ホンダが、コンパクトカー「フィット」の改良発売を発表しました。
改良により魅力をアップしたホンダ新型フィットについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】モデューロX&20周年記念車!ホンダ新型「フィット4」改良発売!
- ホンダ新型フィット4の【変更点まとめ】
- 155.7万円から!ホンダ新型フィット4の価格は?
- 5種類!ホンダ新型フィット4の外装(エクステリア)デザインは?
- 新装備!ホンダ新型フィット4の内装(インテリア)デザイン
- 最新世代!ホンダ新型フィット4のスペック、走行性能は?
- ホンダ新型フィット4を試乗動画でチェック!
- 改善!ホンダ新型フィット4の燃費は?
- 最新機能!ホンダ新型フィット4の安全装備は?
- 取り回しやすく!ホンダ新型フィット4のサイズ、車体設計は?
- いつ?ホンダ新型フィット4の発売日は?
- ホンダ・フィットを「おさらい」
【最新情報】モデューロX&20周年記念車!ホンダ新型「フィット4」改良発売!
▼ホンダ新型フィットモデューロXの画像
ホンダが「フィット4」のスポーツモデル「フィット e:HEV Modulo X(モデューロX)」と、ベースモデルの改良発売を発表しました。
ホンダ・フィットは、ブランドの主力コンパクトカーとしてラインナップされ、現行モデルは2020年2月にフルモデルチェンジし新世代となっていました。
新設定されたフィットe:HEV Modulo Xは、ブラックを基調とした存在感のあるデザインを採用すると共に、実効空力を高める専用グリルと前後エアロバンパー、テールゲートスポイラーを装着することで、走行性能がアップされています。
また、ダーククロームメッキエンブレムやブラック塗装でコーディネートしたリアライセンスガーニッシュの装着で、より特別感のあるエクステリアを演出。
足回りには、専用セッティングのダンパー、SUPER GTレーシングマシン由来のスポーティーな造形で、軽量かつ“しなやかさ”を追求した専用16インチアルミホイールを採用。
インテリアには、ブラック×ボルドーレッドとブラックの2種類の専用カラーを設定。
ダーク系の専用アクセントカラーインテリアパネルと合わせることで上質感のあるキャビンを演出。フロントシートは本革×ラックススェードの専用コンビシートに「Modulo X」のステッチを採用。
パワートレインには、ハイブリッドFFのみが設定されています。
その他、新型フィットでは、フルモデルチェンジした「ヴェゼル」で初採用された新世代ナビと専用設計されたプレミアムオーディオを設定。
ナビでは、新しい地図に自動で更新される「自動地図更新サービス」を搭載したほか、多彩なアプリを提供する「Honda アプリセンター」、Wi-Fiスポットとしてインターネット接続ができる「車内 Wi-Fi」などの機能を搭載。
▼新色「ローズゴールド・メタリック」
▼「NESS」グレード専用2トーンカラー
ボディカラーでは、新色「ローズゴールド・メタリック」を追加したほか、「NESS」専用のアクセント2トーンカラーがオレンジに変更されています。
▼新型フィット特別仕様車「Casa」
加えて新型フィットでは、初代フィットのデビューから20周年を記念した特別仕様車「Casa(カーサ)」と「Maison(メゾン)」を新設定。
「HOME」グレードをベースとし、「Casa」はレッドステッチをアクセントとした専用シートなど、洗練されたパッションを感じさせるスタイリッシュなデザインを採用。
▼新型フィット特別仕様車「Maison」&新色「ローズゴールド・メタリック」
「Maison」は上品さとしなやかさを感じさせるグレー×ベージュの専用シートを装着し、シティライフの華やかさが演出されています。
新型フィットは2021年6月4日に発売。価格はベースモデルが155万7600円~259万1600円、フィット e:HEV Modulo Xが286万6600円となっています。
▼ホンダ新型フィットの動画
▼ホンダ・ヴェゼル
【新型ヴェゼル】「e:HEV Modulo X追加!」!最新情報、燃費、サイズ、価格は?
