レクサスが、上級セダン「ES」のマイナーチェンジ発売を予定しています。
改良により魅力をアップする新型ESについて、スペックや価格、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】レクサス新型ESにマイナーチェンジ!
- レクサス新型ESの【変更点まとめ】
- レクサス新型ESの外装(エクステリア)デザインは?
- レクサス新型ESに世界初のミラーレスを設定!
- レクサス新型ESのボディサイズは?
- レクサス新型ESの内装(インテリア)デザイン
- レクサス新型ESのボディカラーと内装色は?(全12色×6色)
- レクサス新型ESカスタム「F SPORT PARTS」設定!
- レクサス新型ESのパワートレインとスペックは?
- レクサス新型ESを試乗動画でチェック!
- レクサス新型ESのプラットフォームは?
- レクサス新型ESの燃費は?
- レクサス新型ESの安全装備は?
- レクサス新型ESの価格は?
- レクサス新型ESの発売日は?
- レクサスESを「おさらい」
【最新情報】レクサス新型ESにマイナーチェンジ!
レクサスが「ES」のマイナーチェンジ日本発売を予定しています。
レクサスESは、過去にトヨタ「カムリプロミネント」「ウィンダム」として日本でも販売された後、前モデルまで国外専用となっていましたが、フラッグシップセダンの「LS」とともにレクサスの立ち上げ時からラインナップされています。
現行モデルは2018年10月に日本で発売され、世界初となるミラーレスシステムや最新のパワートレイン、プラットフォームを採用するなど、最新鋭の体験が追求されました。
改良されるレクサス新型ESでは、装備を充実することで魅力がアップされます。
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レクサス新型ESの【変更点まとめ】
▼レクサス新型ESの変更点
- インフォテインメントシステムに「Apple CarPlay」と「Android Auto」を採用
- 「F SPORT」グレードに「アダプティブ・バリアブル・サスペンション(AVS)」「パノラミックビューモニター」を追加し、「ブラインドスポットモニター」と「パーキングサポートブレーキ (後方接近車両)」を標準装備
▽2018年10月新世代モデル導入時の特徴
- 上級FFセダンとして日本に導入
- トヨタ・カムリをベースとし、ハイブリッドモデル「ES300h」を設定
- 第2世代「Lexus Safety System +」など、最先端の安全技術を採用
- 世界初のミラーレスシステムを搭載し、サイドミラーをカメラに置き換え
▼レクサス新型ESの動画
▼レクサス新型ES開発者インタビュー動画
レクサス新型ESの外装(エクステリア)デザインは?
▼レクサス新型ES
レクサス新型ESの外装は、「GA-Kプラットフォーム」からくる重心の低さを活かし、走りを予感させるワイド&ローのプロポーションが実現されています。
フロントピラーの後方配置やリヤピラーの傾斜により、引き締まったキャビンシルエットがつくられました。
また、クラストップレベルの空力性能を目指したボディ形状や、広く快適な室内空間、質感の高い細部の造形など、機能美と上質さを両立。
スピンドルグリルは、鋭利に折り返すフレームと波紋のように連続する縦フィン形状のグリルメッシュを組み合わせ、ESのシャープなノーズを強調する形状とし、小型の3眼LEDヘッドランプは端整かつ鋭い表情をつくっています。
リヤは、タイヤの踏ん張り感を強調する造形としたほか、3つのL字を層状に重ねた奥行きのあるデザインとしたリヤコンビネーションランプで、LEXUSとしての個性を強調。
ボディカラーは、エレガントさを強調するアイスエクリュマイカメタリックや、華やかかつ引き締まった印象を与えるサンライトグリーンマイカメタリックといった新規開発色を含め、多彩なバリエーションを設定。
▼レクサス新型ES F SPORTの画像
スポーツモデルとして、よりスピード感あるデザインとしたレクサス新型ES F SPORTもラインナップし、デザインを楽しむことができるようになっています。
▼レクサス新型ESのホイールデザイン
▼レクサス新型ESの動画
レクサス新型ESを前モデルと比較!
▼レクサスES(前モデル)
レクサス新型ESを前モデルと比較すると、ボディラインがスマートに変化していることがわかります。
前モデルは、北米でトヨタのフラッグシップカーとして販売されているFFセダン「アバロン」をベースとしていることで、重厚感あるスタイルになっていました。
新型レクサスESでは、スポーティさが重要視されています。
レクサス新型ESに世界初のミラーレスを設定!
