スバルが、2024年10月で生産終了していた「サンバートラック」を改良し2025年2月 27日に発売しました。価格は1,028,500円~1,529,000円となっています。
改良により変更されたスバル新型サンバートラックについて、スペックや価格などを詳しくご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】価格見直しも!「新型サンバートラック」改良発売!
- スバル新型サンバートラックの【変更点まとめ】
- 102万円からにUP!スバル新型サンバートラックの価格は?
- タフ!新型サンバートラックの外装(エクステリア)デザイン
- 2タイプ!新型サンバートラックのボディサイズは?
- 実用的!新型サンバートラックの内装(インテリア)デザイン
- 軽快!新型サンバートラックのエンジンとスペックは?
- 改善!スバル新型サンバートラックの燃費は?
- 充実!スバル新型サンバートラックの安全装備は?
- いつ?スバル新型サンバートラックの発売日は?
- スバル・サンバーを「おさらい」
【最新情報】価格見直しも!「新型サンバートラック」改良発売!
スバル・サンバートラックは、ダイハツからハイゼットトラックのOEMモデルとして供給され、現行モデルは2022年1月に大幅改良が実施されていました。
新型サンバートラックでは改良により最新の法規に対応することで、法規対応が間に合わず、2024年10月の生産終了の後に在庫のみの販売となっていたサンバートラックの生産を再開。
また、部品供給不足による工場の稼働停止や認証不正問題により延期されていた、原材料費や物流費などの高騰に伴う価格改定が実施されています。
▼スバル・サンバーバン
【スバル新型サンバーバン】改良「価格UP&最新法規対応」発表!
▼ダイハツ・ハイゼットトラック(ベースモデル)
【新型ハイゼットトラック】改良「生産再開!最新法規対応」発売!
スバル新型サンバートラックの【変更点まとめ】
▼スバル新型サンバートラックの変更点
- 最新の法規に対応
- 原材料費等の高騰により価格をアップ
▽2021年12月の変更点
- フロントに新デザインを採用
- 4速ATに代え、FR車専用に新開発したCVTを搭載
- 電子制御式4WDを採用し、CVT用スーパーデフロックを搭載
- 電動格納式ドアミラーを採用
- 安全システム「スマートアシスト」で自転車と夜間の歩行者検知に対応し、全車標準装備
▽2020年9月の変更点
- オートライトを全車標準装備
- 架装車に「スマートアシストIII t」を標準装備
▽2019年10月改良時の変更点
- 「スマートアシストIII t」 付グレードに「LEDヘッドランプ」を標準装備し、安全性を向上
102万円からにUP!スバル新型サンバートラックの価格は?
▼スバル新型サンバートラックの価格
- TB
5速MT:FR 1,028,500円、4WD 1,160,500円
CVT:FR 1,083,500円、4WD 1,237,500円 - TA
5速MT:4WD 1,188,000円
CVT:4WD 1,265,000円 - TC
5速MT:FR 1,243,000円、4WD 1,397,000円
CVT:FR 1,298,000円、4WD 1,452,000円 - グランドキャブ
5速MT:FR 1,320,000円、4WD 1,474,000円
CVT:FR 1,375,000円、4WD 1,529,000円
スバル新型サンバートラックのスタート価格は、改良と、原材料費や物流費などの高騰に伴いアップしています。
価格アップは、グレードにより49,500円~77,000円に。
スバル・サンバートラックでは、大型キャビンモデルとして「グランドキャブ」も設定され、ニーズにあわせた選択に対応しています。
▼参考:スバル・サンバートラック【前モデル】の価格
- TB
5速MT:FR 968,000円、4WD 1,100,000円
CVT:FR 1,023,000円、4WD 1,177,000円 - TA
5速MT:4WD 1,127,500円
CVT:4WD 1,204,500円 - TC
5速MT:FR 1,193,500円、4WD 1,347,500円
CVT:FR 1,248,500円、4WD 1,402,500円 - グランドキャブ
5速MT:FR 1,243,000円、4WD 1,397,000円
CVT:FR 1,298,000円、4WD 1,452,000円
タフ!新型サンバートラックの外装(エクステリア)デザイン
▼新型サンバートラック「TA」の画像
▼新型サンバートラック「TC」の画像
▼参考:サンバートラック(前モデル)の画像
スバル新型サンバートラックの外装は2022年の改良により、フロントに新デザインを採用することでタフなイメージがアップされています。
▼サンバートラック・グランドキャブ
サンバートラックには、大型キャビンモデルとしてサンバートラック・グランドキャブもラインナップされ、拡大されたキャビンの下側を荷台として使用できるようにすることで、軽トラックとしての利便性をアップしています。
2タイプ!新型サンバートラックのボディサイズは?
