アウディが、ブランドの最上級クーペSUV「Q8」の新モデルを発表しました。
スポーティでタフなモデルになるアウディ新型Q8について、スペックや価格などの最新情報をご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】高出力PHEV!新型「Q8 55TFSIe/コンペティション60 TFSIe」発表!
- アウディ新型Q8の【特徴まとめ】
- 迫力!アウディ新型Q8の外装(エクステリア)デザイン
- 走行性能重視!アウディ新型Q8のボディサイズは?
- 上質!アウディ新型Q8の内装(インテリア)デザイン
- SUVニュル最速!アウディ新型RS Q8設定!
- パワフル!アウディ新型Q8のパワートレインとスペックは?
- アウディ新型Q8の走り、使い勝手を試乗動画でチェック!
- 走り重視!アウディ新型Q8の燃費は?
- 最新システム!アウディ新型Q8の安全装備は?
- アウディ新型Q8の価格は?
- アウディ新型Q8の発売日は?
【最新情報】高出力PHEV!新型「Q8 55TFSIe/コンペティション60 TFSIe」発表!
▼アウディ新型Q8コンペティション60 TFSIeの画像
アウディが、フラッグシップクーペSUV「Q8」のプラグインハイブリッドモデルとなる「Q8 55TFSIe」と「Q8コンペティション60 TFSIe」を発表しました。
「Q8 55TFSIe」と「Q8コンペティション60 TFSIe」は、V型6気筒3Lエンジンを電気モーターがアシストすることで、「Q8 55TFSIe」で381ps/61.2kgm、「Q8コンペティション60 TFSIe」では462ps/71.3kgmもの出力を発生。
0-100km/h加速タイムは「Q8 55TFSIe」が5.8秒、「Q8コンペティション60 TFSIe」が5.4秒とされています。
EV航続距離は45kmと実用的な距離が確保され、燃費は欧州値42.5km/L(充電電力使用時)に。
また、インフォテインメントシステムでは、交通や気象状況から、EV走行に最適なルートを提案。
17.8kWhのリチウムイオンバッテリーは、7.4kWのウォールボックスから2時間半でフル充電することが可能となっています。
▼アウディQ7
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アウディ新型Q8の【特徴まとめ】
▼アウディ新型Q8の特徴
- 全面改良により最新世代になっているQ7と基礎を共有し、クーペSUVスタイルを採用
- 48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせたガソリンとディーゼルエンジンを搭載
アウディ新型Q8は、SUVで大きなシェアを獲得したクーペSUVの新モデルとしてラインナップされています。
これまでも販売されてきた最上級SUVのQ7がベースモデルとして採用され、同格のクーペモデルとしてアウディのSUVラインナップを牽引する存在になります。
最新技術を採用したパワートレインを設定することで、高い走行性能と環境性能が実現されています。
▼アウディ新型Q8の動画
迫力!アウディ新型Q8の外装(エクステリア)デザイン
アウディ新型Q8の外装は、リアウィンドウを大きく傾斜することで、アウディが得意としスポーツスタイルが人気になっている5ドアハッチバックモデル「A7スポーツバック」を思わせるボディラインを持つクーペSUVに仕上げられています。
フロントには大型の八角形グリルや輪郭を強調したエアスクープを採用し、リアにはダイナミックな外観のスポイラーを装備。
ライトは標準でLEDヘッドライトとされ、オプションでHDマトリクスLEDライトが設定されています。
▼アウディ新型SQ8の画像
新型Q8には、ハイスペックモデルとしてSQ8も設定され、専用のエアロパーツやエクステリアアクセントを採用することで、ベースモデルと差別化されています。
走行性能重視!アウディ新型Q8のボディサイズは?
