ホンダが、PHEV(プラグインハイブリッド)車となる、クラリティPHEVの日本発売を発表しました。
新世代ハイブリッド車となるホンダ新型クラリティPHEVについて、スペックや価格、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】ホンダ新型クラリティPHEVを日本発売!
- ホンダ新型クラリティPHEVの【特徴まとめ】
- ホンダ新型クラリティPHEVの外装(エクステリア)デザイン
- ホンダ新型クラリティPHEVのボディカラーは?(全6色)
- ホンダ新型クラリティPHEVのボディサイズは?
- ホンダ新型クラリティPHEVの内装(インテリア)デザイン
- ホンダ新型クラリティPHEVのパワートレインとスペックは?
- ホンダ新型クラリティPHEVの走りを試乗動画でチェック!
- ホンダ新型クラリティPHEVの航続距離と充電時間は?
- ホンダ新型クラリティPHEVの燃費は?
- ホンダ新型クラリティPHEVの安全装備は?
- ホンダ新型クラリティPHEVの価格は?
- ホンダ新型クラリティPHEVの発売日は?
- ホンダ・クラリティを「おさらい」
【最新情報】ホンダ新型クラリティPHEVを日本発売!
▼ホンダ新型クラリティPHEVの画像
ホンダが、「クラリティPHEV」の日本導入を発表しました。
クラリティPHEVは、ホンダの水素燃料電池車として発表されていた「クラリティ・フューエルセル」をベースに製作。
同じく電動パワートレインを採用しながらも、ガソリンエンジンを搭載することでプラグインハイブリッド車としたモデルです。
▼クラリティフューエルセル
航続距離750km!ホンダ 新型 燃料電池車 CLARITY FUEL CELL 価格766万円 試乗動画
新型クラリティPHEVは、プラグインハイブリッド車でトップクラスのEV航続距離が確保され、実用性の高い上級PHEV車となっています。
▼ホンダ新型クラリティPHEVの発表会動画
ホンダ新型クラリティPHEVの【特徴まとめ】
▼ホンダ新型クラリティPHEVの特徴
- ガソリンエンジンと2モーターを組み合わせた、最新ハイブリッドシステムを搭載
- 最新リチウムイオンバッテリーにより、EV走行航続距離114.6kmを実現
- 上質な外装、内装のデザインにより、新世代の性能を表現
ホンダ新型クラリティPHEVの外装(エクステリア)デザイン
ホンダ新型クラリティPHEVの外装は、水素燃料電池車として新世代を表現したクラリティ・フューエルセルからくる最新のデザインが採用されています。
フロントには9灯式LEDヘッドライトやポジションランプ、リアにはフルLEDコンビネーションランプを組み合わせることで、先進性をプラス。
サイドウィンドウ上部にクロームのラインを使用することで、上質な走りを感じさせるデザインになっています。
さらに、タイヤやホイールハウスから発生する気流の乱れを抑えるエアカーテンやタイヤカバーを装備して、空気の流れを徹底的に考えたデザインと空力性能が両立されています。
ホンダ新型クラリティPHEVのボディカラーは?(全6色)
▼ホンダ新型クラリティPHEVのボディカラー一覧
- コバルトブルー・パール
- プラチナホワイト・パール
- プレミアムディープロッソ・パール
- スーパープラチナ・メタリック
- モダンスティール・メタリック
- クリスタルブラック・パール
ホンダ新型クラリティPHEVのボディカラーには、全6色が用意されています。
上級モデルとしての高い質感と、先進モデルの魅力を感じることができるラインナップになっています。
ホンダ新型クラリティPHEVのボディサイズは?
