スバルが、軽ハイトワゴン「シフォン」を改良、クロスオーバーの新モデル「シフォン トライ(TRY)」を設定し、2024年10月の発売を予定しています。
新モデルにより魅力をアップする新型シフォンについて、スペックや装備などを詳しくご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】クロスオーバー!スバル「新型シフォン トライ」発売!
- スバル新型シフォンの【変更点まとめ】
- アップ!スバル新型シフォンの価格は?
- 存在感UP!スバル新型シフォンの外装(エクステリア)デザイン
- 質感UP!スバル新型シフォンの内装(インテリア)
- 軽快!スバル新型シフォンのパワートレインとスペックは?
- 充実!スバル新型シフォンの安全装備は?
- 改善!スバル新型シフォンの燃費は?
- 広く!スバル新型シフォンのサイズ、車体設計は?
- いつ?スバル新型シフォンの発売日は?
- スバル・シフォンを「おさらい」
【最新情報】クロスオーバー!スバル「新型シフォン トライ」発売!
▼スバル新型シフォンTRYの画像
スバル・シフォンは、助手席側ピラーレスの大開口ドアをセールスポイントするダイハツ「タント」のOEMモデルとして販売され、2021年9月には電動パーキングブレーキを採用、2022年10月には新デザインにマイナーチェンジしていました。
改良される新型シフォンでは、ダイハツ「タント」に設定されていたクロスオーバーモデル「タント ファンクロス」をベースとした「シフォン TRY(トライ)」を新設定。
新型シフォントライでは、タフなデザインの樹脂製専用エクステリアパーツを装備。
ルーフレールや撥水加工シート、防水加工ラゲッジルーム、オレンジ内装アクセントのほか、ラゲッジにUSBソケット、ライトを追加することでレジャーでの使い勝手をアップ。
ボディカラーには、「レイクブルーメタリック」「サンドベージュメタリック」「フォレストカーキメタリック」のブラックルーフ2トーンと、「レイクブルーメタリック」「フォレストカーキメタリック」のモノトーンが新設定されます。
また、改良されるシフォンでは、後退時の確認装置を全車に標準採用することで、最新の法規に対応。
原材料価格の高騰などにより価格設定が変更されます。
▼ダイハツ・タント(OEM元モデル)
【ダイハツ新型タント】改良「安全装備充実&価格改定!」発売!
スバル新型シフォンの【変更点まとめ】
▼スバル新型シフォンの変更点
▽最新の変更点
- クロスオーバー「シフォン TRY」を新設定
- 後退時確認装置を全車に標準採用し、最新の法規に対応
- 原材料価格の高騰などにより価格設定を見直し
▽2022年10月の変更点
- 新しいエクステリアデザインを採用
- 燃費性能を向上
- Apple CarPlayおよびAndroid Autoとの接続に対応した9インチディスプレイオーディオをSUBARU軽自動車として初採用
- 上下2段調節式デッキボード、ラゲッジからの後席スライド用レバーを標準装備
- 「L」以外のグレードに「電動パーキングブレーキ」を採用
- ボディカラーに新色を設定
- シフォンのターボエンジン車、シフォンカスタムの「R Limited」「RS Limited」を廃止
▽2021年9月の変更点
- 「全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール」、電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド、コーナリングトレースアシストなどをセットとした「スマートクルーズパック」をオプション設定
- シフォンカスタムに新色「ターコイズブルーマイカメタリック」を採用し、シフォンに「プラムブラウンクリスタル・マイカ」を拡大設定
▽2020年12月の変更点
- 最新の安全システムを採用。
衝突被害軽減ブレーキに夜間の歩行者検知機能を追加し、路側逸脱警報機能、
ふらつき警報、標識認識機能(最高速度/一時停止)を採用 - シフォンカスタムに新モデル「R Limited スマートアシスト」「RS Limited スマートアシスト」を設定
- インパネ、ドアトリムのカラーをグレーから黒へ変更
アップ!スバル新型シフォンの価格は?