▼アウディ新型Q8のボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4995×1995×1705mm
- ホイールベース:2990mm
- 車重:2140kg
- 乗員:5人
- ※参考
・アウディQ7
全長×全幅×全高:5070×1970×1735mm
ホイールベース:2990mm
車重:2080kg
乗員:7人
アウディ新型Q8のボディサイズは、ベースになるQ7より全長が短縮され、筋肉質なスタイルになっています。
全高は-30mm、全幅を+25mmとすることで、低重心のデザインが強調されています。
乗員はQ7が3列シートの7人乗りでしたが、Q8では5人乗りに変更されました。
悪路に対応する地上クリアランスは250mmと高くなっており、タフに使うことができるようになっています。
上質!アウディ新型Q8の内装(インテリア)デザイン
アウディ新型Q8の内装は、デジタルメーターや2つの大型センターディスプレイを組み合わせた最新デザインとなっています。
前席には、12.3インチディスプレイを採用するデジタルメーター「アウディバーチャルコクピット」のほか、上部10インチ、下部8.6インチのツインディスプレイとした最新インフォテインメントシステムを搭載。
サウンドには、高級オーディオを手がけるBang&OlufsenのAdvanced Sound Systemを採用。
シートには、マッサージとベンチレーション機能が装備されています。
後席は3列シート7人乗りのQ7から5人乗りに変更することで、より余裕をもった空間が確保されています。
後席は3分割で倒すことができるようになっており、ラゲッジスペースは最大で1755Lもの容量を使うことができるようになっています。
▼アウディ新型Q8の室内サイズ
- ラゲッジ容量
5人乗車時:650L、後席折りたたみ時:1755L
▼アウディ新型Q8の動画
SUVニュル最速!アウディ新型RS Q8設定!
▼アウディ新型RS Q8の画像
アウディQ8には、ハイパフォーマンスモデルとなる「RS Q8」が発表されています。
アウディ新型RS Q8は、エンジンにV型8気筒4Lツインターボエンジンを搭載し600ps/81.6kgmを発揮。
0-100km/hは3.8秒、トップスピードは通常250km/hに制限されていますが、Dynamicパッケージを選択することで305km/hを実現。
▼アウディ新型Q8のニュルブルクリンクタイムアタック動画
先に行われたドイツニュルブルクリンクでのタイムアタックでは、以前メルセデスAMG「GLC63S」が記録した7分49秒3を大幅に短縮する7:42.253を記録。ニュルブルクリンク最速SUVとなっています。
パワートレインは、48Vマイルドハイブリッドシステムにより惰性走行が可能となっているほか、シリンダーオンデマンドシステムによりハイギヤの低中負荷域で4気筒を休止。
8速ATと組み合わせる駆動システムは、前後駆動配分を通常時40:60、必要に応じてフロント最大70%、リア最大85%まで可変するクワトロ4WDを採用。
サスペンションには車高を90mm変化させることが可能なアダプティブエアサスペンションシステム、電気機械式アクティブロールスタビリティコントロールシステムを装備。
ブレーキはフロントに420mm、リアに370mmローターを採用し、オプションでフロント440mm、リア370mmのカーボンセラミックブレーキディスクも設定。
走行モードには、Comfort, Auto, Dynamic, Efficiency, Allroad, Offroad,のほか、個別に設定可能なRS1とRS2の8モードが用意されています。
外観は専用エアロを採用するほか、標準で22インチ10スポークホイールを装備し、オプションで最大23インチに対応。
インテリアにはアルカンターラトリムや、ナッパレザーとアルカンターラを組み合わせたスポーツシートを装備。
新型RS Q8は2020年第1四半期から欧州で納車が開始され、欧州価格は127,000ユーロ(約1530万円)となっています。
パワフル!アウディ新型Q8のパワートレインとスペックは?