▼ホンダ新型クラリティPHEVのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4915×1875×1480mm
- ホイールベース:2750mm
- 車重:1850kg
- 参考
・アコード
全長×全幅×全高:4881×1861×1450mm
ホイールベース:2829mm
車重:1420kg
ホンダ新型クラリティPHEVのボディサイズは、上級電動サルーンとして約4.9mの全長に仕上げられています。
このボディサイズは、フルモデルチェンジが発表されていたホンダ・アコードより若干大きく、電動パワートレインの搭載にあわせ最適化されています。
▼ホンダ・アコード
ホンダ新型アコード フルモデルチェンジ!ハイブリッドの燃費や価格、日本発売日は?
ホンダ新型クラリティPHEVの内装(インテリア)デザイン
▼アイボリーインテリア
▼ブラックインテリア
ホンダ新型クラリティPHEVの内装は、「Advanced Modern Lounge」をコンセプトに、先進テクノロジーと心満たされる空間の調和が表現されています。
インテリアには、上質なミドルパッドや、ぬくもり感のあるウッド調パネルを採用して、“乗る人の感性に響く、心地よさに満ちあふれる”デザインとされました。
キャビンは、床下に薄型バッテリー、荷室下に燃料タンクを配置することで、5人がゆったり座れる居住空間を創出し、トランクルームはホンダのハイブリッドセダンでトップの容量が確保されています。
標準装備となる8インチ高解像度ワイドディスプレイは、ホンダインターナビ+リンクアップフリーを搭載し、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応。
加えて、現在地周辺の充電スタンド情報や空き状況検索といった充電情報を確認することができるようになっています。
また、スマートフォンの専用アプリケーションにより、高圧バッテリーの充電量、車内温度、航続可能距離の確認や、エアコンのON/OFFなどの遠隔操作可能とされています。
専用アプリの通信方式に、これまで使用していたインターネット通信に加え、ホンダ初のBluetooth通信も追加することで、遠くからはインターネットで、近くからはレスポンスのよいBluetoothで通信可能となっています。
Bluetooth通信の追加によって、ライト消し忘れ、施錠し忘れといった「し忘れ通知」や、広い駐車場でクルマを見つける「カーファインダー」なども利用できるようになり、利便性が向上しています。
ホンダ新型クラリティPHEVのパワートレインとスペックは?
▼ホンダ新型クラリティPHEVのパワートレインとスペック
- パワートレイン:直列4気筒1.5L+2モーターハイブリッド「i-MMD」
- エンジン出力:105ps/13.7kgm
- モーター出力:184ps/32.1kgm
- システム合計最高出力:215ps
- トランスミッション:CVT
- EV最高速度:160km/h
- 駆動方式:FF(4WDなし)
ホンダ新型クラリティPHEVには、1.5Lガソリンと2モーターハイブリッド「i-MMD」を組み合わせたプラグインハイブリッドシステムが搭載されます。
▼ホンダi-MMDハイブリッドシステム
i-MMDハイブリッドでは、発電用と走行用の2つのモーターを持ち、「モーターのみ」「エンジンで発電しながら」「エンジンのみ」を、適切に切り替えながら走行します。
発進加速や街中ではエンジンより大きな出力を持つ電気モーターを主力に、高速走行ではエンジンの働きが大きくなることで、それぞれが得意な領域を効率良く担当することができるようになっています。
ドライブモードは「EVドライブ」「ハイブリッドドライブ」「エンジンドライブ」の3種類を用意し、どのドライブモードでも組み合わせ可能な走行モードとして燃費重視からレスポンス重視までの「ECON」「ノーマル」「スポーツ」の3種類のモードに加え、バッテリーの充電を優先する「HV」が用意されています。
ホンダ新型クラリティPHEVの走りを試乗動画でチェック!
ホンダ新型クラリティPHEVは、注目度の高さから多数の試乗動画が公開されています。
上級セダンとしての高い質感や使い勝手、プラグインハイブリッドパワートレインの走行性能が高評価を受けています。
ホンダ新型クラリティPHEVの航続距離と充電時間は?
