430Lの大容量を実現。
ハイブリッドカーでありながら、トランクスルーが可能とされました。
発売開始当初はハイブリッド専用車種とされていましたが、2015年6月にガソリン車を追加し、同年7月には教習車仕様も用意されています。
新型ホンダ・グレイスについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!