▼スバル新型シフォンの価格
▽シフォン
- L(自然吸気エンジン)
FF:1,386,000円、4WD:1,512,500円 - G(自然吸気エンジン)
FF:1,562,000円、4WD:1,683,000円
▽シフォンカスタム
- R(自然吸気エンジン)
FF:1,804,000円、4WD:1,925,000円 - RS(ターボエンジン)
FF:1,892,000円、4WD:2,013,000円
▽シフォン トライ【新設定】
- 185万円~
スバル新型シフォンの価格は、改良によりアップします。
アップ幅は、装備の充実や原材料価格の高騰などにより10万円ほどが見込まれています。
新設定されるクロスオーバー「シフォントライ」は、カスタムモデルと比較して選択できる価格設定となります。
存在感UP!スバル新型シフォンの外装(エクステリア)デザイン
▼新型シフォンカスタムの画像
▼参考:シフォンカスタム(前モデル)
▼参考:シフォンカスタム「R Limited」(前モデル)
スバル新型シフォンの外装は、2022年の改良時に新しいデザインを採用することにより存在感をアップしています。
スポーティモデルのシフォンカスタムでは、曲線的に構成されていたフロントデザインを、角を強調したスタイルに変更することで押し出し感をアップ。
▼スバル新型シフォン(ベースモデル)
ベース車では、高い機能性と初代をイメージする親しみやすいデザインが維持され、それぞれの個性がアピールされています。
質感UP!スバル新型シフォンの内装(インテリア)
▼スバル新型シフォンの画像
新型シフォンの内装は、最新のデザインや装備を採用することにより質感が高められています。
2022年の改良では、電動パーキングブレーキとオートブレーキホールド機能を「L」グレードを除く全車に標準装備。
▼新型シフォンカスタム
▼参考:シフォンカスタム(前モデル)
また、スポーティモデルのシフォンカスタムでは、新カラーのシートを採用することでシックなデザインに仕上げられています。
シフォンでは助手席側ドアを、前世代でも特徴となっていたピラーレスドア「ミラクルオープンドア」とし、運転席&助手席ロングスライドの3点を合わせた「ミラクルウォークスルーパッケージ」を採用することで、助手席側から運転席までスムーズに乗り降りすることができるように。
加えて、パワースライドドアには「ウェルカムオープン機能」を搭載し、降車時に予約をしておくことで、両手がふさがっている場合でも車に近づくだけでドアを自動でオープン。
その他、助手席ドアが半ドアの場合に自動で全閉とする「助手席イージークローザー」、パワースライドドアクローズ中にフロントドアハンドル部にあるタッチ式リクエストスイッチに触れることでドアロックを事前予約できる「タッチ&ゴーロック機能」を採用。
室内には、ラゲッジスペースのほか機能的な収納が各所に配置され、使い勝手が高められています。
軽快!スバル新型シフォンのパワートレインとスペックは?
▼スバル新型シフォンのエンジンとスペック
- 【自然吸気(NA)エンジン】
直列3気筒660cc
出力:52ps/6.1kgm - 【ターボエンジン】
直列3気筒660ccターボ
出力:64ps/10.2kgm - トランスミッション:D-CVT
- 駆動方式:FF/4WD
- 使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
新型シフォンのエンジンには、新世代プラットフォームにあわせ性能をアップした660ccエンジンが採用されています。
エンジンは、全ての部品を見直し、エンジン性能の根幹となる燃焼素性を改善することで、燃費性能や走行性能に加え、環境性能などすべての要素で性能を向上。
「マルチスパーク(複数回点火)」を採用することで、シリンダー内での燃焼速度を早め、ノッキングを抑制することで燃費性能をアップ。
その他、噴射する燃料の形状を粒状から霧状に変更することでポート内や燃焼室内への燃料付着を低減し、シリンダー内への燃料直入率を向上。
また高タンブルストレートポートにより、燃焼室内での混合気の縦方向回転をより強化し、燃焼速度アップが実現されています。
▼「D-CVT」
組み合わせるトランスミッションは「D-CVT」とされ、ギヤを組み込むことで、従来CVT同様の「ベルト駆動」に加え、より伝達効率の良い「ベルト+ギヤ駆動」が可能となる世界初の「パワースプリット技術」を採用。
高速域では「ベルト+ギヤ駆動」となり、伝達効率を約8%向上。
変速比幅をロー側、ハイ側ともに広げ、従来の5.3から7.3とすることで、低速域でのパワフルでスムーズな加速と、高速域での低燃費で静かな走りが実現されています。
充実!スバル新型シフォンの安全装備は?