▼ホンダ新型クラリティPHEVの航続距離と充電時間
- バッテリー:17kWhリチウムイオンバッテリー
- EV航続距離:JC08モード 114.6km、WLTCモード 101.0km
- 充電時間
普通充電(AC200V):約6時間
急速充電(CHAdeMO):30分(80%まで)
ホンダ新型クラリティPHEVは17kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、電気パワートレインに最適化された設計とすることで、EV航続距離は100kmをこえる長距離に仕上げられています。
充電時間も普通充電で6時間、急速充電で80%まで30分と短縮し、プラグインハイブリッドとしてガソリンによる走行も可能となっていることで、高い実用性が確保されています。
その他、急速充電中でも車内でエアコンやオーディオなどが使える「コンフォートチャージ」機能や、一般家庭電力のおよそ6日分の給電が行なえる外部給電機能(最大供給電力3kW)も装備されています。
ホンダ新型クラリティPHEVの燃費は?
▼ホンダ新型クラリティPHEVの燃費
- JC08モード:28.0km/L
- WLTCモード:24.2km/L
ホンダ新型クラリティPHEVの燃費は、JC08モードで28.0km/L、より実燃費に近い最新規格WLTCモードでも24.2km/Lとなっています。
通常使用する際は、充電された電気をメインに利用することでさらに低コストで走行することができるようになっています。
ホンダ新型クラリティPHEVの安全装備は?
ホンダ新型クラリティPHEVには、先進安全運転支援システム「Honda SENSING」が搭載されています。
「Honda SENSING」は、「衝突軽減ブレーキ(CMBS)」や「LKAS(車線維持支援システム)」「標識認識機能」などを備え、経済産業省や国土交通省などが推進する安全運転サポート車のうち、高齢運転者にとくに推奨する「セーフティ・サポートカーS(通称:サポカーS)」の「ベーシック+」に適合してます。
▼ホンダクラリティPHEV「Honda SENSING」の機能
- 衝突軽減ブレーキ(CMBS)
- 誤発進抑制機能
- ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)
- LKAS(車線維持支援システム)
- 歩行者事故低減ステアリング
- 路外逸脱抑制機能
- 標識認識機能
- 先行車発進お知らせ機能
ホンダ新型クラリティPHEVの価格は?
▼ホンダ新型クラリティPHEVの価格
- クラリティPHEV:588万600円
ホンダ新型クラリティPHEVの価格は、588万円と発表されました。
この価格設定はホンダのラインナップの中で、 フラッグシップセダン「レジェンド」の707万円に次ぐ、上級モデルとなっています。
ホンダ新型クラリティPHEVの発売日は?
ホンダ新型クラリティPHEVの日本発売日は、2018年7月20日とされました。
ホンダはハイブリッド車「インサイト」の復活販売も予定しており、電動パワートレイン搭載車を強くアピールする予定です。
▼ホンダ・インサイト
【ホンダ新型インサイト最新情報】日本発売日は2018年12月!価格、燃費、サイズは?
ホンダ・クラリティを「おさらい」
▼ホンダ・FCXクラリティ
ホンダ・クラリティ(Clarity)は、FCXクラリティとして2008年に登場したホンダの最新パワートレインを搭載したセダンです。
FCXクラリティは、2002年に水素燃料電池車として発売されたホンダ「FCX」に続くモデルとして製作され、ボディタイプはコンパクトハッチバックだったFCXから上級セダンに変更されました。
▼ホンダ・クラリティフューエルセル
後継車となるクラリティ・フューエルセルは、FCX、FCXクラリティから得たデータを活かし、ホンダ初の量産型FCV(燃料電池)市販車として2016年に発表。
燃料電池システムを小型化し、世界で初めてセダンのボンネット内に搭載することで、大人5人がゆったりと乗車できる空間を確保することに成功しました。
2017年には、プラグインハイブリッド版となる「クラリティ プラグインハイブリッド」と電気自動車の「クラリティ エレクトリック」も発表し、世界で初めて同一プラットフォームにPHEV、EV、燃料電池車という3種類の電動パワートレインを採用したクルマになっています。
新型ホンダ・クラリティPHEVについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!