トヨタが、「GRヤリス」のビッグマイナーチェンジ発売を予定しています。
改良により魅力をアップするトヨタ新型GRヤリスについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】性能大幅進化!「新型GRヤリス」改良発売!
- トヨタ新型GRヤリスの【変更点まとめ】
- 走り最重視!トヨタ新型GRヤリスの外装(エクステリア)デザイン
- 軽く!トヨタ新型GRヤリスのサイズ、車体設計は?
- ドライビング空間!トヨタ新型GRヤリスの内装(インテリア)デザイン
- 出力UP!トヨタ新型GRヤリスのスペック、走行性能は?
- 走り重視!トヨタ新型GRヤリスの燃費は?
- アップ!トヨタ新型GRヤリスの価格は?
- いつ?トヨタ新型GRヤリスの発売日は?
- トヨタ・ヤリスを「おさらい」
【最新情報】性能大幅進化!「新型GRヤリス」改良発売!
トヨタが、「GRヤリス」のビッグマイナーチェンジ発売を予定しています。
トヨタGRヤリスは、WRC(世界ラリー選手権)参戦マシンのベースになるスポーツモデルとして開発され、高出力エンジンや電子制御式4WD「GR-FOUR」による走行性能が人気になっています。
ビッグマイナーチェンジをうける新型GRヤリスでは、搭載する1.6Lターボエンジンの出力をこれまでの272psから、同型のエンジンを搭載する「GRカローラ」と同じ304psまでアップ。
また、トランスミッションにはこれまでの6速MTに加え、スポーツモデルに向けて新開発された8速ATとパドルシフトの組み合わせを新設定し、変速時間を短縮。
ボディ剛性をアップし、サスペンションセッティングも見直すことで、走行性能をアップします。
加えて新型GRヤリスではメーターに、「GRカローラ」にも採用されていた最新のデジタルメーターを搭載することで多彩な情報の表示に対応。
エクステリアには新設計されたバンパーや大型スポイラーを採用することで、空力性能が高められます。
新型GRヤリスは、2023年12月の発売が予定されています。
▼TOM'S GRヤリス
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▼GRカローラ
トヨタ新型GRヤリスの【変更点まとめ】
▼トヨタ新型GRヤリスの変更点
- エンジンの出力をアップ
- 8速AT&パドルシフト仕様を新設定
- 新設計のバンパー、スポイラーを採用
- デジタルメーターを装備
- ボディ剛性を向上し、サスペンションセッティングを見直し
▽2022年1月の変更点
- 500台限定ハイパフォーマンスモデル「GRMNヤリス」を設定。
専用エアロや剛性強化パーツ、専用チューニングエンジンを採用
▽トヨタ新型GRヤリス発売時の特徴
- 高出力を発生する専用の直列3気筒1.6Lターボエンジンを搭載
- 3ドアボディを大幅に拡大した専用の車体により走行性能を向上
- カーボン製ルーフ、アルミ製ボンネットとドアにより軽量化
- 前後駆動配分をドライブモードにあわせ変更できる新開発電子制御4WDシステムを搭載
- 大容量ブレーキシステム、専用ホイールを装備
- リアに、専用開発マルチリンク式サスペンションを採用
走り最重視!トヨタ新型GRヤリスの外装(エクステリア)デザイン
トヨタ新型GRヤリスの外装は、専用の設計を採用することにより大きく走行性能が強化されます。
ボディタイプは、ベースモデルのヤリスで5ドアハッチバックとされていましたが、新型GRヤリスでは3ドアボディを採用。
車体は、よりアグレッシブなボディワークとブリスターホイールアーチ、専用のバンパーや大型フロントグリルによりベースモデルから大きく車幅を拡大。
しかし、カーボン製ルーフ、アルミ製のボンネットとドアを採用することで軽量化されています。
ホイールは鍛造のBBS製18インチとされ、タイヤに225/40ZR18サイズのミシュラン・パイロットスポーツ4Sを組み合わせ。
ブレーキには専用の対向キャリパーと大径ローターを装備することで、安定した性能を発揮。
改良では、新設計のバンパーとスポイラーを採用することにより、空力性能が高められます。
軽く!トヨタ新型GRヤリスのサイズ、車体設計は?
