メルセデス・ベンツが、フラッグシップ「Sクラス」の新モデル日本発売を発表しました。
新モデルにより魅力をアップしたメルセデス・ベンツ新型Sクラスについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】PHEV追加!「新型Sクラス S580e 4MATICロング」日本発売!
- メルセデスベンツ新型Sクラスの【変更点まとめ】
- 1378万円から!メルセデスベンツ新型Sクラスの価格は?
- 流麗!メルセデスベンツ新型Sクラスの外装(エクステリア)デザイン
- 拡大!メルセデスベンツ新型Sクラスのボディサイズは?
- 最新装備!メルセデスベンツ新型Sクラスの内装(インテリア)デザイン
- 新世代!メルセデスベンツ新型Sクラスのスペック、走行性能は?
- メルセデスベンツ新型Sクラスを試乗動画でチェック!
- 改善!メルセデスベンツ新型Sクラスの燃費は?
- 最新システム!メルセデスベンツ新型Sクラスの安全装備は?
- いつ?メルセデスベンツ新型Sクラスの日本発売日は?
- メルセデスベンツ・Sクラスを「おさらい」
【最新情報】PHEV追加!「新型Sクラス S580e 4MATICロング」日本発売!
メルセデス・ベンツが「Sクラス」の新モデルとなる「S580e 4MATICロング」の日本発売を発表しました。
メルセデス・ベンツSクラスは、ブランドのフラッグシップサルーンとして設定され、現行モデルは2021年1月にフルモデルチェンジし新世代となっていました。
新設定された「S580e 4MATICロング」は、直列6気筒3Lターボエンジンにプラグインハイブリッドシステムを組み合わせ、システム総合出力510ps/76.5kgmを発揮。
時速140km/hまでモーターのみでの走行に対応し、EV航続距離は約100kmを確保。
走行モードは、デフォルトの「H(ハイブリッド)」のほか、レスポンスを高めた「S(スポーツ)」、個別設定が可能な「I(インディビジュアル)」、電気モーターのみで走行する「EL(Electric)」、充電量を一定に保つ「B(Battery Hold)」を設定。
加えて「 EL(Electric)」モード時には、ステアリングホイール裏のパドルによりバッテリーへのエネルギー回収量を4段階で調整することができるようになっています。
新型Sクラス「S580e 4MATICロング」は、日本で2022年6月27日に発表され、2022年7月からの納車を予定。価格は1978万円となっています。
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メルセデスベンツ新型Sクラスの【変更点まとめ】
▼メルセデスベンツ新型Sクラスの変更点
- プラグインハイブリッド「S580e 4MATICロング」を設定
▽2021年9月の変更点
- V型8気筒エンジンを搭載する「S580 4MATIC」と「S580 4MATICロング」を設定
▽2021年1月フルモデルチェンジ時の変更点
- 最新のエクステリアデザインを採用し、Cd値を0.22まで低減
- 48Vマイルドハイブリッドパワートレインを設定し、出力を向上
- ボディサイズを拡大し、室内空間の快適性を向上
- 263のLEDを使用した最新のアンビエントライトを採用
- 新世代の12.8インチ大型インフォテインメントディスプレイを搭載
- ヘッドアップディスプレイに最新のARナビゲーションシステムを搭載
- リアアクスルステアリングにより、低速時の高い旋回性能と高速時の安定性を両立
- 世界初の後席左右リアエアバッグを採用
- 「Sクラスクーペ」「Sクラスカブリオレ」を廃止
1378万円から!メルセデスベンツ新型Sクラスの価格は?
▼メルセデス・ベンツ新型Sクラスの価格
- S400d 4MATIC:13,780,000円
- S500 4MATIC:14,650,000円
- S580 4MATIC:16,250,000円
- S400d 4MATIC ロング:17,370,000円
- S500 4MATIC ロング:17,860,000円
- S580 4MATICロング:19,780,000円
- S580e 4MATICロング:19,780,000円【新設定】
メルセデス・ベンツ新型Sクラスの価格は、1378万円からとなっています。
新設定されたPHEV「S580e 4MATICロング」は、V型8気筒ガソリンエンジンを搭載する「S580 4MATICロング」と同価格となっています。
流麗!メルセデスベンツ新型Sクラスの外装(エクステリア)デザイン
▼メルセデスベンツ新型Sクラスの画像
メルセデス・ベンツ新型Sクラスの外装は、新世代のデザインを採用することで質感が高められています。
新設計されたヘッドライトはスリムなデザインとされ、ワイドさを強調するグリルを組み合わせ。
ドアハンドルはポップアップ式とすることで空力性能の改善に貢献し、滑らかなボディラインとあわせ、新型SクラスではCd値(空気抵抗係数)を世界トップレベルとなる0.22まで低減。
リアには左右に広く伸びるテールランプが装備され、内部には質感を高める繊細なグラフィックが採用されています。
拡大!メルセデスベンツ新型Sクラスのボディサイズは?