ホンダ新型フィット4の【変更点まとめ】
▼ホンダ新型フィット4の変更点
- スポーツモデル「フィットe:HEV Modulo X」を設定
- 「自動地図更新サービス」に対応した新世代ナビを設定
- 「プレミアムオーディオ」を設定
- 「HOME」グレードをベースとした20周年特別仕様車「Casa」「Maison」を設定。
専用シート、16インチホイール、ブラックドアミラー、アームレスト付きコンソールボックスなどを採用 - 新色「ローズゴールド・メタリック」を追加
- 「NESS」専用アクセント2トーンカラーをオレンジに変更
▽2020年2月フルモデルチェンジ時の変更点
- 外装デザインに「BASIC」「HOME」「CROSSTAR」「LUXE」「NESS」の5タイプを設定し、各モデル専用のインテリアを採用
- 1.5L2モーター式ハイブリッドシステム「e:HEV」を新搭載
- 先進安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」に、フロントワイドビューカメラを新採用し、車両前後に装着された計8つのソナーセンサーとの組み合わせにより、Hondaとして初めて近距離衝突軽減ブレーキを追加し、全タイプで標準装備
- Honda車専用車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダ コネクト)」を日本初設定。
スマートフォンによるリモート操作やトラブルサポート、Honda ALSOK駆けつけサービスなどを提供する「Honda Total Care プレミアム(ホンダ トータル ケア プレミアム)」を展開 - ハイブリッドモデルの「e:HEV NESS」「e:HEV CROSSTAR」「e:HEV LUXE」の2WD車に「VGR(可変ステアリングギヤレシオ)」を標準装備し、走行スピードなどに応じてタイヤの舵角を最適化することで、取りまわしのよさと高速道路などでの安定感を両立
155.7万円から!ホンダ新型フィット4の価格は?
▼ホンダ新型フィットの価格
▽1.3Lガソリン
(4WD車は19万8000円高、LUXEのみ20万9000円高)
- BASIC:1,557,600円
- HOME:1,767,700円
- NESS:1,877,700円
- CROSSTAR:1,938,200円
- LUXE:2,076,800円
▽1.5Lハイブリッド
(4WD車は19万8000円高、LUXEのみ20万9000円高)
- e:HEV BASIC:1,997,600円
- e:HEV HOME:2,117,500円
- e:HEV NESS:2,227,500円
- e:HEV CROSSTAR:2,288,000円
- e:HEV LUXE:2,426,600円
▽モデューロX&特別仕様車【新設定】
- モデューロX
ハイブリッド:2,866,600円 - 【特別仕様車】
「Casa」「Maison」(同価格)
ガソリン:1,917,300円
ハイブリッド:2,267,100円
ホンダ新型フィット4のスタート価格は維持され、155万7600円からとなっています。
新設定されたモデューロXは286万6600円となり、シリーズ最上位のモデルとなっています。
5種類!ホンダ新型フィット4の外装(エクステリア)デザインは?
▼ホンダ新型フィット「BASIC」の画像
ホンダ新型フィット4の外装には新世代のデザインが採用され、個性豊かな5つのタイプが設定されています。
「BASIC(ベーシック)」は、デザイン性と快適性を備えた基本のタイプとして、やわらかな表情をつくるフロントフェイス、シームレスで流れるようなフォルムなど、親しみを感じさせるシンプルなデザインを採用。
▼ホンダ新型フィット4「HOME」の画像
「HOME(ホーム)」は、良質な素材を用いたナチュラルな風合いの織物のシート、本革ステアリングやプライムスムースのソフトパッドなど、全体のカラーや素材を揃え、質感が高くリラックスできるこだわりの空間に。
▼ホンダ新型フィット4「LUXE」の画像
「LUXE(リュクス)」はエクステリアに、プラチナ調クロームメッキや専用デザインの16インチアルミホイールを採用し、上質感を向上。
優雅で心地よい時間が過ごせる空間を目指し、質感や手触りのよさを追求した専用の本革シートを標準装備。
▼ホンダ新型フィット4「NESS」の画像
▼参考:フィット4「NESS」(前モデル)
4モデル目となる「NESS(ネス)」は、気分が盛り上がるカラーコーディネートとともに、シートとインパネソフトパッドの表皮に撥水性の高い素材を採用。
