メルセデス・ベンツは、4ドアクーペ「CLSクラス」の日本仕様フルモデルチェンジを発表しました。
全面改良を受けた新型CLSクラスの性能や価格、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】メルセデスベンツ新型CLSクラスにフルモデルチェンジ!日本発売!
- メルセデス・ベンツ新型CLSクラスの【主な変更点まとめ】
- メルセデス・ベンツ新型CLSクラスの外装(エクステリア)デザイン
- メルセデス・ベンツ新型CLSクラスではシューティングブレークが廃止に!
- メルセデス・ベンツ新型CLSクラスのボディサイズは?
- メルセデス・ベンツ新型CLSクラスの内装(インテリア)デザイン
- メルセデスベンツ新型CLSクラス AMG E53も公開!
- メルセデス・ベンツ新型CLSクラスのエンジンとスペックは?
- メルセデス・ベンツ新型CLSクラスの走りを試乗動画でチェック!
- メルセデス・ベンツ新型CLSクラスの燃費は?
- メルセデス・ベンツ新型CLSクラスの安全装備は?
- メルセデス・ベンツ新型CLSクラスの価格は?
- メルセデス・ベンツ新型CLSクラスの発売日は?
- メルセデス・ベンツCLSクラスを「おさらい」
【最新情報】メルセデスベンツ新型CLSクラスにフルモデルチェンジ!日本発売!
▼メルセデス・ベンツ新型CLSクラスの画像
メルセデス・ベンツは、「CLSクラス」のフルモデルチェンジ日本発売を発表しました。
メルセデス・ベンツCLSクラスは、メルセデス・ベンツの上級セダンEクラスをベースに製作され、流麗なボディをもった4ドアクーペとしてラインナップされています。
新型CLSクラスは、ブランドを牽引する最新デザインとパワートレインを採用することで、新世代の魅力が追求されています。
▼メルセデスベンツSLクラス
【メルセデス新型SLクラス最新情報】フルモデルチェンジ!ハイブリッド燃費、サイズ、価格、発売日は?
メルセデス・ベンツ新型CLSクラスの【主な変更点まとめ】
▼メルセデス・ベンツ新型CLSクラスの主な変更点
- 新開発のマイルドハイブリッドシステム「EQ Boost」を搭載
- 「Sクラス」同等の安全システム「インテリジェントドライブ」を採用
- 最新のツインディスプレイインフォテインメントシステムを採用
- 乗車定員を前モデルの4人乗りから5人乗りに変更
- CLSシューティングブレーク、V型8気筒エンジンを廃止
新型CLSクラスでは、滑らかなボディラインが人気のマシンを安全、快適に乗ることができるメルセデス・ベンツ最新の安全システムであるドライブパイロットが搭載されます。
インテリアも最新のものになり、大型のディスプレイ2つで構成し先進性を追加。
スポーティなワゴンモデルとして用意されていたCLSシューティングブレークは、新型CLSクラスでは設定されない見込みです。
メルセデス・ベンツ新型CLSクラスの外装(エクステリア)デザイン
▼新型CLSクラスの画像
新型CLSクラスの外装はEクラスセダンをベースにしていますが4ドアクーペスタイルとすることで、なだらかなリアスタイルになっています。
フロントには、シングルルーバータイプのダイヤモンドグリルを採用し、メルセデス・ベンツのクーペモデルに共通するデザインとされています。
細く、幅の広いデザインのヘッドライトは側面が内向きに傾斜しており、グリルのデザインと相まって、シャープでダイナミックな印象とされています。
サイドビューは、緩やかにアーチを描く、高いウエストラインと、なだらかな流線形のルーフライン、そしてそれらによりつくられる細いサイドウィンドウにより、エレガントかつスポーティなクーペスタイルを演出。
また、メルセデス・ベンツのクーペモデルに共通するサッシュレスウィンドウを採用し、メルセデス・ベンツデザインの基本思想「Sensual Purity(官能的純粋)」に基づき、キャラクターラインやエッジをできるだけ廃し、曲面で表現されたボディはシンプルでありながら陰影による豊かな表情が表現されています。
前傾するフロントエンドはサメの尖った鼻先を想わせるデザインとされ、実際よりも長く見え、シャープさが強調されています。
新型CLSクラスをベース車Eクラスと比較!
