中国の電気自動車メーカー「BYD」が、電気自動車セダン「シール(SEAL)」のマイナーチェンジを発表しました。
改良により魅力を高めた新型シールについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】2025年モデルに進化!BYD「新型SEAL」マイナーチェンジ発表!
- BYD新型シールの【変更点まとめ】
- 先進的!BYD新型シールの外装(エクステリア)デザイン
- 広く!BYD新型シールのボディサイズは?
- 最新装備!BYD新型シールの内装(インテリア)デザイン
- パワフル!新型シールのスペック、航続距離は?
- 約360万円からにダウン!BYD新型シールの価格は?
- いつ?BYD新型シールの日本発売日は?
【最新情報】2025年モデルに進化!BYD「新型SEAL」マイナーチェンジ発表!
▼BYD新型シールの画像
BYD(ビーワイディー)は、中国に本社を構えるバッテリー事業で創業した電動自動車メーカーとなっており、世界70を超える国と地域でEV乗用車やEV商用車を販売。日本でもEVバスでは7割ほどのシェアを獲得。
2020年にはトヨタと中国市場向け電気自動車の開発を行う合弁会社を設立、2022年上半期には米国の電気自動車メーカー「テスラ」を超え、世界トップの電気自動車販売を記録。
BYD「シール(SEAL)」は、0-100km/h加速タイム3.8秒を実現するデュアルモーターを搭載するなど、ブランドのスポーツEVセダンとして日本では2024年6月に導入が発表されていました。
改良された新型シールでは、EVシステムを従来の400Vから800Vに変更することで、バッテリーの10~80%までにかかる充電時間を37分から25分に短縮。
また、最新世代のアダプティブダンパーを装備することにより、安定性、快適性、ハンドリング性をアップ。
加えて、ルーフにLiDARセンサーを追加することにより、アダプティブ・クルーズ・コントロールや自動駐車システムなどの先進運転支援システムの性能を向上。
インテリアでは、新しいステアリングホイールや、光沢のあるブラックのフラットパネルに変更されたダッシュボードを採用。
パワートレインの出力は維持されていますが、搭載する走行用バッテリーの容量は従来の82.56kwhから、61.44kWhと80.64kWhの2タイプとされ、最長航続距離は700kmから650km(中国仕様値)に変更されています。
改良されたBYD新型シールは2024年8月に発表され、中国で受注を開始。順次、販売地域が拡大されます。
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BYD新型シールの【変更点まとめ】
▼BYD新型シールの変更点
- 400Vシステムから800Vシステムに変更し、バッテリー充電時間を短縮
- 最新世代のアダプティブダンパーにより、乗り心地を向上
- LiDARセンサーを追加し、先進運転支援システムを改善
- 新しいステアリングホイール、ダッシュボードを採用
- 走行用バッテリーの容量を82.56kwhから、61.44kWhと80.64kWhの2タイプに変更
▽2024年6月日本初導入時の特徴
- 新世代電動パワートレインを搭載
- RWDとAWDモデルを設定
- 最新インフォテインメントシステムを採用
先進的!BYD新型シールの外装(エクステリア)デザイン
▼BYD新型シールの画像
▼参考:BYDシール(前モデル)
BYD新型シールの外装は、新世代電気自動車にあわせた最新のデザインを採用することにより、先進的なスタイルとされています。
改良では、ルーフにLiDARセンサーを追加することにより、先進運転支援システムの性能が高められています。
BYDシールでは、コンパクトな電動パワートレインによりフードの高さを抑え、スポーティなスタイルに。
リアは、滑らかな曲線と左右を接続するテールランプにより質感が高められています。
広く!BYD新型シールのボディサイズは?