ドライブをよりいっそう楽しめるよう、フィットネススポーツのような、軽快でファッショナブルなタイプに仕上げ。
改良では、特徴的な色分けの2トーンカラーがオレンジに変更されています。
▼ホンダ新型フィット4「CROSSTAR」の画像
「CROSSTAR(クロスター)」では、街にもアウトドアにも似合うCROSSTAR専用のエクステリアデザインと大径タイヤを採用し、車体は全幅が1700mmを超える3ナンバーサイズに拡大。
インテリアには、シートとインパネソフトパッドの表皮に撥水性の高い素材を採用するなど、コンパクトでありながらタフなイメージになっています。
また、新型フィット4ではホンダアクセスから多彩なアクセサリーパーツが設定され、用途にあわせたカスタマイズが可能になっています。
新装備!ホンダ新型フィット4の内装(インテリア)デザイン
▼ホンダ新型フィット4の画像
ホンダ新型フィット4の内装は、全面改良により基礎から構造を見直すことで効率をあげ、より快適な室内空間が確保されています。
▼新世代ナビ
改良では、フルモデルチェンジした「ヴェゼル」で初採用された新世代ナビとプレミアムオーディオを設定。
ナビでは、新しい地図に自動で更新される「自動地図更新サービス」を搭載したほか、多彩なアプリを提供する「Honda アプリセンター」、Wi-Fiスポットとしてインターネット接続ができる「車内 Wi-Fi」などの機能が搭載されています。
▼新型フィット4「BASIC」のインテリア(カラー2種)
▼新型フィット4「HOME」のインテリア(カラー2種)
▼新型フィット4「LUXE」のインテリア(カラー2種)
▼新型フィット4「CROSSTAR」のインテリア(カラー1種)
▼新型フィット4「NESS」のインテリア(カラー2種)
フィットのインテリアデザインは5タイプ用意される外装デザインにあわせ、専用のカラーを設定。
加えて、レジャーでの使用をイメージした「NESS」と「CROSSTAR」には汚れに強い撥水シート表皮、質感を高めた「LUXE」では本革シートが採用されています。
フロントピラーは従来と異なる断面構造にするとともに、万が一の衝突時にはボディーへ荷重を流す構造を採用することで、十分な衝突安全性能とワイドで優れた視認性を両立。
またインテリアパネルは水平・直線基調のデザインにするとともに、車内からはワイパーを見えにくくすることで、運転時の心地よい視界を実現。
▽アタッチメントレール付きセンターコンソール
▽LUXE専用「アームレスト付センターコンソールボックス+ワイヤレス充電」
センターコンソールは、パーキングブレーキの電動化によって空いたスペースに、アタッチメントを脱着して使い勝手を高める「フレキシブルアタッチメントテーブル」を新採用。
LUXE専用の「アームレスト付センターコンソールボックス+ワイヤレス充電」をメーカーオプション設定するほか、マルチコンソールやコンソールティッシュボックストレイなど、さまざまなディーラーオプションを用意。
また、「e:HEV HOME」以外のハイブリッドモデルには、後席向けの充電用USBジャックが設定されています。
メーターには、ホンダのコンパクトカー初となる7インチフルカラー液晶を全車で標準装備。
表面の反射防止加工と設置角度の最適化でバイザーレス化を実現し、シンプルなインパネデザインに仕上げ。
メーターでは車速を数字で大きく表示するほか、ACC(アダプティブクルーズコントロール)の作動設定やハイブリッドシステムのエネルギーフローなどがわかりやすく表示されます。
フロントシートは座り心地を追求し、上級セダンへの搭載も見据えて新しく開発した、新世代の「ボディースタビライジングシート」を採用。
身体をしっかり保持する面支持構造とすることで、長時間のドライブでも疲れにくく。
あわせて、座面のパッド厚をフロントで30mm以上、リアで24mm拡大することで、柔らかな座り心地が実現されています。
その他、新型フィットでは、ボディ各所の剛性向上により振動を抑制し、騒音の発生を低減。
ドア周辺からノイズが浸入しないようシール性を高め、AピラーとBピラーにフィットとして初めてスプレー式発泡ウレタンフォーム充填を実施。
エンジンの音が車内に侵入しないよう、ダッシュボードインシュレーターの遮音層を拡大し、インパネインシュレーターも面積アップ。
ハイブリッドモデルでは3つのエンジンマウントをすべて樹脂製としてエンジン振動を効果的に抑制するとともに、液封タイプのサイドマウントは液室容量を拡大することで、エンジン振動伝達が低減されています。
最新世代!ホンダ新型フィット4のスペック、走行性能は?