▼レクサス新型ES採用ミラーレスシステムの画像
レクサス新型ESには、世界初となる「デジタルアウターミラー」が採用されています。
「デジタルアウターミラー」は、上位グレードの「ES300h“version L”」にオプションとして用意され、価格は21万6000円となっています。
「デジタルアウターミラー」は日本仕様にだけ搭載され、ドアミラーの換わりとして両側フロントドアに小型カメラを設置。
カメラで撮影した車両後側方の映像を、車内両側のAピラー付け根に設置された5インチディスプレイに表示するミラーレスシステムになっています。
デジタルアウターミラーは、ミラーハウジングをコンパクトなカメラに置き換えることによって風切り音の発生を抑制し、高速巡航時でも静粛性の高い室内空間を実現。
運転席からの死角を大きく減少して安全性を高めることが可能になっています。
また、カメラハウジングには雨滴などが付着しにくい形状を採用し、雨天走行時などドアウィンドウが濡れているようなシチュエーションでも車両後側方の状況が確認しやすいこともメリットとされています。
このほか、ウインカーレバーを操作したり、シフトセレクターをリバースレンジに切り換えた際には表示内容を自動的に変更し、車両後側方を確認しやすいよう表示エリアを拡大する機能も備えています。
▼レクサス新型ES採用デジタルアウターミラーの動画
レクサス新型ESのボディサイズは?
▼レクサスESのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4975×1865×1445mm
- ホイールベース:2870mm
- 最低地上高:145mm
- 車重:1680kg
- ※参考
・レクサスES(前モデル)
全長×全幅×全高:4895×1821×1450mm
ホイールベース:2820mm
・トヨタ・カムリ
全長×全幅×全高:4860×1840×1440mm
ホイールベース:2825mm
・レクサスGS
全長×全幅×全高:4880×1840×1455mm
ホイールベース:2850mm
・レクサスLS
全長×全幅×全高:5235×1900×1450mm
ホイールベース:3125mm
レクサス新型ESのボディサイズは、前モデルから全長+80mmと延長され、より大きな室内空間が確保されています。
全幅を拡大、全高はダウンすることでより低重心なデザインとし、走行性能の向上にも貢献しています。
新型ESはFF駆動を採用しパワートレインが前側に集中していることから、レクサスのフラッグシップセダンである「LS」より長さのある室内空間が魅力としてアピールされています。
▼レクサス新型ESの室内サイズと比較
- 室内長×室内幅×室内高:2170×1535×1145mm
- 参考
室内長×室内幅×室内高
・LS:2145×1615×1160mm
・GS:2025×1535×1180mm
レクサス新型ESの内装(インテリア)デザイン
▼レクサス新型ES
▼レクサス新型ES F SPORT
レクサス新型ESの内装は、程よい包まれ感でドライビングの高揚感を高めるコクピットと、乗客がくつろげるゆとりある空間を融合させたインテリアに仕上げられています。
改良では、大型の12.3インチタッチスクリーンインフォテインメントシステムに「Apple CarPlay」と「Android Auto」を採用することで、スマートフォンとの連携が強化されます。
インテリアは、センターコンソール・アームレストとの連続感を持たせた上下2分割構成のデザインとされた前席シートバックが、ステアリング操作がしやすいショルダー形状となっているほか、ディスプレイやスイッチ類を操作時の姿勢変化や視点移動が少ないレイアウトとすることで、運転に集中できる空間になっています。
また、水平基調のインストルメントパネルからドアトリムまで連続する構成によって、空間の広がりが表現されています。
ドライビングポジションは、ペダル配置、ステアリングの傾角や調整幅、シートのホールド性など、徹底的な走りこみやデータ解析に基づく細部にこだわったレイアウトとされました。
後席は、広い足元の空間による開放感と、包み込まれるような安心感を両立。
また、シートは、快適な座り心地と上質な仕上がりを追求するとともに、電動リクライニング機能を付与することで、くつろぎの空間がつくられました。
センターコンソール・ドアアームレストの表皮には立体的なパターンで加工を施すビスコテックス技術を採用し、深みのある表現で、室内空間に程よい包まれ感と広がりを演出し、エレガントな印象がプラスされています。
ラゲッジスペースは、FFレイアウトならではの効率の良さを活かし広くとられ、ジェスチャーによって開くことも可能になっています。
レクサス新型ESのボディカラーと内装色は?(全12色×6色)
▼レクサス新型ESのボディカラー一覧(全12色)
- ホワイトホワイトノーヴァガラスフレーク
- ソニッククォーツ
- マーキュリーグレーマイカ
- プラチナムシルバーメタリック
- ソニックチタニウム
- ブラック
- グラファイトブラックガラスフレーク
- レッドマイカクリスタルシャイン
- アイスエクリュマイカメタリック
- サンライトグリーンマイカメタリック
- ヒートブルーコントラストレイヤリング
- ディープブルーマイカ
▼レクサス新型ESの内装色一覧(全6色)
- リッチクリーム
- シャトー
- トパーズブラウン
- ブラック
- “F SPORT”専用フレアレッド
- “F SPORT”専用ブラック
レクサス新型ESカスタム「F SPORT PARTS」設定!
