マツダが、「アテンザ」のマイナーチェンジモデルとなる「マツダ6」の日本発売を発表しました。
改良により魅力をアップする新型マツダ6のスペックや燃費、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新型マツダ6にアテンザがマイナーチェンジ日本発売!
- 新型マツダ6の【主な変更点まとめ】
- 新型マツダ6の外装(エクステリア)デザイン
- 新型マツダ6のボディサイズは?
- 新型マツダ6の内装(インテリア)デザイン
- 新型マツダ6のエンジンとスペックは?
- 新型マツダ6に「G-ベクタリングコントロールプラス(GVC Plus)」搭載!
- 新型マツダ6/アテンザの走りを試乗動画でチェック!
- 新型マツダ6の燃費は?
- 新型マツダ6の安全装備は?
- 新型マツダ6の価格は?
- 新型マツダ6の発売日は?
- アテンザ/マツダ6を「おさらい」
【最新情報】新型マツダ6にアテンザがマイナーチェンジ日本発売!
マツダが、セダンとワゴンをラインナップする「アテンザ」のマイナーチェンジモデル「MAZDA6(マツダ・シックス)」の日本発売を発表しました。
マツダ・アテンザは、マツダの乗用車ラインアップを牽引するフラッグシップとして設定され、上質な内外装デザインとこだわりの走りが人気になっています。
マイナーチェンジでは、新世代モデルの投入にあわせ「マツダ3」にモデル名が変更された「アクセラ」にあわせ、アテンザも海外で使用されている「マツダ6」に変更。
新型マツダ6は最新のパワートレインや走行システムを採用し、魅力がアップされています。
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新型マツダ6の【主な変更点まとめ】
▼新型マツダ6の改良点
- 直列4気筒2.5Lガソリンターボエンジン「SKYAVTIV-G2.5T」を新設定。
2.5T搭載モデルに加速重視で選択したファイナルギア比や17インチ大径フロントブレーキを採用し、スポーティさを演出するブラック塗装のホイールとブラックレザーインテリアを専用設定 - 最新車両制御技術「G-ベクタリング コントロール プラス」を採用
- 「Apple car play」「Android Auto」に対応
- IRカットガラスを設定
▽2018年5月改良
- 2.5Lガソリンエンジン「SKYACTIV-G2.5」に気筒休止などの新技術を採用し、燃費性能とパフォーマンスフィールをさらに高いレベルで両立
- 2.2Lディーゼル「SKYACTIV-D2.2」の出力を向上
- 内外装に新デザインを採用
- ボディ剛性を向上、サスペンションを見直し
- 先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」をさらに進化
- ボディカラーのソウルレッドプレミアムメタリックに替えて、ソウルレッドクリスタルメタリックを採用
新型マツダ6の外装(エクステリア)デザイン
▼新型マツダ6セダンの画像
新型マツダ6の外装は、2018年の改良で「Mature Elegance」をコンセプトに上質さを磨き上げた「大人の落ち着きを感じさせるデザイン」が維持されています。
▼新型マツダ6ワゴンの画像
セダン、ワゴンともに、フロントグリルにはより質感の高い新パターンを採用。
ヘッドライトやバンパーも新しいデザインとなっており、外観がリフレッシュされています。
足元でも19インチと17インチアルミホイールを新デザインとすることで、大径感と立体感が強くなっています。
新型マツダ6を前モデルと比較!
▼マツダ・アテンザ(前モデル)
新型マツダ6のデザインを前モデルと比較すると、グリルからサイドに伸びるクロームパーツが、前モデルのライト上側に短くつながるものから、ライト下側に長く伸びるものになっていることがわかります。
バンパー下部のクロームパーツも水平に広がるものになりました。
横ラインだったグリルの造形もメッシュ状に変更することで、より深みがあるものにされました。
新型マツダ6のボディサイズは?