▼メルセデス・ベンツ新型Sクラスのボディサイズと比較
- 新型Sクラス
・全長×全幅×全高
ベースモデル:5180×1955×1505mm
ロング:5290×1955×1505mm
・ホイールベース
ベースモデル:3105mm
ロング:3215mm
・最小回転半径
ベースモデル:5.4m
ロング:5.5m - ※参考
Sクラス(前モデル)
・全長×全幅×全高
ベースモデル:5125×1900×1495mm
ロング:5246×1900×1495mm
・ホイールベース
ベースモデル:3035mm
ロング:3165mm
メルセデス・ベンツ新型Sクラスのボディサイズは、全長、全幅、ホイールベースを前世代から一回り拡大することで室内空間の快適性をアップしています。
▼リアアクスルステアリング
しかし、動作角4.5度の「リアアクスルステアリング」の採用により、最小回転半径はベースモデルで5.4mと、下位モデル「Eクラス」に匹敵する数値が実現されています。
最新装備!メルセデスベンツ新型Sクラスの内装(インテリア)デザイン
▼メルセデスベンツ新型Sクラスの画像
メルセデス・ベンツ新型Sクラスの内装は、ボディサイズの拡大にあわせより大きく、上質な空間に仕上げられています。
新型Sクラスは、モニター内のカメラにより事前に登録した7名を認識し、シートやドアミラー位置、エアコン温度、ナビゲーションの履歴、好みの音楽などを即座に提供。
シートには高品質のキルティングナッパレザーが使用され、10種類のマッサージ機能を設定するほか、音楽や照明、座席の配置、エアコンなどを統合制御し、ユーザーがリフレッシュすることができるようになっています。
また、新型Sクラスでは前モデルの40から、標準ボディで247、ロングボディで263まで使用量を増やしたLEDによるアンビエントライトが搭載され、室内空間全体を連続した光で彩ることができるように。
装備には、3D表示に対応し直感的に情報を読取ることができるメーター用ディスプレイのほか、12.8インチのインフォテインメント用OLED大型ディスプレイが採用され、より鮮明な表示としながら使用する電力を30%削減。
あわせて、新型Sクラスでは前モデルから27個ものスイッチを削減し、これらの機能のすべては、音声またはタッチ操作に。
音響には、30個のスピーカーと8個のレゾネーターを使用する「1750W Burmesterハイエンド4Dサラウンドサウンドシステム」も設定されています。
インフォテインメントシステムシステムには、ワイヤレスアップデートに対応する最新の「MBUX(メルセデスベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」を搭載。
MBUXコネクティビティシステムは、ボイスコントロールのほか、ヘッドアップディスプレイにより仮想的に10m先に映像を表示するAR(拡張現実)ナビゲーションに対応し、会話をするように自然に話すことで各機能を簡単に使うことができるように。
新型Sクラスに採用される最新の「MBUX」は、後席でも利用ができるようになっています。
また、新型Sクラスではリアシート用として、フロントシート後部の11.6インチディスプレイを左右に1つずつ、センターコンソールに取り外し可能な7インチタブレットを1つ、合計3つのディスプレイを搭載。
多彩な機能を直感的に使うことができるようになっています。
新世代!メルセデスベンツ新型Sクラスのスペック、走行性能は?