▼新型フィット4のパワートレインとスペック
- 【ガソリン車】
直列3気筒1.3L
出力:98ps/12.0kgm - 【フィットハイブリッド】
直列4気筒1.5L+2モーター「e:HEV」ハイブリッド
エンジン出力:98ps/13.0kgm
モーター出力:109ps/25.8kgm - 駆動方式:FF or 4WD
ホンダ新型フィットのパワートレインには、新世代の2モーター式ハイブリッド「e:HEV」が搭載されています。
▼参考:ホンダ・フィットのスペック(前モデル)
- 直列4気筒1.3L
・出力:100ps/12.1kgm - 直列4気筒1.5L
・出力:132ps/15.8kgm - 直列4気筒1.5L i-VTEC+i-DCDハイブリッド
・エンジン出力:110ps/13.7kgm
・モーター出力:29.5ps/16.3kgm
フィットハイブリッドは前モデルで、1.5Lエンジンと1つの電気モーター、デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせたシステムが搭載されていました。
しかし、新型フィットハイブリッドでは、先に「インサイト」に採用されていた2モーター式に変更。
▼ホンダ「e:HEV」
2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」は、発電用と走行用のモーターを分けることで3つの走行モードが利用できるようになっており、1モーター式より高い環境性能が実現されています。
以前はオデッセイやステップワゴンなどで2Lエンジンと組み合わせられていましたが、小型化しながらも大きなトルクを発生させることが可能となる新型モーターの採用により、新たにフィットハイブリッドにも搭載可能な1.5Lエンジンモデルが用意されました。
ハイブリッドシステムは、駆動用バッテリーや制御用ECU、冷却システムなどを組み合わせたIPU(インテリジェントパワーユニット)も一新し、新型リチウムイオンバッテリーは最高出力を62%高め、IPU全体の重量と容積を約25%削減。
従来はラゲッジスペースの床下に配置していたPCU(パワーコントロールユニット)も小型化と高効率化を追求しエンジンルーム内に移設。
エンジンよりも高出力なモーターを搭載することにより、高速道路のクルージング走行時のようなシーンを除き、日常走行のほとんどをモーターにより走行するようにしたことで、燃費性能も高められています。
ガソリンエンジン車では前モデルに設定されていた1.5Lエンジンが廃止され、大型電動オイルポンプを使う「サーボ油圧システム」を搭載する新開発CVTと1.3Lエンジンを組み合わせることで燃費を向上。
駆動システムは、積雪路や未舗装路などの広い路面状況で安定した駆動力を発揮するビスカスカップリング式4WDを全モデルに設定。2モーターハイブリッドシステムとビスカスカップリング式4WDの組み合わせはホンダ車初となっています。
加えて、ハイブリッドモデルの「e:HEV NESS」「e:HEV CROSSTAR」「e:HEV LUXE」の2WD車には「VGR(可変ステアリングギヤレシオ)」が標準装備され、走行スピードなどに応じてタイヤの舵角を最適化することで、取りまわしのよさと高速道路などでの安定感が両立されています。
ホンダ新型フィット4を試乗動画でチェック!
ホンダ新型フィット4は、注目度の高さから多くの試乗動画が公開されています。
新世代となりあがった質感が評価されています。
改善!ホンダ新型フィット4の燃費は?
▼ホンダ新型フィット4の燃費
- 1.3Lガソリン
WLTCモード:20.4km/L
JC08モード:24.2km/L - 1.5Lハイブリッド
WLTCモード:29.4km/L
JC08モード:38.6km/L
ホンダ新型フィット4の燃費は、2モーターハイブリッドシステムの採用により前世代からアップしています。
前モデルでは、前期型でJC08モード値36.4km/Lだった燃費が、後期型ではエンジン効率の改善により37.2km/Lに向上していました。
新型フィットでは、最新ハイブリッドシステムによりJC08モードの値を更新するとともに、より実燃費に近いWLTCモード値も優れたものとなっています。
▼参考:ホンダ・フィットの燃費(前世代)
- 1.3Lエンジン
FF:24.6km/L、4WD:20.2km/L - 1.5Lエンジン
FF:22.2km/L、4WD:19.4km/L - 1.5Lハイブリッド
FF:37.2km/L、4WD:29.4km/L
最新機能!ホンダ新型フィット4の安全装備は?
