レクサスが、上級セダン「ES」の改良日本発売を発表しました。
改良により魅力をアップした新型ESについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新特別仕様車設定!レクサス「新型ES」改良日本発売!
- レクサス新型ESの【変更点まとめ】
- 602万円から!レクサス新型ESの価格は?
- 上質!レクサス新型ESの外装(エクステリア)デザインは?
- 最新装備!レクサス新型ESの内装(インテリア)デザイン
- パワフル!レクサス新型ESのスペック、走行性能は?
- レクサス新型ESを試乗動画でチェック!
- 走り両立!レクサス新型ESの燃費は?
- 最新システム!レクサス新型ESの安全装備は?
- レクサス新型ESのボディサイズは?
- いつ?レクサス新型ESの発売日は?
- レクサスESを「おさらい」
【最新情報】新特別仕様車設定!レクサス「新型ES」改良日本発売!
レクサスが「ES」の改良日本発売を発表しました。
レクサスESは、2018年10月に新世代モデルを日本で発売。2021年8月には外装の変更を含むビッグマイナーチェンジが実施されていました。
改良されたレクサス新型ESは、これまでブルー背景とされていたエンブレムを、他のレクサス車のガソリンモデルに採用されているブラック背景に統一。
インテリアでは、最新のタッチ式インフォテインメントシステムを採用し、シフトレバー横に配置されていたタッチパッド「リモートタッチ」が廃止され、ドリンクホルダーを移設することで使い勝手を向上。
また、クラウド上の地図情報を活用することで、交通情報や駐車場の空き情報をリアルタイムで取得するコネクティッドナビを採用。
ワイヤレスApple CarPlay、Android Auto、Webブラウザー機能、無線通信でソフトウェアの更新が可能となるOTAソフトウェアアップデート機能のほか、スマートフォンでクルマの状態の確認や乗車前のエアコン作動などに対応。
音声認識機能は、ステアリングのトークスイッチ操作による起動に加え、ディスプレイのマイクアイコン操作や音声による起動が可能に。
変更にあわせて、これまで採用されていたmicroSDカードスロット、「CD/DVD/Blu-ray」プレイヤーが廃止されています。
安全システムでは、車両を上から見たような映像をセンターディスプレイへ表示するパノラミックビューモニターに、撮影した路面の映像を車両直下に合成表示することで車両下方の路面状況、タイヤ位置などの把握を補助する床下透過表示機能を追加。駐車やすり抜けがサポートされます。
▼レクサス新型ES「Graceful Escort」の画像
その他、新型ESでは特別仕様車として上位グレード「version L」をベースとした新モデル「Graceful Escort」が設定され、専用シートカラーとしてクリムゾン&ブラックを採用。本革シートやインストルメントパネルにクリムゾンステッチをあしらい、ステアリングには墨ブラックを使用。
外装は、特別仕様車専用の塗装を施したスピンドルグリル、アルミホイールを採用し、落ち着いた質感で大人の魅力に溢れたスタイルに仕上げられています。
レクサス新型ESは、2022年7月28日に発売。価格は6.020,000円から7,280,000円となっています。
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レクサス新型ESの【変更点まとめ】
▼レクサス新型ESの変更点
- エンブレムをブラック背景に変更
- タッチ式最新インフォテインメントシステムを採用
- タッチパッド「リモートタッチ」を廃止し、ドリンクホルダーを移設
- microSDカードスロット、「CD/DVD/Blu-ray」プレイヤーを廃止
- 「version L」をベースとした特別仕様車「Graceful Escort」を設定
- パノラミックビューモニターに床下透過表示機能を追加
- ボディカラーからブラックを廃止
▽2021年8月の変更点
- 新しいエクステリアデザインを採用
- ブレードスキャン式AHSを搭載
- デジタルアウターミラー、インナーミラーともにカメラ性能を向上し、クリアな映像を実現
- 「F SPORT」に新型のアクチュエータを用いた最新のリニアソレノイド式AVSを採用
- リヤサスペンションメンバーブレースの剛性を向上
- 電子制御ブレーキシステムの制御定数の変更、ブレーキペダルパッド形状変更、ブレーキペダルのリンク構成内のブッシュ取り付け方法の見直しにより、ブレーキのコントロール性を向上
- ボディカラーに「ソニックイリジウム」「ソニッククロム」を新設定
- 「F SPORT」にLEXUSロゴ入りオレンジ塗装キャリパーを追加設定
- マルチメディアシステムをタッチディスプレイ化
- ウォールナット素材を採用するとともに、新開発の墨ブラックとダークブラウンを採用
- インテリアカラーに、ヘーゼルを新規採用するとともに、ブラウン系でグレイッシュなトーンのモーヴを新規開発。
「F SPORT」にホワイトを新規採用するとともにホワイト、フレアレッドのシートクッションとシートバックにブラックの配色をプラス - 最新安全システムを採用し、右折時の対向車と右左折時の横断歩行者の検知、カーブ速度抑制機能付き「レーダークルーズコントロール」、ドライバー異常時対応システムを採用
602万円から!レクサス新型ESの価格は?