▼メルセデス・ベンツ新型Sクラスのパワートレインとスペック
▽日本仕様
- 【S400d】
直列6気筒3Lディーゼルターボ
出力:330ps/71.4kgm - 【S500】
直列6気筒3Lガソリンターボ+マイルドハイブリッド
エンジン出力:435ps/53.1kgm
モーター出力:22ps/25.5kgm - 【S580】
V型8気筒4Lガソリンツインターボ+マイルドハイブリッド
エンジン出力:503ps/71.3kgm
モーター出力:20ps/21.2kgm - 【S580e】【新設定】
直列6気筒3Lガソリンターボ+プラグインハイブリッド
システム出力:510ps/76.5kgm
EV航続距離:100km - トランスミッション:9速AT
- 駆動方式:FR or 4WD「4MATIC」
▽海外仕様
- 【S450】
直列6気筒3Lガソリンターボ+マイルドハイブリッド「EQ Boost」
出力:367ps/51.0kgm
モーター出力:22ps/25.5kgm
メルセデス・ベンツ新型Sクラスには、48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた新世代のパワートレインのほか、プラグインハイブリッドが搭載されています。
「S500」に搭載される直列6気筒エンジンは、前世代から48psも出力をアップすることで走行性能を向上。
V型8気筒搭載モデル「S580」では、71.3kgmものエンジンの最大トルクと、21.2kgmのマイルドハイブリッドシステムによるアシストをあわせて、走行性能を楽しむことができるように。
直列6気筒エンジンにプラグインハイブリッドシステムを組み合わせた「S580e」は、バッテリー容量を前世代の13.5kWhから28.0kWhまでアップすることで100kmもの距離を電力のみで走ることが可能となっています。
その他、新型Sクラスではサスペンションに「E-Active Body Control」システムが搭載され、アダプティブダンパー、5つのマルチコアプロセッサー、カメラ、合計20のセンサーにより、1秒間に1,000回の繊細な乗り心地の最適化が可能となっています。
メルセデスベンツ新型Sクラスを試乗動画でチェック!
改善!メルセデスベンツ新型Sクラスの燃費は?
▼メルセデス・ベンツ新型Sクラスの燃費(WLTCモード値)
- S400d(3Lディーゼル):12.5km/L
- S500(3Lガソリンマイルドハイブリッド):11.2km/L
メルセデス・ベンツ新型Sクラスの燃費は、最新パワートレインにより改善しています。
前モデルは3Lガソリンモデルで日本燃費値10.5km/Lとなっていましたが、新型Sクラスでは11.2km/L、ディーゼルモデルでは12.5km/Lが確保されています。
最新システム!メルセデスベンツ新型Sクラスの安全装備は?
メルセデス・ベンツ新型Sクラスには、ブランドの最新安全システムが採用されています。
システムには、自動緊急ブレーキ、ストップ&ゴーに対応するアクティブクルーズコントロール、アクティブステアリングアシスト、レーンキープアシスト、レーンチェンジアシスト、交通標識認識などを搭載。
ステアリングホイールには新たに静電容量のハンドオフ認識機能が搭載され、ステアリング操作をすることなく、手を添えるだけで運転支援システムがドライバーを認識することが可能に。
また、新型Sクラスでは後席の安全性が高められ、世界初となる後席左右リアエアバッグを採用。
乗員が車両を降りる際の事故を防止する機能も搭載され、室内空間を囲むライティングシステムもあわせて警告することで、事故を未然に防ぐことができるようになっています。
▼インパルスサイド
加えて、新型Sクラスでは快適性をアップする「Eアクティブボディコントロールサスペンション」を使用し、側面衝突の直前に車両高をアップする「インパルスサイド」機能を搭載。
これにより衝撃力を車両下部のより抵抗力のある構造で吸収することが可能とされ、安全性が高められています。
いつ?メルセデスベンツ新型Sクラスの日本発売日は?
メルセデス・ベンツ新型Sクラスに新設定された「S580e 4MATICロング」は、日本で2022年6月27日に発売されました。
メルセデス・ベンツは新型Sクラスのラインナップを強化することにより、優れた技術をアピールしていく予定です。
メルセデスベンツ・Sクラスを「おさらい」
▼メルセデス・ベンツSクラス(初代)
メルセデス・ベンツ・Sクラス(Mercedes-Benz S-Class)は、初代が1972年に登場したブランドのフラッグシップモデルです。
前モデルで6代目のW222型は2013年に登場し、セダン、クーペ、4シーターカブリオレのボディタイプを設定。
その他、最上級サブブランドとして「メルセデス・マイバッハSクラス」も用意され、ロングホイールベースモデルからさらに全長を伸ばしたリムジンとして販売されています。
パワートレインには高い環境性能を持つ直列4気筒ディーゼルハイブリッドから、ハイパフォーマンスなAMGブランドのV型12気筒ターボまで用意され、幅広いユーザーに対応しました。
新型メルセデス・ベンツSクラスについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!