▼レクサス新型ES TRDカスタムパーツ装着車
レクサス新型ESには、TRDから専用のカスタムパーツ「F SPORT PARTS」が設定されています。
「F SPORT PARTS」は、商品の開発コンセプトを「Aerodynamic Control」「Total Balance」とし、新型ESでは“洗練されたスタイルで、美意識と機能美にこだわり抜いたスポーツパーツ“をキーワードとして、エアロパーツはシンプルでありつつ空力性能のトータルバランスを高め、スポーツマフラーは性能にこだわりながらも純正然としたサウンドを醸しだすとされています。
エアロパーツには「フロントスポイラー」「エアロダイナミクスミラーカバー」「サイドスカート」「スポーツマフラー&リヤディフューザー」のほか、純正のボディカラーを際立たせる黒塗装のエアロパーツ“BLACK EDITION”などを設定。
機能性パーツとして、車種専用開発を行なった軽量・高剛性の20インチ鍛造アルミホイール、“ギャラクシーダークガンメタリック”19インチ鍛造アルミホイール、メンバーブレースなども用意されています。
レクサス新型ESのパワートレインとスペックは?
▼レクサス新型ESのパワートレインとスペック
- 【ES300h】(日本&欧州仕様)
直列4気筒2.5L「Dynamic Force Engine」エンジン+モーターハイブリッド
最高出力:178ps/5700rpm
最大トルク:22.5kgm/3600-5200rpm
モーター最高出力:120ps
モーター最大トルク:20.6kgm
トランスミッション:電気式無段変速機 - 【ES350】(米国仕様)
V型6気筒3.5L
最高出力:306ps
最大トルク:36.9kgm
トランスミッション:8速AT - 駆動方式:FF
レクサス新型ESには、トヨタ・カムリにも搭載されていた最新の2.5Lハイブリッドシステムが搭載されています。
▼Dynamic Force Engine
レクサス新型ESハイブリッドのエンジンには、新世代のハイブリッド車用「Dynamic Force Engine」が採用されました。
ダイナミックフォースエンジンは、「TNGA(トヨタ・ニューグローバルアーキテクチャー)」に基づいて新開発され、吸気ポート形状の工夫などにより高吸気効率と高タンブルを両立させ、世界トップレベルの最大熱効率41%を達成しています。
レクサス新型ES300hでは、組み合わせる電気モーターも使用し、高トルクと高レスポンス、高い燃費性能が実現されています。
足回りでは、ショックアブソーバーのオイル流路に非着座式のバルブを設け、微小な動きに対しても流路抵抗による減衰力を発生させる「スウィングバルブショックアブソーバー」を世界で初めて採用。
アブソーバーのストローク速度が極めて低い場合でも減衰力を発揮することで、応答性が良く上質な乗り心地が実現されています。
▼Dynamic Force Engine解説動画
レクサス新型ESを試乗動画でチェック!
レクサス新型ESは、試乗動画が公開されています。
質感の高い走りと広い室内空間が高い評価を受けています。
レクサス新型ESのプラットフォームは?