▼レクサス新型ESの価格
- ES300h:602万円
- ES300h “F SPORT”:654万円
- ES300h “version L”:718万円
- 【特別仕様車】
ES300h “Graceful Escort”:728万円
レクサス新型ESの価格は、前モデルから3万円~4万円のアップになっています。
新設定された特別仕様車「Graceful Escort」は、上位グレード「version L」がベースとされ、10万円のアップとなっています。
▼参考:レクサスES(前モデル)の価格
- ES300h:599万円
- ES300h “F SPORT”:650万円
- ES300h “version L”:715万円
上質!レクサス新型ESの外装(エクステリア)デザインは?
▼レクサス新型ESの画像
▼レクサスES(前モデル)
レクサス新型ESの外装は、2021年の改良時に新しいデザインを採用することで、さらなる質感が追求されています。
フロントグリルは、ESらしさを継承しながらメッシュパターンを採用。
横方向の流れを強調するL字ユニットの集合体で構成することで。グリルの押出しを強調し、質感がアップされています。
▼ブレードスキャン式AHS
ヘッドライトには「ブレードスキャンAHS」を搭載し、光源であるLEDからの光を高速で回転するブレードミラーに照射。
ブレードミラーに反射した光がレンズを介して高速移動しながら前方を照らし、ブレードミラーの回転に同期させてLEDの光を適切なタイミングで点灯・消灯することで、配光を細かく制御することが可能に。
これにより、従来のAHSよりハイビームの照射範囲を広げ、対向車や先行車を眩惑することなく早く歩行者や標識を認識することができるようになっています。
また、新型ESでは、17インチホイールのスポーク端部を太くして切削光輝加工の質感を強調し、V字に重ね合わせることでスポーティな印象を付与。
メーカーオプション設定される18インチホイールは切削光輝加工とブラック塗装のコントラストが映える多軸スポークを採用し、高級感を演出。
F SPORT専用19インチホイールは、フロントグリルの黒色とマッチするつやのある黒色のホイールを採用し、引き締まった印象を付与。
LEXUSロゴ入りオレンジ塗装キャリパーを追加設定し、よりスポーティな印象がプラスされています。
最新装備!レクサス新型ESの内装(インテリア)デザイン
レクサス新型ESの内装は、新しい装備を採用することで使いやすさが高められています。
最新の改良では、最新のタッチ式インフォテインメントシステムを採用し、シフトレバー横に配置されていたタッチパッド「リモートタッチ」が廃止され、ドリンクホルダーを移設することで使い勝手を向上。
また、クラウド上の地図情報を活用することで、交通情報や駐車場の空き情報をリアルタイムで取得するコネクティッドナビを採用。
ワイヤレスApple CarPlay、Android Auto、Webブラウザー機能、無線通信でソフトウェアの更新が可能となるOTAソフトウェアアップデート機能のほか、スマートフォンでクルマの状態の確認や乗車前のエアコン作動などに対応。
音声認識機能は、ステアリングのトークスイッチ操作による起動に加え、ディスプレイのマイクアイコン操作や音声による起動が可能に。
変更にあわせて、これまで採用されていたmicroSDカードスロット、「CD/DVD/Blu-ray」プレイヤーが廃止されています。
その他、新型ESでは、ラグジュアリーさを演出するウォールナット素材を採用するとともに、墨ブラックとダークブラウンを採用。
ヘアラインの加飾を、レーザーで一本ずつ彫る加工方法に変更し、より細やかでモダンな雰囲気が演出されています。
パワフル!レクサス新型ESのスペック、走行性能は?
▼レクサス新型ESのパワートレインとスペック
- 【ES300h】(日本&欧州仕様)
直列4気筒2.5L「Dynamic Force Engine」エンジン+モーターハイブリッド
最高出力:178ps/5700rpm
最大トルク:22.5kgm/3600-5200rpm
モーター最高出力:120ps
モーター最大トルク:20.6kgm
トランスミッション:電気式無段変速機 - 【ES350】(米国仕様)
V型6気筒3.5L
最高出力:306ps
最大トルク:36.9kgm
トランスミッション:8速AT - 駆動方式:FF
レクサス新型ESのパワートレインには、最新の2.5Lハイブリッドシステムが搭載されています。
▼Dynamic Force Engine
エンジンには、新世代のハイブリッド車用「Dynamic Force Engine(ダイナミックフォースエンジン)」を採用。
ダイナミックフォースエンジンは、「TNGA(トヨタ・ニューグローバルアーキテクチャー)」に基づいて新開発され、吸気ポート形状の工夫などにより高吸気効率と高タンブルを両立させ、世界トップレベルの最大熱効率41%を達成。
レクサス新型ES300hでは、組み合わせる電気モーターも使用し、高トルクと高レスポンス、高い燃費性能が実現されています。
2021年の改良では、「F SPORT」に新型のアクチュエータを用いた最新のリニアソレノイド式AVSを採用し、油圧制御用ソレノイドのオイル流量制御バルブの流路を拡大。低減衰力にも対応するとともに、減衰力の可変幅を拡大することで上質な乗り心地と操舵応答性や安定性を両立。
また、リヤサスペンションメンバーブレースを1枚板による構造から2枚の板を合わせた構造に変更することで剛性を向上。
電子制御ブレーキシステムの制御定数を変更し、ブレーキのコントロール性をアップするとともに、ブレーキペダルパッド形状の変更、ブレーキペダルのリンク構成内のブッシュ取り付け方法の見直しにより、ペダルを踏み込んだときの剛性感が引き上げられています。
レクサス新型ESを試乗動画でチェック!