▼トヨタ新型GRヤリスのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高
・ベースモデル:3995×1805×1455mm
※GRMNヤリス・ラリーパッケージ同値
・GRMNヤリス:4030×1815×1475mm
※サーキットパッケージ同値 - ホイールベース:2558mm
- 車重
ベースモデル:1280kg(RSグレード:1130kg)
GRMNヤリス:1250kg(サーキットパッケージ1260kg) - 乗員
ベースモデル:4人乗り
GRMNヤリス:2人乗り - タイヤサイズ:フロント&リア 225/40ZR18
- 参考
・ヤリス
全長×全幅×全高:3940×1695×1500mm
ホイールベース:2550mm
車重:940kg~1090kg
トヨタ新型GRヤリスのボディサイズは、専用の3ドアボディを採用することでベースとなる「ヤリス」から変更されています。
特に全幅は大幅に拡大し、高い走行安定性を獲得。
車重は4WDを採用することで増加しますが、アルミ素材のエンジンフード、トランクリッド及びドアパネルに加え、形状自由度の高いSMC工法で成形されたカーボンファイバー素材のルーフパネルを採用することにより走行性能を向上。
バッテリーやオプション設定されるインタークーラースプレーのタンクをラゲッジスペース下に配置することで、前後重量配分も最適化されています。
ドライビング空間!トヨタ新型GRヤリスの内装(インテリア)デザイン
トヨタ新型ヤリスの内装は、ムダをそぎ落とすことで、ドライビングに集中できる空間に仕上げられます。
インテリアトリムには専用のアクセントやステアリングが採用され、ホールド性を高めるスポーツシートを装備。
改良では、最新の12.3インチデジタルメーターを搭載し、多彩な情報がドライバーに提供されます。
新型GRヤリスでは、ステアリングやペダル、シフトノブの位置を最適化することで、高いパフォーマンスを楽しむことができるように。
また、JBL製オーディオシステムや安全システム「トヨタセーフティセンス」も採用することで、ドライブでの快適性や安全性も確保。
余裕のあるラゲッジスペースも用意されています。
出力UP!トヨタ新型GRヤリスのスペック、走行性能は?
▼トヨタ新型GRヤリスのパワートレインとスペック
- 【RZ】【RC】
・直列3気筒1.6Lガソリンターボ【改良】
・出力:304ps/37.7kgm
・駆動方式:4WD「GR-FOUR」
・トランスミッション
6速MT「iMT」or 8速AT【新設定】 - 【RS】
・直列3気筒1.5Lガソリン
・出力:120ps/14.8kgm
・駆動方式:FF
・トランスミッション
10速パドル付CVT「Direct Shift-CVT」
トヨタ新型GRヤリスのパワートレインには、改良された直列3気筒1.6Lガソリンターボエンジンが搭載されます。
▼参考:トヨタGRヤリス(前モデル)のスペック
- 【GRMNヤリス】【500台限定/完売】
・直列3気筒1.6Lガソリンターボ
・出力:272ps/39.8kgm
・駆動方式:4WD「GR-FOUR」
・トランスミッション:6速MT「iMT」 - 【RZ】【RC】
・直列3気筒1.6Lガソリンターボ
・出力:272ps/37.7kgm
・駆動方式:4WD「GR-FOUR」
・トランスミッション:6速MT「iMT」
改良される1.6Lターボエンジンは、最高出力をこれまでの272psから、「GRカローラ」と同じ304psにアップ。
また、トランスミッションには6速MTに加え、スポーツモデルに向けて新開発された8速ATとパドルシフトの組み合わせを新設定し、変速時間を短縮します。
▼4WDシステム「GR-FOUR」
その他、新型GRヤリスでは、電子制御式4WDシステムを搭載、前後駆動配分を0:100~100:0で可変させることが可能に。


3つのドライブモードにあわせ、「ノーマル」で60:40、「スポーツ」で30:70、「トラック」で50:50の基本値から、走行状況にあわせ駆動配分が変更されます。
また、ラリーを走行する際に必要になるスピンターンにあわせ、パーキングブレーキを引いた場合にリア側への駆動をカットする機構も装備。
前後のデフにはトルセンLSDが設定され、高いトラクション性能を発揮することが可能に。
サスペンションはフロントがストラット式、リアは専用開発されたマルチリンク式とすることで基礎から走行性能が強化されています。
走り重視!トヨタ新型GRヤリスの燃費は?