新型CLSクラスをベース車となるEクラスと比較すると、その違いが大きく感じられます。
新型CLSクラスではリアのラゲッジスペースへのボディラインの絞り込みがなくなり、よりスポーティなスタイルに。
グリルも前傾することで力強さを感じるデザインになっています。
メルセデス・ベンツ新型CLSクラスではシューティングブレークが廃止に!
▼CLSクラスシューティングブレーク(前モデル)
新型CLSクラスでは、前モデルの2代目でシリーズ初のワゴンモデルとして設定されていたシューティングブレークが廃止になりました。
CLSシューティングブレークは、もともと19世紀から狩猟用に使用された獲物などを積み込むことができる馬車を指す名前でしたが、現代ではスポーツ要素を加えたワゴンとして製作されています。
4ドアクーペスタイルのベースモデルと同じく、独特のリアスタイルにファンがいたモデルですが、新型CLSクラスではラインナップの見直しが行われています。
メルセデス・ベンツ新型CLSクラスのボディサイズは?
▼メルセデス・ベンツ新型CLSクラスのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:5000×1895×1430mm
- ホイールベース:2940mm
- 車重:1820kg
- 参考
・メルセデス・ベンツEクラスセダン
全長×全幅×全高:4930×1850×1455mm
ホイールベース:2940mm
車重:1670kg
メルセデス・ベンツ新型CLSクラスのボディサイズは、ベースとなるEクラスと比較して全長+70mm、全幅+45mmと拡大されています。
しかし全高は-25mmとダウンすることで、流麗なボディラインがつくられています。
メルセデス・ベンツ新型CLSクラスの内装(インテリア)デザイン
▼新型CLSクラスの画像
メルセデス・ベンツ新型CLSクラスの内装は、デジタルメーターと12.3インチの大型ディスプレイが特徴になっています。
センターコンソールには直感的操作が可能なタッチパッドも備え、使いやすさが追求されました。
ラゲッジスペースは前モデルよりも30L拡大した520Lとされ、40:20:40の3分割可倒式のリアシートを倒すことでさらに広く使うことができるようになっています。
メルセデスベンツ新型CLSクラス AMG E53も公開!
▼メルセデスAMG CLS53
メルセデス・ベンツは、2018年1月に開催されたデトロイトモーターショー2018で、CLSクラスの新モデルとなるAMG E53を公開しました。
新型AMG E53クーペは、AMGモデルとして走行を高める専用のエアロやサスペンションを装備。
メルセデス・ベンツ最新のマイルドハイブリッドシステム「EQ Boost(EQブースト)」が搭載され、高い走行性能と環境性能が両立されています。
▼メルセデスAMG新型CLS53 4MATIC+動画
メルセデス・ベンツ新型CLSクラスのエンジンとスペックは?
▼新型CLSクラスのパワートレインとスペック
- 【CLS220d 】【日本導入】
直列4気筒2Lディーゼルターボ
出力:194ps/40.8kgm - 【CLS450】【日本導入】
直列6気筒3Lガソリンターボ+マイルドハイブリッド「EQ Boost」【新開発】
エンジン出力:367ps/51.0kgm
モーター出力:22ps/25.5kgm
0-100km/h加速:4.8秒 - 【CLS350d】【欧州導入】
直列6気筒3Lディーゼルターボ
出力:286ps/61.2kgm
0-100km/h加速:5.7秒 - 【CLS400d】【欧州導入】
直列6気筒3Lディーゼルターボ
出力:340ps/71.4kgm
0-100km/h加速:5.0秒 - 【AMG CLS53 4MATIC+】【欧州導入】
パワートレイン:直列6気筒3Lターボ+電動コンプレッサー+モーター機能付発電機「EQブースト」
最高出力:441ps
最大トルク:53.0kgm - トランスミッション:9速AT
- 駆動:FR or 4WD
新型CLSクラスではV型8気筒エンジンが廃止されましたが、かわりに新開発された直列6気筒3Lガソリンマイルドハイブリッドシステムが採用されました。
このマイルドハイブリッドシステムは「EQ Boost」と呼ばれ、モーターのみで走行することはできませんが、2.5Lエンジンなみの大きなトルクでエンジンをサポートし、燃費と運動性能をアップします。
その他、新型CLSクラスには新しいAMGモデルとなるCLS53のラインナップが発表されました。
AMG CLS53はEQ Boostパワートレインを強化し出力は441馬力となり、電動コンプレッサーをあわせることでターボラグのない気持ちのいい走りが可能になっています。
メルセデス・ベンツ新型CLSクラスの走りを試乗動画でチェック!