新型レクサスESのプラットフォームには、レクサスの新世代「GA-Kプラットフォーム」が採用されています。
GA-Kプラットフォームは、高剛性化・低重心化のほか、ダブルウィッシュボーン式リヤサスペンションの採用や、ジオメトリーの最適化で、高い操縦安定性を確保。
また、ラック平行式電動パワーステアリングによる優れたステアリングレスポンスで、LEXUS独自のすっきりと奥深い走りがつくられました。
さらに低いヒップポイントや調整幅の広いステアリングにより、ドライバーが的確な操作をできる運転姿勢が確保されています。
レクサス新型ESでは、歴代ESの優れた静粛性を高めるため、音源対策、吸音、遮音それぞれにて徹底的な作りこみも行われ、風洞実験による車体形状の検証や吸音材・遮音材の最適配置のほか、ノイズリダクションホイールや遮音性の高いアコースティックガラスの採用など、フラッグシップセダン「LS」からくる技術も採用されました。
レクサス新型ESの燃費は?
▼レクサス新型ESの燃費
- JC08モード燃費:23.4km/L
- WLTCモード(新燃費規格)
総合:20.6km/L
市街地モード:16.6km/L
郊外モード:22.7km/L
高速道路モード:21.4km/L
レクサス新型ESの燃費は、最新の2.5LハイブリッドシステムによりJC08モード燃費で23.4km/Lとされています。
新型ESはプレミアムセダンとしてボディサイズや装備をアップすることで、同じパワートレインを採用するトヨタ・カムリの燃費値33.4km/Lからダウンしますが、高級ブランドの上級モデルでは良好な数値が確保され、より実燃費に近い新燃費規格WLTCモードでも20.6km/Lとなっています。
レクサス新型ESの安全装備は?
レクサス新型ESの安全装備には、衝突回避支援や高度運転支援機能である「Lexus CoDrive」を含む、第2世代の「Lexus Safety System +」が搭載されています。
第2世代の「Lexus Safety System +」は、現在採用されている第1世代のLexus Safety System +に採用している「単眼カメラ+ミリ波レーダー」の構成はそのままに、各機能を進化させ、事故の防止や交通事故死傷者の更なる低減とドライバーの負担を軽減します。
▼第2世代「Lexus Safety System +」の機能
- 単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上により、昼間の自転車運転者や夜間の歩行者も検知可能な「プリクラッシュセーフティ」
- 自動車専用道路等においてレーダークルーズコントロール使用時に、同一車線内中央を走行できるよう、操舵を支援する「高度運転支援機能Lexus CoDrive(レーダークルーズコントロール、レーントレーシングアシスト)」
- 先行車や対向車を眩惑しないよう、ハイビームの照射を制御する「アダプティブハイビームシステム(AHS)」
- カメラで主要な道路標識を読み取り、メーターとヘッドアップディスプレイ内に表示する「ロードサインアシスト(RSA)」
また、駐車場などにおけるアクセルペダル踏み間違い時の衝突や、接近する後方車両との接触事故による被害の軽減に寄与するパーキングサポートブレーキ、車両周辺の安全確認をサポートするパノラミックビューモニターなども採用されています。
レクサス新型ESの価格は?
▼レクサス新型ESの価格と比較
- ES300h “version L”:6,980,000円
- ES300h “F SPORT”:6,290,000円
- ES300h:5,800,000円
レクサス新型ESの価格は、580万円からに設定されています。
レクサスESは、同格のFRセダンであるレクサスGSの2.5Lハイブリッド車「GS300h」の616万4000円と比較して36万円低価格になっています。
レクサス新型ESの発売日は?
マイナーチェンジするレクサス新型ESは、2019年10月に日本で発売されます。
レクサスは発売から1年ほどでESの装備を見直すことで、よりユーザーに魅力をアピールしていきたい考えです。
レクサスESを「おさらい」
▼レクサスES(初代、ベース車:カムリプロミネント)
レクサスESは、初代が1989年に登場したアッパーミドルクラスのプレミアムセダンです。
車名の「ES」の由来は「エグゼクティブセダン」からとなっています。
米国で1989年にレクサスブランドが立ち上げられたときからフラッグシップセダンの「LS」と共にラインアップされ、日本国外ではSUVの「RX」と並ぶ、レクサスの最量販モデルになっています。
初代は、V型6気筒エンジンを搭載したトヨタ・カムリプロミネントに専用のデザインを採用。
▼レクサスES(4代目、ベース車:ウィンダム)
2代目から4代目は日本でトヨタ・ウィンダムとして販売されましたが、2006年に登場した5代目から海外専用となりました。
2012年に登場した前モデルの6代目は、ベース車をそれまでのカムリから、北米でトヨタのフラッグシップとして販売されているアバロンに変更していましたが、フルモデルチェンジされた新型ESではカムリベースに戻っています。
新型レクサスESについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!