▼スバル新型サンバートラックのボディサイズ
- 全長×全幅×全高
ベースモデル:3395×1475×1780mm
サンバーグランドキャブ:3395×1475×1885mm - ホイールベース:1900mm
- 荷台長×荷台幅×荷台高
ベースモデル:1940×1410×285mm
サンバーグランドキャブ:1650×1410×285mm - 最小回転半径:3.6m
- 車重
ベースモデル:740kg
グランドキャブ:800kg
スバル新型サンバートラックのボディサイズは、ベースモデルと「グランドキャブ」の2種類が用意されています。
グランドキャブはキャビンを大型化するとともにハイルーフとされ、荷台長が変更されています。
実用的!新型サンバートラックの内装(インテリア)デザイン
▼新型サンバートラックの画像
スバル新型サンバートラックの内装は、フロントガラスを前に出すことで開放感がある空間に設計されています。
2022年の改良ではインパネにアッパートレイを新設し、収納スペースが充実しています。
▼サンバートラック・グランドキャブ
大型キャビンとなるサンバートラック・グランドキャブでは、シート後部に荷物を積むことができるほか、シートリクライニングにも対応することで快適性を向上しています。
軽快!新型サンバートラックのエンジンとスペックは?
▼スバル新型サンバートラックのエンジンとスペック
- エンジン:直列3気筒660cc「KF型」
- 出力:46ps/6.1kgm
- トランスミッション:5速MT or FR車専用CVT
- 駆動方式:FR or 4WD
スバル新型サンバートラックのエンジンには、走行性能と環境性能を両立した「TOPAZ NEO(トパーズネオ)」エンジンが採用されています。
2022年の改良ではトランスミッションに、FR車専用に新開発されたCVTを設定。
CVTは変速比幅を拡大し、発進時はローギヤ化したことにより力強い発進性能を実現するとともに、駆動力が途切れることがない無段階変速により、スムーズな加速で登坂時も快適な運転が可能に。
加えてCVT車には、クラス初となる「電子制御式4WD」を採用。
スイッチ操作で「2WD」「4WD AUTO」「4WD LOCK」の3モードが利用できるようにするとともに、4WD AUTOモードでは路面に合わせて最適な前後駆動力配分を行なうことで、滑りすい路面での安定性をアップし、乾燥した路面でのタイトコーナーブレーキング現象も抑制されています。
またCVT車では、従来MT車のみに搭載されていたスーパーデフロックを設定し、ぬかるみなどでの悪路走行がサポートされます。
改善!スバル新型サンバートラックの燃費は?
▼スバル新型サンバートラックの燃費(WLTCモード値)
- サンバートラック
5速MT:15.6km/L、CVT:16.5km/L
スバル新型サンバートラックの燃費は、新開発されたCVTを採用することで改善しています。
前モデルは、全グレード15.3km/Lとされていましたが、新型サンバートラックではFR車専用CVT搭載車で16.5km/Lとなっています。
▼参考:サンバートラック(前モデル)の燃費
- サンバートラック(全グレード)
WLTCモード:15.3km/L
充実!スバル新型サンバートラックの安全装備は?
スバル新型サンバートラックには、安全性を高めた「スマートアシスト」が全車標準装備されています。
システムは、衝突回避支援ブレーキ機能・衝突警報機能の対応速度を向上させ、従来の車両・歩行者に加えて、二輪車・自転車も追加するとともに、夜間の歩行者検知も可能に。
加えて、ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)を搭載したほか、車線逸脱抑制制御機能、路側逸脱警報機能、ふらつき警報、標識認識機能(進入禁止/最高速度/一時停止)、サイドビューランプ、ADB(アダプティブドライビングビーム)も追加されています。
いつ?スバル新型サンバートラックの発売日は?
改良されたスバル新型サンバートラックは、2025年2月27日に発売されました。
スバルはサンバートラックの設定を見直し、再度ユーザーにアピールしていく予定です。
スバル・サンバーを「おさらい」
▼スバル・サンバー(初代)
スバル・サンバー(Sambar)は、初代が1961年に登場した軽自動車規格の商用車です。
サンバーのモデル名の由来は、インドなどに分布する同名の「水鹿」からになっています。
サンバーはスバル車の中で最も古い商標となっており、軽自動車の中でもOEM元のハイゼットに次ぐ2番目の長寿モデルになっています。
初代はスバル360の開発者でもある百瀬晋六氏をチーフエンジニアとして、スバル360の完成直後から開発され、軽トラックではいち早くキャブオーバーレイアウトを採用したことで積載空間を拡大、人気になりました。
2012年に販売を終了した6代目までスバルで自社開発され、スバル独自の4気筒660ccエンジンと、スーパーチャージャーも選択できるパワフルなパワートレインにより、高速道路での走行も多い赤帽便用などに重用されました。
7代目からはスバルが軽自動車の生産を終了したことからダイハツ・ハイゼットのOEMモデルとなり、現行の8代目は2014年に登場し販売が継続されています。
新型スバル・サンバートラックについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!