▼BYD新型シールのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4800×1875×1460mm
- ホイールベース:2920mm
- 車重
RWD:2,100kg
AWD:2,210kg
BYD新型シールのボディサイズは、全長を4800mmまで延長した上級セダンとされています
また、最新プラットフォームにより空間効率を高め、広い室内空間が確保されています。
最新装備!BYD新型シールの内装(インテリア)デザイン
▼BYD新型シールの画像
▼参考:BYDシール(前モデル)
BYD新型シールの内装は、最新の装備を採用することにより質感が高められています。
改良では、新しいステアリングホイールや、光沢のあるブラックのフラットパネルに変更されたダッシュボードが採用されています。
BYDシールではディスプレイに、15.6インチ電動回転式タッチスクリーン、10.25インチデジタルメーター、ヘッドアップディスプレイが採用され、音声認識により使い勝手もアップ。
加えて、パノラミックガラスルーフ、デンマークの老舗オーディオブランドDynaudioのHi-Fi12スピーカー最大出力775Wシステム、2台同時充電に対応するスマートフォンワイヤレス充電も搭載。
ナッパレザーを使用したシートは、電動調整機能やベンチレーターも採用することで快適性を向上。
ラゲッジスペースはリアの400Lのほか、ボンネット下にも50Lが確保されています。
パワフル!新型シールのスペック、航続距離は?
▼BYD新型シールのパワートレインとスペック
- 【RWDモデル】
電気モーター×1
モーター出力:313ps
0-100km/h加速:5.9秒 - 【AWDモデル】
電気モーター×2
モーター出力:フロント218ps、リア313ps
0-100km/h加速:3.8秒 - バッテリー容量:61.44 kWh or 80.64 kWh
- 航続距離
61.44kWh:510km
80.64kWh:650km
新型シールのパワートレインには、新世代の電動パワートレインが採用されています。
パワートレインは、電気モーターをリアに1基搭載するRWDモデルと、前後に1基ずつの合計2基を搭載するAWDモデルを設定。
バッテリーには、バッテリーパックを貫通させるなどの強い衝撃でも発火・炎上せず、エネルギー密度も高めたBYD独自開発のリン酸リチウムバッテリー「ブレードバッテリー」を搭載。
「ブレードバッテリー」は、「刀」のような薄く長い形状により空間効率を高めるほか、バッテリーセル自体をバッテリーパックの構成部品とすることで、バッテリーや車体の強度アップも実現。8年・15万kmのバッテリー保証も提供。
改良された新型シールでは、EVシステムを従来の400Vから800Vに変更することで、バッテリーの10~80%までにかかる充電時間を37分から25分に短縮。
バッテリー容量は従来の82.56kwhから、61.44kWhと80.64kWhの2タイプとされ、最長航続距離は700kmから650km(中国仕様値)に変更。
最新世代のアダプティブダンパーを装備することにより、安定性、快適性、ハンドリング性が高められています。
約360万円からにダウン!BYD新型シールの価格は?
▼BYD新型シールの価格
- 17.58~23.98万元(中国価格/約360万円~500万円)
BYD新型シールの価格は、バッテリー容量が変更されたことにより価格がダウンしています。
日本では改良前モデルが通常528万円、導入記念キャンペーンとして495万円からとされていました。
新型シールは新設定された低容量のバッテリーモデルにより中国市場でスタート価格が約360万円、大容量バッテリーの最上位モデルでも約500万円とされています。
▼参考:BYDシール(日本仕様/改良前モデル)の価格
- BYD SEAL:5,280,000円
- BYD SEAL AWD:6,050,000円
- 【1,000台限定:導入記念キャンペーン特別価格】
BYD SEAL:4,950,000円
BYD SEAL AWD:5,720,000円
▼特典アイテム
「ETC」
「ドライブレコーダー」
メンテナンスプログラム「eパスポート」
「充電器と工事費を最大10万円までサポート」 - CEV補助金:35万円
いつ?BYD新型シールの日本発売日は?
改良されたBYD新型シールは2024年8月に発表され、中国で受注を開始。順次、販売地域が拡大されます。
BYDはスポーツセダンのシールを改良することで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
新型シールについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!