メルセデス・ベンツ新型CLSクラスは、注目度の高さから試乗動画が公開されています。
アップデートされた使い勝手や走りが評判になっています。
メルセデス・ベンツ新型CLSクラスの燃費は?
▼新型CLSクラスの燃費
- 【CLS220d】
2Lディーゼル/FR:18.6km/L - 【CLS450】
3Lガソリンマイルドハイブリッド/4WD:11.9km/L
新型CLSクラスの燃費は、2Lディーゼルモデルで18.6km/Lの低燃費とされています。
新開発のマイルドハイブリッドシステム「EQ Boost」モデルは、4WD駆動でエンジン出力367馬力ながら、11.9km/Lと好燃費に仕上げられています。
メルセデス・ベンツ新型CLSクラスの安全装備は?
新型CLSクラスの安全装備には、フラッグシップセダン「Sクラス」同等の運転支援システム「インテリジェントドライブ」が標準装備されています。
レーダークルーズコントロール「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付き)」は、停止後30秒以内であればドライバーの操作がなくても自動的に再発進が可能になっています。
「アクティブステアリングアシスト」は、車線や先行車を認識することでステアリング操作をアシストし、安全性を向上。
その他、高速道路でウインカーを操作するだけで自動的に車線を変更する「アクティブレーンチェンジングアシスト」や、走行中にドライバーに異常があった場合に車線を維持しながら車両を緩やかに減速・停止する「アクティブエマージェンシーストップアシスト」なども搭載されています。
メルセデス・ベンツ新型CLSクラスの価格は?
▼新型CLSクラスの価格
- CLS220d スポーツ:799万円
- CLS450 4MATIC スポーツ:1038万円
メルセデス・ベンツCLSクラスの日本価格は、799万円からに設定されました。
前モデルの日本仕様では2.2Lディーゼルエンジンがエントリーモデルとされ780万円からになっていましたが、新モデルでは装備や機能をアップしながら800万円未満の設定が維持されました。
メルセデス・ベンツ新型CLSクラスの発売日は?
フルモデルチェンジした新型CLSクラスは、2017年11月のロサンゼルスモーターショーでワールドプレミアされ、2018年6月25日に日本で発売されました。
メルセデス・ベンツは、1週早く日本導入が発表されていた「Sクラスクーペ」「Sクラスカブリオレと一緒に、ブランドの最上級4ドアクーペをアピールしていく予定です。
▼Sクラスカブリオレ
【メルセデス新型Sクラスカブリオレ最新情報】マイナーチェンジ日本発売!スペックや価格、燃費は?
▼Sクラスクーペ
【メルセデス新型Sクラスクーペ最新情報】マイナーチェンジ日本発売!スペックや価格、燃費は?
メルセデス・ベンツCLSクラスを「おさらい」
▼メルセデス・ベンツCLSクラス(初代W219型)
メルセデス・ベンツ・CLSクラス(Mercedes-Benz CLS-Class)は、初代が2005年に登場したEセグメント4ドアハードトップセダンです。
Eクラスをベース車とした4ドアセダンながらクーペのようなスタイルを特徴とし、メルセデス・ベンツではボディタイプを「4ドアクーペ」と表現。
人気モデルになったことから、ポルシェ・パナメーラ、BMW・6シリーズグランクーペなどのライバル車も登場しました。
後部座席は2人がけとすることでラグジュアリー性を高めたレイアウトとなっており、2011年に登場した現行モデルの2代目では、1年後にスポーツスタイルのワゴンとしてCLSシューティングブレークも設定されましたが、新モデルでは廃止になりました。
新型CLSクラスについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!