▼新型マツダ6のボディサイズと比較
- マツダ6セダン
全長×全幅×全高:4865×1840×1450mm
ホイールベース:2830mm
車重:1510kg - マツダ6ワゴン
全長×全幅×全高:4805×1840×1480mm
ホイールベース:2750mm
車重:1530kg - ※参考
・マツダ3セダン
全長×全幅×全高:4660×1795×1445mm
ホイールベース:2725mm
車重:1320kg
新型マツダ6のボディサイズは、ワゴンの全長がセダンと比較して-60mmとされコンパクトになっています。
ボディにあわせてホイールベースも変更されており、最小回転半径もワゴンが0.1m小さい5.5mに仕上げられています。
新型マツダ6の内装(インテリア)デザイン
▼新型マツダ6の画像
新型マツダ6の内装は、インストルメントパネルとドアトリムのデザインが2018年の改良で大幅に変更され、ワイド感とスピード感、マツダ6ならではのエレガンスがより質感高く表現されています。
シートはデザインを一新し、シートベンチレーション機能をマツダ初採用。リアセンターアームレストには小物入れスペースと充電用USB端子が設定されています。
HMI(ヒューマンマシンインターフェイス)の進化として、さまざまな情報をメーター中央に表示する高精細な7インチTFT液晶が採用されているほか、アクティブ・ドライビング・ディスプレイの表示方式がフロントウインドウ照射タイプに変更されています。
最新の改良では、新たに「Apple car play」「Android Auto」に対応することで、スマートフォンとの連携が強化されました。
▼本杢パネル
▼ウルトラスエードヌー素材
革内装の上級機種「L Package」では、日本の伝統と先端技術により生まれた新素材「Ultrasuede nu(ウルトラスエードヌー)」を量産車として世界初採用し、艶となめらかな風合いを併せもつ新しい質感になっています。
また、栓(セン)の木を使用した本杢(ホンモク)パネルやナッパレザーなど、本物の素材にこだわりつつ、日本の伝統美に通ずる色合いに。
室内空間は次世代車両構造技術の考え方に基づき、カウルクロスメンバーの板厚を上げるなど、環状構造のつながりを改善することでボディ剛性を効果的に高め、乗り心地と静粛性を大幅進化し、「声が透る洗練された空間」をコンセプトに製作されました。
▼新型マツダ6「25T S Package」
新設定された2.5Lガソリンターボエンジン搭載車の「25T S Package」では、スポーティさを演出するブラック塗装のホイールとブラックレザーインテリアを専用設定し、上質さと走りへの期待感が高められています。
室内サイズは、ワゴンのボディサイズがセダンより小型とされていることから30mm室内長が短縮されていますが、ラゲッジスペースは高さのある空間が確保されています。
▼新型マツダ6の室内サイズ
- セダン
室内長×室内幅×室内高:1960×1550×1170mm - ワゴン
室内長×室内幅×室内高:1930×1550×1170mm
新型マツダ6のエンジンとスペックは?