▼トヨタ新型GRヤリスの燃費(WLTCモード)
- GRヤリスRZ(1.6Lターボ&4WD):13.6km/L
- GRヤリスRS(1.5L&FF):18.0km/L
- ※参考
・ヤリス(ベースモデル)
1Lガソリン:20.2km/L
1.5Lガソリン:6速MT&FF 19.6km/L
1.5ハイブリッド:FF 36.0km/L、4WD 30.2km/L
※WLTCモード値
トヨタ新型GRヤリスの燃費は、走行性能を重視したことでベースとなる「ヤリス」からダウンしています。
しかし直列3気筒とした最新エンジンによりダウン幅は抑えられ、実燃費に近い新燃費規格WLTCモード値でも、1.5L&FF駆動の「GRヤリスRS」で18.0km/L、ハイパワー4WDの「GRヤリスRZ」で13.6km/Lが確保されています。
アップ!トヨタ新型GRヤリスの価格は?
▼トヨタGRヤリスの価格
- 1.5L/FFモデル:280万円
- 1.6Lターボ/4WDモデル
競技用ベース車:370万円
標準モデル:450万円~
トヨタ新型GRヤリスの価格は、最新の装備を採用することによりアップします。
1.6Lターボエンジン4WDを搭載するモデルは、これまで競技用ベースグレードの「RC」が330万円、主力グレードの「RZ」が396万円からとされていましたが、新型GRヤリスでは50万円前後のアップとなります。
▼参考:GRヤリス(前モデル)の価格
- RS(1.5L/CVT/FF):265万円
- RC(1.6Lターボ/6速MT/4WD):330万円
- RZ(1.6Lターボ/6速MT/4WD):396万円
- RZ”High performance”(1.6Lターボ/6速MT/4WD):456万円
- GRMNヤリス【500台限定/完売】
ベースモデル:7,317,000円
GRMNヤリス“Circuit package”:8,467,000円
GRMNヤリス“Rally package”:8,378,764円
いつ?トヨタ新型GRヤリスの発売日は?
改良される新型GRヤリスは、2023年12月の発売が予定されています。
トヨタは、ブランドを代表するスポーツモデルであるGRヤリスを改良することで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
トヨタ・ヤリスを「おさらい」
▼トヨタ・ヤリス(初代)
▼トヨタ・ヤリス(2代目)
トヨタ・ヤリス(Yaris)は、国内で販売される「ヴィッツ」の海外仕様として初代が1999年に登場したコンパクトカーです。
「ヤリス」の車名の由来は、ギリシャ神話の美の女神「カリス(Charites)」の単数形「Charis」からの造語になっています。
日本名「ヴィッツ」の由来は英語の「Vivid」(鮮やか)とドイツ語の「Witz」(機知・発想の転換)を掛け合わせた造語になっていました。
初代は、登場前に販売されていたスターレットの後継車として開発され、コンパクトカーながらデザインや機能性を高めたモデルとすることで大人気になりました。
前モデルは3代目として日本で2010年、海外で2011年にフルモデルチェンジ。
欧州では2012年にヤリスハイブリッドが新設定されていましたが、日本では「アクア」が人気になっていたことから2017年に導入されました。
モータースポーツでのベース車としても使用され、ワンメイクレースのほか、2017年からは世界最高峰ラリーにも「ヤリスWRC」にて参戦。
トヨタの新スポーツブランドとして2017年に発表された「GR」では、ブランド最上位の限定モデル「GRMN」が一番最初に設定された車種にもなりました。
新型トヨタ・GRヤリスについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!