▼アウディ新型Q8のパワートレインとスペック
- 【55 TFSI】
V型6気筒3Lガソリンターボ【日本導入】
最高出力340ps、最大トルク:44.8kgm - V型6気筒3Lディーゼルターボ
最高出力272ps、最大トルク:61.1kgm - 【55 TFSIe】
V型6気筒3Lターボ+PHEV
出力:381ps/61.2kgm
0-100km/h加速:5.8秒
EV航続距離:45km - 【コンペティション60 TFSIe】
V型6気筒3Lターボ+PHEV
出力:462ps/71.3kgm
0-100km/h加速:5.4秒
EV航続距離:45km - 【SQ8】
V型8気筒4Lガソリンツインターボ
最高出力:507ps、最大トルク:78.5kgm - 【RS Q8】
V型8気筒4Lガソリンターボ
最高出力:600ps、最大トルク:81.6kgm
0-100km/h加速:3.8秒
最高速度:305km/h - トランスミッション:8速AT
- 駆動方式:4WD「Quattro」
アウディ新型Q8には、最新のマイルドハイブリッドシステムを採用するガソリンとディーゼルエンジンが設定されています。
採用されたマイルドハイブリッドシステムは。48Vの電源システム、リチウムイオンバッテリー、ベルト駆動式のオルタネータースターターを装備し、減速時には最大で12kWのエネルギーを回生。
クルージングなどの低負荷走行時にはエンジンを休止し惰性走行(コースティング)することで、環境性能をアップすることができるようになっています。
組み合わせられる4WDシステム「クワトロ」は、前後トルク配分を40:60とすることで、気持ちがいいハンドリングと強力なトラクションを両立しています。
また、高性能を持つモデルとして「SQ8」も設定され、V型8気筒4Lガソリンターボエンジンを搭載。
507ps/78.5kgmの高出力により、0-100km/hタイムは4.1秒まで短縮されています。
最上位モデルとなるRS Q8では、パワートレインに同グループのポルシェがフラッグシップサルーンの「パナメーラ」に採用していたV型8気筒4Lターボが使用され、600馬力を発揮。
これにより、0-100km/h加速3.8秒、最高速度305km/hのハイパフォーマンスが実現されます。
アウディ新型Q8の走り、使い勝手を試乗動画でチェック!
アウディ新型Q8は、注目度の高さから試乗動画が公開されています。
高いパフォーマンスと質感が高評価を受けています。
走り重視!アウディ新型Q8の燃費は?
▼アウディ新型Q8の燃費
- 3Lガソリン:10.3km/L
アウディ新型Q8の燃費は、3Lガソリンモデルで10.3km/Lとされました。
走行性能やスタイルを重視しながらも、Q7の3Lガソリンエンジンの11.7 km/Lからのダウンが抑えられています。
最新システム!アウディ新型Q8の安全装備は?
アウディ新型Q8の安全装備には、22個のセンサーやカメラの統合制御による高度な運転支援システムが採用されています。
運転支援システムには、0-250km/hまでの速度で、加減速や車線変更のサポートを提供する「アダプティブドライブアシス卜」を搭載。
また、アウディ初となる工マージェンシーアシス卜機能により、緊急時にクルマを自動的に停止させることも可能となっています。
その他、駐車の際に縁石への接触を回避するサポートを行う「カーブストーンアシス卜」なども採用されています。
アウディ新型Q8の価格は?
▼アウディ新型Q8の価格
- Q8 55 TFSIクワトロ:1010万円
- Q8 55 TFSIクワトロ・デビューパッケージSライン:1122万円
- Q8 55 TFSIクワトロ・デビューパッケージ・ラグジュアリー:1122万円
- RS Q8:127,000ユーロ(欧州価格/約1530万円)
アウディ新型Q8の日本価格は、1010万円からに設定されました。
日本ではQ7の「55 TFSI」が938万円から用意されていますが、新型Q8は72万円高価になっています。
アウディ新型Q8の発売日は?
アウディ新型Q8は、日本で2019年9月3日に発売されました。
ハイパフォーマンスモデルとなる「RS Q8」は、2019年11月20日のロサンゼルスモーターショーで発表され、2020年第1四半期から販売が開始される予定です。
アウディはQ8の追加により上級SUVラインナップを強化することで、よりプレミアムブランドとしての魅力を強化したい考えです。
新型アウディQ8については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!