ホンダ新型フィット4の安全装備には、機能をアップした「ホンダセンシング」が採用されています。
搭載されるホンダセンシングは、近距離の隣接車線まで視野に入る約100度の有効水平画角を備えた「フロントワイドビューカメラ」を採用。
最新の高速処理チップを組み合わせることで、これまでミリ波レーダーで行なってきた対象物との距離測定を単眼カメラで実現できるように。
また、計8個のソナーセンサーを配置することにより、後退時のペダル踏み間違えに対応する「後方誤発進抑制機能」、ヘッドライトのハイビーム/ロービームを自動切り替えする「オートハイビーム」を新採用。
前モデルから用意されている8種類の機能と合わせ、全11種類の技術で安全運転をアシストすることができるようになっています。
取り回しやすく!ホンダ新型フィット4のサイズ、車体設計は?
▼ホンダ新型フィットのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:3995×1695×1515mm
※CROSSTARは全幅1725mm、全高+30mm - ホイールベース:2530mm
- 最低地上高:135mm(CROSSTAR:155mm)
- 車重:1070kg(ハイブリッド:1180kg)
- ※参考
・ホンダ フィット(前モデル)
全長×全幅×全高:3990×1695×1525mm
※「ハイブリッド・S」「RS」は全長4045mm
ホイールベース:2530mm
車重:1010kg
ホンダ新型フィットのボディサイズは、ベースモデルで5ナンバーサイズが維持され取り回しの良さが魅力となっています。
室内空間は前モデルより開放感のあるつくりとすることで、使い勝手がアップされています。
クロスオーバーモデルとなる新型フィットCROSSTARは全幅を拡大することで3ナンバーボディとなり、最低地上高をベースモデルからアップすることで悪路走破性能を向上しています。
その他、新型フィット4では、ボディ骨格に使用するハイテン材(高張力鋼)の中でもとくに強度が高い980MPa級以上の部材の適用比率を、前モデルの10%から18%まで拡大することで軽量化。
加えて、前後サスペンションのダンパー取り付け点で重量増を抑えつつ、ボディの曲げ剛性を6%、ねじり剛性を13%アップ。
サスペンションは、フロントでスプリングの材料に高応力タイプを使用し、前モデルから大幅に寝かせた角度で配置可能として横力のキャンセル量を拡大し、応答性を向上。
リアサスペンションでは、従来から採用している「入力分離ダンパーマウント」の構造を変更し、ロッド同軸1点締結からアルミダイキャスト製ブラケットを介する2点締結に改良。
さらにマウントラバーの受圧面積を1.3倍に拡大することで、ロードノイズも低減されています。
いつ?ホンダ新型フィット4の発売日は?
改良されたホンダ新型フィット4は、2021年6月4日に発売されます。
ホンダはフィットを改良することで、「ヴェゼル」などとあわせて新世代モデルをアピールしていく予定です。
ホンダ・フィットを「おさらい」
▼ホンダ・フィット(初代)
ホンダ・フィット(FIT)は、2001年に初代が登場したコンパクトカーです。
英語表記は初代が「Fit」となっていましたが、2代目以降はすべて大文字の「FIT」に変更されており、海外では「ジャズ(Jazz)」のモデル名で販売されています。
ホンダ「ロゴ」の後継車として製作され、現在では軽自動車の「Nシリーズ」にも採用されている燃料タンクを薄型樹脂製にし前席下に配置する「センタータンクレイアウト」とすることで、後部座席やラゲッジスペースを拡大。
広い室内空間を持っていたことで、人気モデルになりました。
▼ホンダ・フィット(2代目)
2007年に登場した2代目では、後期型へのマイナーチェンジ時にフィットハイブリッドを追加し燃費を30km/Lまで向上。
2013年に登場した前モデルの3代目は、グローバル市場でもホンダの最量販車となることを目標にボディサイズを拡大しましたが、全幅を維持することで日本の5ナンバーサイズを保ちました。
基礎やパワートレインを共有するSUVの「ヴェゼル」、セダンの「グレイス」、コンパクトミニバンの「フリード」、ワゴンの「シャトル」も販売されています。
新型ホンダ・フィットについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!