新型シフォンの安全装備には、ステレオカメラの特性を余すことなく使い切る独自の制御ロジックを構築することで機能をアップした新世代スマートアシストが採用されています。
▼スマートパノラマパーキングアシスト
新世代スマートアシストには、全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)」のほか、左右のカメラが駐車枠の白線を検知し、音声と画面ガイドに加えてステアリング操作をアシストする軽自動車初の「スマートパノラマパーキングアシスト」などを搭載。
「レーンキープコントロール」や「車線逸脱抑制制御機能」も採用することで、運転をアシスト。
2020年の改良では、最新バージョンの安全システムを採用することで、衝突被害軽減ブレーキに夜間の歩行者検知機能を追加し、路側逸脱警報機能、ふらつき警報、標識認識機能(最高速度/一時停止)も採用することで安全性をアップしています。
▼新世代スマートアシストの機能
- 全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)
先行車の車速や距離をステレオカメラが検知し、車間距離や車速を維持、先行車に追従し停車まで制御 - 駐車支援機能「スマートパノラマパーキングアシスト」
左右のカメラが駐車枠の白線を検知し、音声と画面ガイドに加えて、ステアリング操作をアシスト。
ドライバーはシフトレバー/アクセル・ブレーキの操作と周囲の安全確認に専念することができ、駐車が苦手な方でも安心して駐車可能。また、並列駐車・縦列駐車ともに対応可能 - 「LKC(レーンキープコントロール)」
車線をステレオカメラが検知し、車線の中央を走行するよう、ステアリング操作をアシスト - 「車線逸脱抑制制御機能」
クルマが車線をはみ出しそうになると、メーター内表示とともに、車線内に戻すようステアリング操作をアシスト - 「ADB(アダプティブドライビングビーム)」
ハイビームで走行中に対向車を検知すると、対向車の部分のみ自動で遮光 - 「標識認識機能(進入禁止)」
進入禁止の標識をステレオカメラが検知すると、メーター内表示でお知らせ - 「ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)」
従来のエンジン出力抑制に加え、ブレーキ制御を付加することで、急発進を防止 - 「サイドビューランプ」
夜間の右左折時、通常のヘッドランプに加え、左右方向を照らす補助灯を追加点灯させることで、ステアリングを切った方向を明るく照射
改善!スバル新型シフォンの燃費は?
▼スバル新型シフォンの燃費
- 660cc自然吸気エンジン
・WLTCモード値
FF:22.7km/L、4WD:21.4km/L - 660ccターボエンジン
・WLTCモード値
FF:21.2km/L、4WD:19.6km/L
新型シフォンの燃費は、2022年のパワートレインの改良によりWLTCモード値で22.7km/Lとなっています。
前モデルは21.2km/Lとなっていましたが、新型シフォンでは最大1.5km/Lの改善となっています。
▼参考:シフォン(前モデル)の燃費
- 660cc自然吸気エンジン
・WLTCモード値
FF:21.2km/L、4WD:20.2km/L - 660ccターボエンジン
・WLTCモード値
FF:20.0km/L、4WD:18.8km/L
広く!スバル新型シフォンのサイズ、車体設計は?
▼スバル新型シフォンのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:3395×1475×1755mm
(4WD車は全高1775mm) - ホイールベース:2460mm
- 室内長×室内幅×室内高:2180×1350×1370mm
- 車重:880kg
- ※参考
・スバル・シフォン(前モデル)
全長×全幅×全高:3395×1475×1750mm
室内長×室内幅×室内高:2200×1350×1365mm
ホイールベース:2455mm
車重:920kg
新型シフォンのボディサイズは、前世代から全長と全幅が軽自動車規格いっぱいまでつかった設計となっていたため変更はありませんが、全高が+5mm、ホイールベースが+15mm拡大されています。
▼新旧プラットフォームの比較
しかし、最新のプラットフォームを採用し、サスペンションやアンダーボディの構造合理化による各部の板厚最適化や部品点数の削減、アッパーボディのハイテン率10%向上、樹脂部品の活用、外板や隔壁の板厚最適化などにより車体で80kg、装備の充実分を吸収し40kg軽量化。
フロア高も前モデルから16mm低床化して、子供や高齢者などの乗降性、ラゲッジスペースに対する荷物の積載性が向上されています。
また、上下曲げ剛性を従来比30%アップした「新開発アンダーボディ」や、新開発サスペンションをあわせることで、乗り心地がアップされています。
いつ?スバル新型シフォンの発売日は?
改良されるスバル新型シフォンは、2024年10月の発売が予定されています。
スバルはシフォンに新モデルを設定することで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
スバル・シフォンを「おさらい」
▼スバル・シフォン(初代)
スバル・シフォン(CHIFFON)は、2016年に初代が発売されたモアスペース系と言われる軽自動車ワゴンです。
スバルでは以前、2代目ダイハツ「タント」の派生車種である「タントエグゼ」のOEMモデルとして「ルクラ」が販売されていましたが2015年に販売を終了。
シフォンが軽スーパーハイトワゴンの取り扱い再開モデルとなりました。
「シフォン」のモデル名は、スバルが以前製造していた軽ハッチバック「ヴィヴィオ」のドレスアップモデル「ビストロ」の3ドア車のグレード名として使用されており、グレード名から車種名に格上げし採用されました。
後席ドアはルクラがヒンジドアだったのに対しシフォンは両側スライドドアとされ、半ドアの位置まで閉めたあとに自動的に全閉するイージークローザーや、スイッチ操作でロック解錠とドアオープンを同時に行うワンタッチオープン機能付パワースライドドアなどを採用することで使い勝手がアップされました。
新型スバル・シフォンについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!