走り両立!レクサス新型ESの燃費は?
▼レクサス新型ESの燃費
- JC08モード:25.1km/L
- WLTCモード:22.3km/L
レクサス新型ESの燃費は2020年8月の改良時に、ハイブリッドシステムに新しくリチウムバッテリーを採用することで改善しています。
改善幅はWLTCモード値で1.7km/Lとなり、走行性能を重視するプレミアム上級セダンながら良好な数値が確保されています。
▼参考:レクサスESの燃費(前モデル)
- JC08モード:23.4km/L
- WLTCモード:20.6km/L
最新システム!レクサス新型ESの安全装備は?
レクサス新型ESの安全装備には、衝突回避支援や高度運転支援機能である「Lexus CoDrive」を含む、第2世代の「Lexus Safety System +」が搭載されています。
第2世代の「Lexus Safety System +」は、以前採用されていた第1世代のLexus Safety System +に採用している「単眼カメラ+ミリ波レーダー」の構成はそのままに、各機能を進化させ、事故の防止や交通事故死傷者の更なる低減とドライバーの負担を軽減。
2021年の改良では、安全システムの性能を向上し、右折時の対向車と右左折時の横断歩行者の検知に対応。
また、「レーダークルーズコントロール」にカーブ速度抑制機能を追加。
同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援する高度運転支援機能「レーントレーシングアシスト(LTA)」では、車線認識にAI技術を活用することで支援範囲を拡大し、よりスムーズで途切れにくい操舵支援が実現されています。
▼デジタルアウターミラー・デジタルインナーミラー
加えて新型ESでは、デジタルアウターミラー、インナーミラーともにカメラ性能を向上。
明暗が混在する場所の視認性を改善するためノイズ低減処理を施しノイズ感の少ないクリアな映像を実現。またLEDライトのちらつきによる煩わしさを低減。
最新の改良では、車両を上から見たような映像をセンターディスプレイへ表示するパノラミックビューモニターに、撮影した路面の映像を車両直下に合成表示することで車両下方の路面状況、タイヤ位置などの把握を補助する床下透過表示機能を追加。駐車やすり抜けがサポートされます。
レクサス新型ESのボディサイズは?
▼レクサスESのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4975×1865×1445mm
- ホイールベース:2870mm
- 最低地上高:145mm
- 車重:1670kg
- ※参考
・トヨタ・カムリ
全長×全幅×全高:4860×1840×1440mm
ホイールベース:2825mm
・レクサスLS
全長×全幅×全高:5235×1900×1450mm
ホイールベース:3125mm
レクサス新型ESは、基礎を共有するトヨタ「カムリ」から全長+115mmと延長され、より大きな室内空間が確保されています。
全幅を拡大することで低重心なデザインとし、走行性能の向上にも貢献しています。
加えて、新型ESはFF駆動レイアウトを採用しパワートレインが前側に集中していることから、レクサスのフラッグシップセダンである「LS」より長さのある室内空間が魅力となっています。
▼レクサス新型ESの室内サイズと比較
- 室内長×室内幅×室内高:2170×1535×1145mm
- 参考
室内長×室内幅×室内高
・LS:2145×1615×1160mm
・GS:2025×1535×1180mm
いつ?レクサス新型ESの発売日は?
改良されたレクサス新型ESは、2022年7月28日に日本で発売されました。
レクサスはESをリフレッシュすることで、より広いユーザーに魅力をアピールしていく予定です。
レクサスESを「おさらい」
▼レクサスES(初代、ベース車:カムリプロミネント)
レクサスESは、初代が1989年に登場したアッパーミドルクラスのプレミアムセダンです。
車名の「ES」の由来は「エグゼクティブセダン」からとなっています。
米国で1989年にレクサスブランドが立ち上げられたときからフラッグシップセダンの「LS」と共にラインアップされ、日本国外ではSUVの「RX」と並ぶ、レクサスの最量販モデルになっています。
初代は、V型6気筒エンジンを搭載したトヨタ・カムリプロミネントに専用のデザインを採用。
▼レクサスES(4代目、ベース車:ウィンダム)
2代目から4代目は日本でトヨタ・ウィンダムとして販売されましたが、2006年に登場した5代目から海外専用となりました。
2012年に登場した前モデルの6代目は、ベース車をそれまでのカムリから、北米でトヨタのフラッグシップとして販売されているアバロンに変更していましたが、フルモデルチェンジされた新型ESではカムリベースに戻っています。
新型レクサスESについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!