▼マツダSKYAVTIV-G2.5T
▼新型マツダ6のエンジンラインナップとスペック
- 直列4気筒2L「SKYAVTIV-G2.0」
最高出力:156ps/6000rpm
最大トルク:20.3kgm/4000rpm - 直列4気筒2.5L「SKYAVTIV-G2.5」
最高出力:190ps/6000rpm
最大トルク:25.7kgm/4000rpm - 直列4気筒2.2Lディーゼルターボ「SKYAVTIV-D2.2」
最高出力:190ps/4500rpm
最大トルク:45.9kgm/2000rpm - 直列4気筒2.5Lターボ「SKYAVTIV-G2.5T」【新設定】
最高出力:230ps/4250rpm
最大トルク:42.8kgm/2000rpm - トランスミッション:6速AT or 6速MT
- 駆動:FF or 4WD
新型マツダ6のパワートレインには、新しくハイパフォーマンスな2.5Lガソリンターボエンジン「SKYAVTIV-G2.5T」が設定されました。
「SKYAVTIV-G2.5T」はこれまで海外仕様にのみ設定され、V型8気筒4L自然吸気ガソリンエンジン並みの大きなトルクを発揮。
加速重視で選択したファイナルギア比や、高いブレーキ性能を生み出す17インチの大径フロントブレーキの採用により、走行性能が高められています。
同じエンジンを搭載し海外で販売されている3列シートSUV「CX-9」の車重1890kgより大幅に軽い車重1570kgのマツダ6で、より走りを楽しむことができるエンジンとなっています。
▼マツダSKYACTIV-G2.5
その他、新型マツダ6には2018年に改良されていた最新エンジンをラインナップ。
2.5LガソリンエンジンのSKYACTIV-G2.5に気筒休止システムが採用され、これまで追求してきた高次元の走行フィーリングに高い燃費性能をプラス。
2.2Lディーゼルモデルは、フラッグシップSUVのCX-8に採用されていた改良型の190ps/45.9kgm仕様とされ、以前のモデルから15ps/3.1kgm出力を向上。
加えて新型マツダ6では、ステアリングコラムをリジッドマウントすることで剛性感をアップ。
サスペンションジオメトリーの変更、シャシーブレースの追加によるボディ剛性向上により、よりニュートラルな特性のコーナリングフィールに仕上げられます。
▼マツダCX-9
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新型マツダ6に「G-ベクタリングコントロールプラス(GVC Plus)」搭載!
新型マツダ6の走行システムには、次世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」が取り入れられています。
「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」は、フロントダンパーやフロントスタビライザー、コイルスプリングの改良とともに、「G-ベクタリングコントロール」制御、電動パワーステアリング制御などを繊細にチューニング。
改良では、「スカイアクティブ ビークル ダイナミクス(SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS)」の第二弾として、「CX-5」に採用されていた新開発「G-ベクタリング コントロール プラス (G-Vectoring Control Plus)」が搭載されました。
「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS」の第一弾である「G-ベクタリング コントロール(GVC)」は、ドライバーのハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを変化させることで、車両の横方向と前後方向の加速度(G)を統合的にコントロールし、四輪への接地荷重を最適化してスムーズで効率的な車両挙動を実現する世界初の制御技術となっていました。
第二弾となる「GVC Plus」では、新たにブレーキによる車両姿勢安定化制御(直接ヨーモーメント制御)を追加することで、より高い安定化効果を実現。
旋回中のドライバーのハンドル戻し操作に応じて外輪をわずかに制動し、車両を直進状態へ戻すための復元モーメントを与えることで安定性を向上。
ヨー、ロール、ピッチの各回転運動のつながりを高い旋回Gの領域まで一貫させ、素早いハンドル操作に対する車両の追従性を高めるとともに、挙動の収束性を大幅に改善しています。
これにより、緊急時の危険回避能力を高めるとともに、高速走行時の車線変更や、雪道など滑りやすい路面環境においても、人間にとって制御しやすく、より安心感の高い動きに仕上げられています。
車両の姿勢変化をさらに滑らかにすることで、ドライバーがより安心して思った通りに操縦できる、意のままの操縦性能が追求されています。
新型マツダ6/アテンザの走りを試乗動画でチェック!
マツダ6/アテンザは試乗動画も公開されています。
改良によりアップした乗り味が、高評価を受けています。
新型マツダ6の燃費は?
新型マツダ6の燃費はセダンとワゴンが同値となり、より実燃費に近い新燃費規格のWLTCモードでディーゼルが19.6km/Lとなっています。
新設定された2.5Lガソリンターボエンジンの燃費は12.4km/Lとなっており、2018年の改良で気筒休止システムが搭載され14.8km/Lとなっていた2.5L自然吸気エンジンからのダウンが抑えられています。
▼新型マツダ6の燃費(セダンとワゴン同値)
- 直列4気筒2.5Lターボ「SKYAVTIV-G2.5T」【新設定】
・WLTCモード
複合:12.4km/L
市街地:9.3km/L
郊外:12.6km/L
高速道路:14.3km/L - 直列4気筒2L「SKYAVTIV-G2.0」
・JC08モード:16.6km/L
・WLTCモード
複合:15.0km/L
市街地:11.7km/L
郊外:15.4km/L
高速道路:17.2km/L - 直列4気筒2.5L「SKYAVTIV-G2.5」
・JC08モード:14.8km/L
・WLTCモード
複合:14.2km/L
市街地:10.6km/L
郊外:14.5km/L
高速道路:16.8km/L - 直列4気筒2.2Lディーゼルターボ「SKYAVTIV-D2.2」
・WLTCモード
複合:19.6km/L
市街地:16.5km/L
郊外:19.3km/L
高速道路:21.9km/L
新型マツダ6の安全装備は?
新型マツダ6の安全装備には、先進安全システム「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」が採用されています。
i-ACTIVSENSEは、「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)」や360°ビューモニターなどの機能により安全性が高められています。
▼新型マツダ6の安全装備
- 全車速追従マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)
- 360°ビュー・モニター
- アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート
- AT誤発進抑制制御(AT車のみ)
- 先進ライト
- 車線逸脱警報システム
- ブラインド・スポット・モニタリング
- リア・クロス・トラフィック・アラート
- スマート・シティ・ブレーキ・サポート(後退時)(AT車のみ)
新型マツダ6の価格は?
新型マツダ6の価格は、システムのアップデートによりスタート価格が1万円ほどアップしました。
新設定された2.5Lガソリンターボエンジンは423万9000円とされ、2.5Lガソリン自然吸気エンジンより約67万円高価な最上級モデルになっています。
▼新型マツダ6の価格(セダンとワゴン同価格)
▽2.5Lガソリンターボ【新設定】
- 25T S Package
FF:6速AT 4,239,000円
▽2Lガソリン
- 20S
FF:6速AT 2,840,400円 - 20S PROACTIVE
FF:6速AT 3,034,800円
▽2.5Lガソリン
- 25S L Package
FF:6速AT 3,569,400円
▽2.2Lディーゼル
- XD
FF:6速AT 3,250,800円
4WD:6速AT 3,488,400円 - XD PROACTIVE
FF:6速AT 3,445,200円、6速MT 3,499,200円
4WD:6速AT 3,682,800円、6速MT 3,736,800円 - XD L Package
FF:6速AT 3,979,800円、6速MT 3,979,800円
4WD:6速AT 4,217,400円、6速MT 4,217,400円
新型マツダ6の発売日は?
マイナーチェンジにあわせアテンザからモデル名を変更した新型マツダ6は、2019年7月4日に予約受け付けが開始され、発売日は2019年8月1日に設定されました。
マツダはマイナーチェンジにあわせアテンザのモデル名をマツダ6とすることで、新世代モデルが発表されたマツダ3や、クロスオーバーのCX-5などとの相乗効果をアップしていきたい考えです。
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アテンザ/マツダ6を「おさらい」
▼マツダ・アテンザ(初代)
マツダ・アテンザ(ATENZA)は、マツダが製造するDセグメントのセダンです。
海外ではMazda6(マツダ6)のモデル名で販売され、以前販売されていた「カペラ」の後継モデルになっています。
初代のGG型は2002年に発売し、2.3Lターボエンジンと4WDを搭載したスポーツモデルのマツダスピード アテンザも販売されました。
▼マツダ・アテンザ(2代目)
▼マツダ・アテンザ(3代目)
3代目で現行モデルのGJ型は2012年に発売され、マツダのブランドデザイン「魂動」を採用し登場。
新世代エンジンの「SKYACTIV-G」や「SKYACTIV-D」を搭載。2014年次RJCカーオブザイヤーも受賞しました。
新型マツダ6については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!